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Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: インシテミル (文春文庫)


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怪しい 11%     面白い 39%     悪い 5%     すごい 15%     良い 9%     やすい 5%     高い 7%     少ない 5%     よい 17%     うまい 5%     楽しい 7%     殺す 9%     生き残る 7%     陥る 5%     過ごす 11%     解く 7%     引き込む 7%     惹く 7%     読む 58%     過ぎる 5%     読める 15%     描く 17%     一気に 19%     やや 7%     まるで 7%     とにかく 9%     特に 11%     そういう 7%     さらに 7%     まず 5%     全く 5%     ほとんど 5%     どう 15%    

  • Total Integration
    • 0作品 中にも出てきますが所謂「クローズドサークル 」、或いは「嵐の山荘もの」というのは、ミステリ 絡みのマニア ックなエピソードも削ぎ落として十分 に読みにとって普遍的に魅力的、と同時に矢張り古典 的は古典 的な訳で、 要はどう プレゼンテーションするか、という 青春小説 のホロ苦さ、とか人間 関係のドラマ、とかは(多分)意図的に抑制され、ミステリロジック描く 事に徹底して淫してみた作品 、といえるでしょうか米澤 さんが ハード(外枠)は凝った古典 、ソフト(プロット)はこれでもかというか、なんならクイーンばりの論理展開ミステリ 好きを待って ます 解決 部分 とかでは、実は相当やや こしい描写 (証明)してくれてるんじゃないかと思った 僕はいくつかの書店をめぐってこの本を手にしたのですが・・・ なかなか、読ませ てもらいます そのすごさが、極めてスムーズに理解できる文章力は流石なんじゃないでしょうか 良品

  • 002   12 の 客室 には 、 それぞれ 1 つずつ 、 殺傷能力 を 備 えた 凶器 が 置 かれている

    • 002   時給 1120 百円 = 11 万 2 千円 という 、 求人広告

      • 002   仕事 の 内容 は 、 12 人 の 「 暗鬼 館 」 での 7 日間 を 、 一日中観察 されるという 仕事

        • 002   館 の 中 には 、 鍵 のかからない 12 の 客室 ・ 娯楽室等 の 他 に 、 監獄 ・ 霊安室 といった 部屋 があり

          • 004   面白 かったその 三 は 、 語 り 手 の 結城理久彦 ( ゆうき りくひこ ) はじめ 、 登場人物キャラ がいい 意味 で カリカチュアライズ されていて 、 イメージ が 描 きやすかったこと
            • 033   しかも 、 結城 の アノ 言葉 で 、 かなり 救 われた 気 がしました

          • 004   また 、 ライト ノベル出身著者 らしく 、 キャラ も 立 っていて 、 登場人物 の 多 い ミステリ にありがちな 「 あれ 、 今死 んだこいつ 誰 だっけ ? 」 といった 事態 に 陥 る 事 も 少 なかったです
            • 005   また 、 ライト ノベル出身著者 らしく 、 キャラ も 立 っていて 、 登場人物 の 多 い ミステリ にありがちな 「 あれ 、 今死 んだこいつ 誰 だっけ ? 」 といった 事態 に 陥 る 事 も 少 なかったです

          • 004   ディクスン・カー や エラリー・クイーン など 、 海外 の 本格 ミステリ 好 きのすれっからしの ファン に 、 「 気晴 らしにひとつ 、 こんなんどう ですか 」 とおすすめしたい 一冊

            • 005   そして 、 ミステリ 好 きなら 垂涎 ものの 条件 下 で 繰 り 広 げられる 連続殺人 劇 からは 、 一時 も 目 を 離 す 事 ができませんでした

              • 006   秀逸 な 新本格 を 求 めている 方是非読 んでみてくださいとしか

                • 007   ぶちゃけ 、 疑問点 や 矛盾 点 はありまくりです

                  • 009   こうした 大道具 、 小道具 が 、 今 しも 話 の 盤上 で 、 『 そして 誰 もいなくなった 』 的連続殺人 劇 の 雰囲気 を 出 していて 、 わくわくさせられましたね
                    • 009   推理 小説 ではよくある 、 クローズド サークル での 連続殺人 物 です

                  • 009   ボリューム もたっぷりあり 、 スリル と 推理 する 楽 しめたので 買 って 良 かったです
                    • 009   ボリューム もたっぷりあり 、 スリル と 推理 も 楽 しめたので 買 って 良 かったです
                    • 038   設定 が 少々強引 だが 、 限定 された 条件推理 する 楽 しさを 味 わえる

