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Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: 格差社会—何が問題なのか (岩波新書)


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物足りない 5%     やすい 15%     少ない 5%     高い 20%     多い 25%     正しい 5%     大きい 15%     おかしい 5%     よい 12%     低い 5%     良い 28%     基づく 12%     掴める 5%     論じる 25%     強まる 5%     開き直る 5%     示す 23%     広がる 17%     よる 7%     高まる 5%     挙げる 12%     用いる 10%     いわば 5%     必ずしも 5%     少なくとも 7%     小さな 12%     かつて 5%     大きな 17%     やや 5%     多少 5%     既に 7%     むしろ 5%     同時に 5%    

  • Total Integration
    • 0(新書) 「格差の何が悪いのか」 かつて 小泉首相 が投げかけた疑問 に、社会学者 が答える 本書 では、データ統計 をもとに格差社会を知るには最善の本だろう学者意見説得力 がある近年経済 の主流は貧困 ・格差とい った社会構造 の問題解決テーマ としては異論も多い思います が、 本書経済 専攻の大学 生が公共 経済 を学ぶ前に、現在 の問題を整理 する意味 で読むと いいでしょう問題の分類、概念は経済 一般 のスタイルですが、専門用語はほとんど 用いて いない(ただし、当該分野 を少しでも学べば、何をさしている これをどう実践していくかはわかります) ので、専攻としない人が読むこ ともできますが、若干バックグラウンドがある方がいい でしょう分量も多くなく、要点をまとめているので読みやすい かと思います 貧困 ・格差は幅広いテーマ ですが、一般 論というか、抽象的には グローバリズムが注目されているようです 同テーマ につながり、ひいては、社員のスティグリッツの一連の著作※が有名で、東南アジア各国他の貧困原因 を欧米への金融・資本市場への解放と極端な投機資金の流入・放任に求めていにはどますが、 日本貧困 研究 」にあるように経済 規模の大きい 国では、本書 のように内国政策 に注目した(標準的な)解釈 の方があっているでしょう ※世界 を不幸にしたグローバリズムの正体 人間幸福 になる経済 とは何か、他 最近出版 されたのは、2006年9月 現在 は民主党への政権交代があり状況は相当変わっていますが、いずれもかなり似た内容 です スティグリッツの主張 については、問題の指摘は鋭いものの、是正 策の提言 が弱い難点に ありますが、本書 は分量が限られている中で、明確な数値 での増税を提言 するなど、 主張 がはっきりしていますただし、格差是正 を目的とした増税の数値 目標ですので 財政問題にどの程度寄与するかという面の話ではありません(それを求めるのは本書 の 範囲を超えているでしょう) 本分野 について、もう少し体系的に勉強したい場合、「スティグリッツ公共 経済 」他が あります本書 はスティグリッツ色がない、中立的な入門書 ですが、分量があり、また 例題はほぼ全て米国の話になります あるいは現在貧困 問題 だけを読み物により知りたい場合、若干軽い内容 になりますが 「ヤバイ経済 」が米国の貧困 問題 を色々な(傍目には悪ふざけに思える)尺度をにより 分析 しています 「格差社会…」では、貧困 の尺度を所得 で測るこ数値 とにすること、またどの統計 を使ったか その統計判断 できる範囲についての説明 が各所で出てきますが、「ヤバイ経済 」を 読むと、貧困 の尺度自体についても学問的な議論 があることを感じられるでしょう

  • 001   「 格差社会 … 」 では 、 貧困 の 尺度 を 所得 で 測 ることにすること 、 またどの 統計 を 使 ったか その 統計判断 できる 範囲 についての 説明 が 各所 で 出 てきますが 、 「 ヤバイ 経済 」 を 読 むと 、 貧困 の 尺度自体 についても 学問的 な 議論 があることを 感 じられるでしょう

    • 002   本書 ではこれらを 読 むと 、 日本 はそういう 点 で 非常 に 遅 れているという 事 が 分 かる
      • 002   本書 ではこれらを 丹念 に 考察 することでどうすれば 良 いのか
      • 003   それを 、 具体的 に 統計 数値 を 使 って 示 してくれるのが 本書 である

    • 002   長引 く 不況よる リストラ 、 非正 規職員 の 増大ニート などの 増大

      • 003   いまの 世論 は 、 「 増税 よりも 支出 を 減 らせ 」 との 意見 ばかり 聞 こえてくるが 、 「 小 さな 政府 」 を 指向 した 結果 が 、 格差 がつく 社会 を 生 み 出 したといえる
        • 003   いまの 世論 は 、 「 増税 よりも 支出 を 減 らせ 」 との 意見 ばかり 聞 こえてくるが 、 「 小 さな 政府 」 を 指向 した 結果 が 、 格差社会 を 生 み 出 したといえる

      • 004   所得 格差 ・ジニ 係数 ・ 貧困 率 といった 数値 は 論拠 とする 統計 によってもことなるし 、 数値 が 必 ずしも 実態 を 表 すわけでもない

        • 004   統計 から 読 みとれる 事象 、 世間 や 学会 でいわれている 論説 、 自己 の 主張 を 区別 しようとした 態度 には 好感 が 持 てる

          • 005   高齢化 の 結果 として 少子化 が 進 み 国力 の 衰退 する 中 で 展開 されている 今日 の 格差論 自体 ももはや 経済 的側面 に 限 らない 範囲 に 浸透 し 、 議論 は 多岐 にわたって 新書 サイズ では データ 等 に 関 しても 不十分 な 面 があるが 、 関心 のある 読者 には 著者自 らが 『 日本貧困 研究 』 ( 東大出版 ) へ 読 み 進 めることを 奨 めている

            • 005   ( 新書 ) 著者 には 既 に 同新書 98 年刊 の 『 日本経済 格差 』 があり 、 今日 の 格差論 議 を 十年前 に 予言 していたとも 言 える 先駆的業績 をもつ 著名 な 近代経済 者 であり リベラル 派研究 者 である

              • 006   もちろん 、 いろいろな 解決 の 道 があるわけですから 、 それだけが 唯一 のものではないのですが 、 少 なくとも 一 つの 考 え 方 を 与 えてくれているのは 確 かです
                • 025   就職先 を 探 す 時期 にたまたま 日本 経済 が 大不況 だったので 、 やむをえず フリーター になったのであれば 、 機会 が 与 えられていなかったと 言 えます

              • 006   小泉前首相 の 言 った 「 格差社会 のどこが 悪 い 」 という 開 き 直 りとも 言 える 発言 の 裏 に 潜 む 問題点 や 真意 を 明 らかにしてゆきます

                • 007   基本 的 に 筆者 は 「 格差 は 幅広 がっており 」 「 格差 が 大 きな 社会 は 問題 である 」 という 意見 です
                  • 007   基本 的 に 筆者 は 「 格差 は 広 がっており 」 「 格差 が 大 きな 社会 は 問題 である 」 という 意見 です

                • 008   ( 新書 ) 日本 と 諸外国 との 比較自分 と 他 の 年代人間 との 比較 … これらにおいて 、 教育福祉雇用 、 社会保障 … と 言 った 様々論点 からの 「 格差 」 の イメージ がよく 掴 めるように 出来 ている

                  • 008   それより 、 多少 税金 が 上昇 しても 、 『 確実 に 将来給付 を 受 けられる 』 『 引退後 、 安心 して 生活 出来 る 』 というような 社会保険料 を 納 めたいものである

                    • 008   若 い 人間 は 、 誰 もが 年金 に 対 して 不信感 を 持 っているはずだ

                      • 009   但 し 、 本書 の 後半 で 述 べられている 「 それでは 格差 はどうすれば 良 いのか 」 という 点 に 関 する 著者意見 については 、 かなり 違和感 を 感 じた
                        • 033   但 し それをどのような 座標軸 で 見 ていくことが 正 しいのか