                  • 009   将来文庫落 ちするときも 上下巻 に 分 かれそうな 長 さですから 、 そこまで 値段 は 落 ちないのではないかと 思 います

                    • 010   序盤 で 、 自分 が 怪 しいと 思 っていた 人物 がなかなか 犯人 とも 犯人 じゃないともいえない 感 じだったので 、 ずーっといらいら
                      • 038   すると 、 あーっとあてはまる 人物 もいるし 、 よくわからない 人物 もいる

                    • 011   実 はこの 作家作品 を 読 むのは 3 作目 になるのですが 、 前回読 んだ リーズ ものの 2 作品 の 感想 は 「 いまひとつ 何 かが 物足 りない 感 じ 」 でした
                      • 019   実 はこの 作家作品 を 読 むのは 3 作目 になるのですが 、 前回読 んだ リーズ ものの 2 作品 の 感想 は 「 いまひとつ 何 かが 物足 りない 感 じ 」 でした

                    • 013   謎解 きもやや 唐突 だし 、 なるほど 、 と 感心 するほどの 手口 でもない

                      • 013   あくまで 極限状態 のなかにある 疑心暗鬼 の 登場人物 を 楽 しむ 作品

                        • 014   バイト募集 要項 の 怪 しさや 、 実際 の 現場 に 関 する 情報 についてですね
                          • 002   怪 しいがお 金 が 欲 しい 等 、 それぞれ 思惑 をもった 12 人 が 集 まった

                        • 015   暗鬼 館 という 地下 住居 に 集 められた 12 人 の 施設 で 7 日間 を 過 ごせば 、 時給 11 万 2000 円 × 7 日分 を 支払 うと 約束 され 、 この 高額 な アルバイト応募 してきた 12 人
                          • 015   暗鬼 館 という 地下施設 で 7 日間 を 過 ごせば 、 時給 11 万 2000 円 × 7 日分 を 支払 うと 約束 され 、 この 高額 な アルバイト応募 してきた 12 人

                        • 015   暗鬼 館 は 地下 にあるため 窓 はいっさいなく 、 照明 も 極限 にしぼってあり 、 そのような 外界 と 一。
                          隔 てられ 、 光 に 乏 しい 状況 の 中 で 生活 を 強 いられる
                          • 015   暗鬼 館 は 地下 にあるため 窓 はいっさいなく 、 照明 も 極限 にしぼってあり 、 そのような 外界 と 一。隔 てられ 、 光 に 乏 しい 状況 の 中 で 生活 を 強 いられる

                        • 015   全員 が 死 んでしまう 設定 ではないだろう 、 生 き 残 るのは 主人公 だろうし 、 なんて 考 えながら 読 み 進 む
                          • 035   全員 が 死 んでしまう 設定 ではないだろう 、 生 き 残 るのは 主人公 だろうし 、 なんて 考 えながら 読 み 進 む
                          • 049   この 設定 では 、 以下 の 点 が 興味 の 的 となるだろう

                        • 015   一人 は 鉄 の 棒 、 一人 は 毒物 といったように … 誰 もが 疑心暗鬼 に 陥 り 互 いを 牽制 する 中 で 、 三日目 の 朝 、 遂 に 一人 目 の 犠牲者 が 出 た

                          • 017   途中 まで スゴ い ワクワクドキドキ して 興奮 したが 、 中盤 後半 辺 りから 半 ば 突然 に 主人公 が 金田一少年 の 様 に 謎解 き 名人 に 変貌 してしまい 残念 かつ 違和感 を 感 じた

                            • 018   彼 らはこれだけの 時給 を 手 に 入 れられる 代 わりに 、 地下 にある 建物 「 暗鬼 館 」 で 、 一週間 の 滞在期間中 、 行動観察 される

                              • 019   もともと 「 館 」 的 な 話 が 好 きだったこともあり 「 設定 だけの 話 でなければ 」 と 願 いつつ 読 み 始 めましたが 、 設定人物展開描写 ともにしっかりしていて 、 期待裏切 られることなく 、 最後 まで 楽 しめました
                                • 001   解決 部分 とかでは 、 実 は 相当 やや こしい 描写 ( 証明 ) してくれてるんじゃないかと 思 いますが 、 極 めて スムーズ に 理解 できる 文章力 は 流石 なんじゃないでしょうか

                              • 019   表紙 だけ 見 て 、 軽 い 小説 なのだろうと 判断 し 、 パラパラ と 読 み 始 めたところ 、 いい 意味期待裏切 られ 、 見事作品 に 入 り 込 んでしまった
                                • 018   表紙 だけ 見 て 、 軽 い 小説 なのだろうと 判断 し 、 パラパラ と 読 み 始 めたところ 、 いい 意味期待裏切 られ 、 見事作品 に 入 り 込 んでしまった