                      • 009   格差 の 縮小 方法 については 意見 もあろうが 、 少 なくとも 現状把握 という 点 では 本書 は 総 じてけれんみはないが 、 真 っ 当 な 見解 しか 述 べられており 、 一読 の 価値 があると 思 う
                        • 010   問題解決 策 にしてもありふれた 見解 しか 述 べられていません

                      • 009   統計 データ の 出典 は 公的 機関 の 調査 による ものであり 、 信頼 性 も 高 い

                        • 010   非正雇用 にしても 機会平等 についても 、 一般 論 というか 、 抽象的 にまとめてしまっ ている 感 が 否 めません

                          • 012   今年 の 国政選挙 では 本書 のようなきちんと 整理 した 視点格差論 を 論 じられることを 与野党 に 期待 したい

                            • 014   ( 新書 ) 格差社会 を 論 じるのも 乱暴 だという 言葉 が 一人歩 きしているが 、 著者 はこれを 「 上層 と 下層 との 差 が 拡大 する 社会 」 と 「 貧困増大 する 社会 」 に 分 けて 定義 し 、 貧困 を 無 くすことを 主張 している ( p151 )
                              • 019   ( 新書 ) 格差社会 という 言葉 が 一人歩 きしているが 、 著者 はこれを 「 上層 と 下層 との 差 が 拡大 する 社会 」 と 「 貧困増大 する 社会 」 に 分 けて 定義 し 、 貧困 を 無 くすことを 主張 している ( p151 )
                              • 033   勿論 逆 にそういう 極端 な 海外 の 事例 を 引 き 合 いに 出 して 日本 の 格差社会 を 論 じるのも 乱暴 だという 反論 もありえよう

                            • 014   」 、 「 市場重視 の 競争社会 は 、 貧困 にとって 問題 であるだけでなく 、 社会全体 でみても 弊害 が 大 きい

                              • 015   慎重 かつ 大胆 な 煽 りこそが 、 多 くの 読者 を 相手 にする 新書 の 必要 条件 ではないだろうか ? 他 にも 類書 が 多数 あるとはいえ 、 岩波 ブランド を 信頼 して 購入 する 人 も 多 いはず
                                • 015   過剰 な 煽 りがない 分 、 信頼 できそうな 語 り 口 も 個人 的 に 駄目

                              • 017   多 くの 日本 人 は 、 日本平等 な 国 だ 、 と イメージ を 持 っているが 、 実 は 違 う 方向 に 向 かいつつあるという 現実筆者 は 示 している

                                • 018   所得 格差 や 希望格差 など 、 あらゆる 格差社会 というものとして 固定 してみると 、 現象 を 取 り 上 げており 、 日本 にはどのような 格差 が 存在 するのかが 解 りやすく 記 さ れています
                                  • 010   所得 格差 や 希望格差 など 、 あらゆる 格差 を 取 り 上 げており 、 日本 にはどのような 格差 が 存在 するのかが 解 りやすく 記 さ れています
                                  • 011   日本 において 格差 が 広 がっているということが 良 く 分 かった
                                  • 012   ( 新書 ) 格差論 バブル と 評 される 昨今 、 何 を 読 んだら 良 いか 迷 ったらまず 本書 を 手 にとられることをお 勧 めする
                                  • 016   ( 新書 ) “ 格差社会 ” を 語 るなら 、 読 んでおいた 方 が 良 い 本 です
                                  • 018   ( 新書 ) 格差社会 というものがあるのだろうか
                                  • 018   格差社会 というものとして 固定 してみると 、 現象 を 見誤 らないだろうか
                                  • 018   格差社会 として 機能 している 仕組 みを 見出 すとよい
                                  • 032   とりあえず 格差本 を 読 むのであれば これをお ススメ したい
                                  • 036   格差拡大 について 反対 ありきで 書 かれた 由縁 でしょう
                                  • 037   しかし 、 格差拡大 が 起 こっていないという 前提 であれば 、 セーフティネット縮小 するのはごく 自然 な 理屈 なのではないか

                                • 019   第五章 で 著者 の 揚 げる 対策 には 最低賃金 の 引 き 上 げなど 、 実行 可能 性 に 疑問 の 有 るものもあるが 、 格差社会 に 賛成 の 人 も 反対 の 人 も 必読 の 書

                                  • 020   ( 新書 ) 特 に 最近 格差 が 大 きくなっている 中 で 、 格差 の 現状検証格差拡大 の 要因分析 、 これからの 社会 についての 考察 ・ 提案 などについて 、 書 かれている
                                    • 004   新書 ということで 紙幅 に 制限 もあるが 、 現状 分析 が 主 で 、 著者主張 する 対策 の 正当性 や 論拠 がいまひとつ 深 まらなかったことが 残念 である

                                  • 020   各種統計 データ が 示 され 、 現状 どれくらいの レベル であるのかが 、 客観的把握 できるので 、 どちらの 立場 の 方 でも データ 等 から 判断 しながら 読 むことが 出来 る 点 が 良 い

                                    • 020   著者 は 、 現状 の 格差 レベル を 「 問題 あり 」 と 認識 し 、 新自由主 義的 ではなくどちらかというと 社会民主主義的 立場 にて 、 格差是正方向 性 を 唱 えている

                                      • 021   先進 国 の 中 で 日本 は 「 低福祉 ・ 低負担 の 国 」 であり 、 充分 に 「 小 さい 政府 」 であるにもかかわらず 、 さらに 国民 が 「 小 さな 政府 」 を 求 める 根底 には 政府 に 対 する 不信感 があるとする 点 は 的 を 得 ている
                                        • 008   よって 、 『 年金 に 対 する 不信感 ( 将来 ちゃんと 貰 えるか 貰 えないか 分 からない ) 』 → 『 払 わない 』 → 『 国民 年金未納率 の 上昇 』 … という 流 れになってしまう

                                      • 021   「 最 も 不幸 な 立場 にいる 人 の 厚生 を 上 げることを 政策基本 とすべし 」 という ロールズ の 格。
                                        原理 に 基 づき 、 貧困 の 数 をできるだけ ゼロ に 近 づける 努力 が 格差社会 にあっては 重要 という 立場 から 、 さまざまな 処方箋 を 明示 している
                                        • 021   「 最 も 不幸 な 立場 にいる 人 の 厚生 を 上 げることを 政策基本 とすべし 」 という ロールズ の 格。原理 に 基 づき 、 貧困 の 数 をできるだけ ゼロ に 近 づける 努力 が 格差社会 にあっては 重要 という 立場 から 、 さまざまな 処方箋 を 明示 している

                                      • 021   格差社会 の 問題全般 について 知識 を 得 るには 最適 の 書

                                        • 023   所得 の 格差 、 生活 の 格差 、 学歴 の 格差 、 幸福 の 格差

                                          • 023   なるほど 、 非正雇用 がこれだけ 蔓延 するのは 、 戦後初 めてではないだろうか

                                            • 023   グローバリズム を 声高々 に 導入 する 政治家 、 机上 の 空論 を 操 る 経済 者 はこれを 読 んだだろうか

                                              • 024   それだけに 客観的 、 多面的 な 格差社会 に 説明 でいるが 、 著者 はどちらも 重要 だときる 部分 と 、 感情 によってしか 説明 できない 部分 とを 分 けて 説明 して 考 えられる 論点期待 しましたが 、 残念 ながら 著者 本人主義 主張 が 語 られているだけで 、 私 の 素朴 な 疑問 に 答 えてくれるものではありませんでした
                                                • 024   経済 や 計算 によって 客観的説明 できる 部分 と 、 感情 によってしか 説明 できない 部分 とを 分 けて 説明 しているが 、 著者 はどちらも 重要 だと 考 えているようだ
                                                • 030   ( 新書 ) 格差社会 に 関 して 考 えられる 論点 を 列挙 し 、 主 に 経済視点 から 論 じています