                              • 021   クローズド サークル もので 、 様々 な 名作 ミステリ ー への オマージュ も 満載 ということで 、 「 ミステリ 読 み 」 の 注目 を 集 め 、 解。
                                議論 で 結構 エジキ になっているところもありますが 、 私 は 個人的面白 いと 思 いました
                                • 014   なので 、 個人的面白 かったかどう か 、 それだけを 述 べます

                              • 021   たまには 頭 を 捻 りながら 作者推理 比 べをしてみたい

                                • 025   しかし 、 そこには 「 人 を 殺 せば ボーナス として 報酬 が 2 倍 になる 」 などという ルール存在 した
                                  • 015   しかし 、 そこには 「 人 を 殺 せば ボーナス として 報酬 が 2 倍 になる 」 などという ルール存在 した

                                • 027   「 ライヤーゲーム 」 と 「 そして 誰 もいなくなった 」 を 足 して 2 で 割 った 感 じ

                                  • 028   おかげで 、 片足 を 「 米澤 ワールド 」 、 もう 片足 を 「 ( わりと 本格ミステリ 」 に 突 っ 込 んだ 立 ち 位置 でも 一気 に 読 むことに
                                    • 028   おかげで 、 片足 を 「 米澤 ワールド 」 、 もう 片足 を 「 ( わりと 本格ミステリ 」 に 突 っ 込 んだ 立 ち 位置 で 読 むことに

                                  • 028   もし タイトル が 「 暗鬼殺人 事件 」 で 、 装丁 がもっと ミステリ っぽかったら 、 どんな 風 に 感 じたか ? ミスリード とまでは 言 わないが 、 違 うものを 出 したい ! という 意気込 みが 感 じられるような
                                    • 015   ( 装丁 と 内容 が 一致 していないからあまり 手 に 取 られないのかも

                                  • 029   「 背景 」 を 知 らなくても 十分 楽 しめると 思 うが 、 ミステリ 好 きな 人 がいるならもっと 楽 しめるのかなと 思 います
                                    • 010   ミステリ ー に 詳 しい 人 がいるなら 、 そういった 行動 をとるんじゃないかと
                                    • 029   「 背景 」 を 知 らなくても 十分 楽 しめると 思 うが 、 ミステリ 好 きな 人 ならもっと 楽 しめるのかなと 思 います

                                  • 031   ハード ( 外枠 ) は 凝 った 古典 、 ソフト ( プロット ) はこれでもかというか 、 なんなら クイーン ばりの 論理展開ミステリ 好 きを 待 ってます
                                    • 031   同作者 のお 菓子 リーズ 古典リーズ と 比 べてかなり 本格 ミステリ 寄 りの 作品 と 言 えるだろう

                                  • 032   7 日間 24 時間暗鬼 館 という 館 で モニタ リング されながら 過 ごすだけで 時給 十一万二千円
                                    • 042   7 日間 24 時間暗鬼 館 という 館 で モニタ リング されながら 過 ごすだけで 時給 十一万二千円

                                  • 032   主人公 の 暢気 な 性格 に 呼応 した 軽妙 な 文体 で 、 物語 は 語 られていきます

                                    • 032   米澤 穂信 という 作家作品 を 読 むのは これが 初 めてです

                                      • 035   ただ 、 主人公 達 の 推理 の キレ が あまり 良 くないなという 印象 を 持 ちました
                                        • 035   ところどころにちらほら 挟 まれている 、 古今東西 の 推理 小説 の 香 り

                                      • 036   全編 を 通 じていわゆる 「 王道 」 の 推理作品 における ネタ が ちりばめられているようで 、 元 ネタ のわからない 私 にとっては さほど 楽 しい 趣向 ではなかったのですが 、 「 ミステリ ー 好 き 」 の 方 にとってはそういう 部分 は 思 わず ニヤリ で 楽 しめる 部分 なのかもしれません
                                        • 036   推理 物 というと 金田一 や コナン ( アニメ どまりの 知識 … ) ですら 型通 りの 展開推理 のめんどくささから 敬遠 してましたが

                                      • 038   心理 実験 めいた 殺人 ゲーム だから 、 論理 と 謎解 きが 本作品 の キモ となる

                                        • 039   普通 ミステリ では トリック などが 目玉 であって 凶器ストーリー を 盛 り 上 げる 付加要素 に 過 ぎませんでしたが このようにここまで 凶器 を クローズアップ した ミステリ 小説 は 初 めてだったので 新鮮 で 面白 かったです
                                          • 050   ルール を 逆手 にとった 、 意外凶器 による 殺害方法 が 冴 えています

                                        • 039   この 12 種類 の 凶器 が バラエティ あふれる モノ で 有利 なもの 不利 なものも 当然 あるからみんな 他人 の 凶器 が 気 になる