                                              • 024   頭 が 堅 くて 、 サヨクアレルギー があって 、 格差社会 には 問題 ないと 思 っているような 保守的 な 人 たちに 是非読 んでもらいたい 一冊

                                                • 025   この 逸話 をどう 評価 するのではないか 、 それは 人 によって 異 なると 予想 しますが 、 海外 逃避 する 日本 人 の 富裕 者 の 答 えも 聞 いてみたいものです 」 ここなんて 、 日本 は 国 の 規模 も 世代人口構成 も スウェーデン とはまるっきり 違 うので 、 スウェーデン と 日本比較 するのは 見当違 いなのでは … と 首 を 傾 げてしまった
                                                  • 039   ( それは 拝金主 義 の 裏返 しであり 、 富裕 者以外 にとっては 却 って 虚 しさと 卑 しさを 感 じるのではないか ? ) 個人幸福 度 は 一定 の レベル を 上回 っていれば 究極的 には 経済 的 な 裕福度 には 関係 しない

                                                • 025   25 歳 〜 35 歳世代 の 若年非正雇用 者 ・フリーター の 多 さは 大問題 で 、 国 には 早急 に 、 もっと 実効性 のある 支援策 を 打 ち 出 す 義務 があると 思 っている

                                                  • 026   その 原因 としては 、 第一 に 長期不況よる業者増大 、 第二 に 主 として 企業 側 の コスト 削減要求 による 非正 規労働者 の 急増 ( 過当競争 や サービス 残業 の 増加 も 影響 ) 、 第三 に 賃金 決定 の 分権化 と 成果主義 賃金 の 導入 、 生活 保護給付 額以下 の 最低賃金 設定 、 第四 に 累進課税 の 緩和 、 社会保険料 の 増額 と 給付 の 削減 、 第五 にそれらの 背景 にある 新自由主 義的 構造 改革経済 効率 は 上 がるが 、 分配 は 不平等 化 ) が 挙 げられる

                                                    • 026   ( 新書 ) 1943 年 に 生 まれ 、 欧米 の 研究 機関 に 在籍 し 、 経済 企画庁 の 研究 官 、 日本 銀行客員研究 員 、 経済 産業省 ファカルティーフェロー 、 日本 経済 会会長等 を 歴任 した 研究 者 が 、 2006 年 に 刊行 した 本

                                                      • 026   教育 予算削減 の 下 で 、 親 の 所得 格差 が 子 の 教育 格差 につながり 、 ひいては 希望格差 、 健康格差 につながる 傾向 も 強 まりつつあり ( 階層固定 ) 、 また 無駄 の 多 い 公共 事業 に 代 わる 地域支援策 もないまま 、 地域間格差 も 深刻化 している

                                                        • 026   日本 では 1980 年代 以降セーフティネット縮小 の 下 で 、 所得 分配 の 不平等 化 が 進 み 、 貧困 者 ( 母子家庭 、 高。単身者 、 失業給付 を 受 けられない 若年層 ) の 増加 とその 所得低下 の 深刻化 が 見 られ 、 OECD 加盟国 の 中 でも 不平等 度 が 高 い 国 となっている

                                                          • 026   他方 、 富裕 層 は 経営者 ・ 医者等 から 成 るが 、 彼 らには 手軽 な 金稼 ぎや 節税 への 志向 が 見 られ 、 人材配置 の 歪 みも 顕在化 しつつある

                                                            • 027   より 、 新自由主 義的立場 に 近 い 、 『 新平等 社会 — 「 希望格差 」 を 超 えて 』 ( 山田 昌弘著 ) を 併 せて 読 むことをおすすめしたい
                                                              • 016   著者 の 格差 に 対 する 考 え 方 が 、 非常 に 分 かりやすく 表現 されています