                                          • 040   この 本 をわざわざ 捜 して 読 むきっかけとなったのは 、 偶然書店 で 見 つけた 1 枚 の 安 い チラシ

                                            • 041   ホリプロ 創立 50 周年記念映画 として 、 『 インシテミル・ 7 日間 の デス・ゲーム 』 と 題 して 藤原竜也主演 で 、 ’ 10 年 10 月 に 劇場公開 される
                                              • 013   ライアー・ゲーム殺人 ゲーム 版 という 感 じ

                                            • 041   施設地下 にある < 暗鬼 館 > に 腰 を 据 えた 彼 らを 待 っていたのは 、 特殊 な 報酬 を 含 めた 謎 めいた 戦慄 の 殺人 ゲーム への 参加 ルール だった

                                              • 041   ’ 07 年 、 「 週刊文春 ミステリ ーベスト 10 」 国内部門 で 第 7 位 、 「 この ミステリ ー がすごい ! 」 国内編 では 第 10 位 に ランクイン した 注目 の 俊英 ・ 米澤 穂信 の 新感覚 ミステリ

                                                • 041   本書 は 、 ミステリ ー の マニア でも 、 そうでない 人 も 充分楽 しめる 、 米澤 穂信 が 本格 ミステリ ー に “ 淫 した ” 傑作 である

                                                  • 041   決 して 短 い 小説 ではないが 、 一気 に 読 ませる 終始 スリリング展開終盤 に 二転三転 する 真相

                                                    • 041   現実離 れした 究極 の クローズドサークル 、 特殊 な ルール に 縛 られた 記号的 な 登場人物 たち 、 彼 らの 間 で 巻 き 起 こる 連続殺人 事件

                                                      • 043   とにかく 設定 に グッ ときて キャラ に 引 っ 張 られて 計算 された ミスリード により 鮮 やかに 騙 されて 清々 しい 読後感 を 得 られたので 買 ってよかったと 思 いました

                                                        • 043   展開 の 割 に 陰鬱 さが 少 ないのは 主人公 の ノンキ な 思考 と 表紙 の 彼女 の 存在 の 賜物 でしょう

                                                          • 044   過去 の ミステリ ー の オマージュ ともとれる 様々 な 凶器キャラ クター 造形 もよく 出来 ていますが 、 非論理的 な 世界 ( 見回 りする ガード 、 各種 ボーナス となる ルール 設定 など ) で 適用 される 極 めて 論理的 な 結末見事 です

                                                            • 044   物語 という 虚構 の 世界 でのみ 通用 する 論理性 という 視点 では 山口雅也 「 生 ける 屍 の 死 」 を 思 い 出 しました

                                                              • 046   また 、 本作 では ミステリ 的 な 道具立 てがふんだんに 用意 されていながら 、 その 意味 を 読 み 取 れる 者 が 少 ないため 、 十分 には 活 かされ 切 れていません

                                                                • 046   ミステリ のお 約束 が 成 り 立 たない 状況 しかし 、 著者 はこうした アウェー 的状況 下 において 、 ジャンル 読者 と 一般読者 双方 が 納得 できる 論理的解明 を 見事 に 成 し 遂 げています

                                                                  • 047   Day Before とか 、 須和名 とか 、 意味 ありげで 別 に 意味 無 いだけだった 、 と

                                                                    • 049   自分犯人 と 分 からない 様 に 他人 を 殺 せば 殺 す 程 、 報酬 が 高 まると 言 う 設定
                                                                      • 013   それぞれが 犯人 になるか 被害者 になるか 、 名探偵 になるか

                                                                    • 049   召集目的人間 の 根源的心理 「 怒 り 」 の 心理 観察 をする 由

                                                                      • 049   登場人物 の 造形 の 不充分 さも 手伝 って 、 物語緊迫感 を 殺 いでいる

                                                                        • 050   一週間 を 無難 にやり 過 ごそうとする 多数派 の 思惑 とは 裏腹 に 、 彼 らに 疑心暗鬼 を 生 じさせ 、 相互不信 に 陥 らせる 最初事件趣向巧妙

                                                                          • 050   彼 らはそこで 一週間 、 24 時間 モニタ リング されながら 過 ごすことになるのだが 、 その 期間 にあった 殺人 を 含 む 不法行為 は 一切不問 に 付 され 、 しかも 、 〈 犯人 〉 ・ 〈 探偵 〉 ・ 〈 助手 〉 といった 役割 を 果 たした 者 には 、 ボーナス が 発生 するという

                                                                            • 051   主人公 に 語 らせている 通 り 、 著者 の 驕 りが 表 れている

                                                                              研究 開発