                                                            • 027   著者 は 格差社会 の 処方箋 として 、 所得 税 の 累進制 の 強化 や 消費 の 贅沢品課税 による政府 主導 の 所得分配 機能 の 強化 を 謳 っているが 、 個人 的 にはこの 議論 にはあまり 賛同 できない

                                                              • 028   こんなことしたら 、 格差 は 減 るかもしれませんが 日本 経済 の ( 少 なくとも 企業 セクター の ) 成長力 や 活力 は 衰 えていき 、 結果 的 に 日本 全体貧困 になってしまうのではないか ? と 心配 になってしまいました
                                                                • 015   そうした 人 にとっては 1 冊 で 格差問題全体 像 と 同時 に 核 となる 問題 の 所在 、 その 背景 までを 明 らかにするような 構成 が 親切 ではないか ? 姿勢 は 支持 できても 読 み 物 として 退屈 でした
                                                                • 036   著者格差拡大 に 反対 の 意見 を 持 っておられます

                                                              • 028   例 えば p . 140 で 挙 げられている スウェーデン 人 の プロ・テニスプレーヤー 、 ビヨン・ボルグ の 話 に 関 する 以下 のくだり : 「 現役 で プレイ をしている 頃 、 所得 税率 が 高過 ぎるとして 、 節税 のために 税率 の 非常 に 低 い モナコ に 住居 を 移 しました
                                                                • 025   例 えば p . 140 で 挙 げられている スウェーデン 人 の プロ・テニスプレーヤー 、 ビヨン・ボルグ の 話 に 関 する 以下 のくだり : 「 現役 で プレイ をしている 頃 、 所得 税率 が 高過 ぎるとして 、 節税 のために 税率 の 非常 に 低 い モナコ に 住居 を 移 しました

                                                              • 028   関心 はあったものの 、 「 じゃあ 、 格差 はなくなった ( 減 った ) ほうがいいの ? ( それって 社会主義 国家 じゃん ) 」 「 本当改革 で 格差 が 広 がったの ? 因果関係 はあったの ? ( そうは 思 えないけど ) 」 「 そもそも 格差 ってなに ? ( ジニ 係数 って 言 われたって … ) 」 という 素朴 な 疑問 に 答 えてくれる 報道 はなく … 今頃 ( 2008 年 ) になって 本書 を 手 にとりました
                                                                • 028   著者10 年 ほど 前 から 経済 格差 に 関 する 著作 を 書 いてきたこの 分野 での 第一人者 とのこと
                                                                • 033   ジニ 係数 が 正 しく 「 格差 」 を 意味 するかどうかの 検証 という 手続 きにおいてもう 一 つ 僕 に 対 しては 説得力 が 無 かった

                                                              • 028   ( 新書 ) 小泉構造 改革 の 負 の 側面 をひときわ 批判 する 論調 で 代表 的 なものが 「 格差拡大

                                                                • 029   士農工商 という 身分制 が 廃止 され 、 明治維新以来 、 近年 まで 努力 次第 で 立身出世 が 可能 だった 日本 社会 の 将来 を 憂 える 諸氏 に 推薦 する

                                                                  • 030   1 つだけ 例 を 挙 げると 、 フリーター の 年収 が 二極化 しているといいながら 平均値 をその 後 の 議論 に 使 っている 点 は 、 フルタイム の 仕事 を 望 みながら 手 にできない フリーター と 就労意欲 がなく 親 に 寄生 している フリーター とをいっしょくたにしてしまっていると 思 います
                                                                    • 022   ここに 描 かれている アメリカ のような 悲惨 な 二極分化社会 になるのか それとも イギリス をのぞく 欧州 のような 階層 社会 になるのか 、 それとも 別 の 道 を 探 し 出 せるのか 、 もうあまり 時間 がないと 実感 できます

                                                                  • 031   貧困増加 すると 、 犯罪 などの 社会不安 が 増大 教育 レベル低下 により 健康 の 自己管理 レベル低下 すると 思 われます

                                                                    • 031   そして 中間層 は 貧困 へ 落 ちることとなります

                                                                      • 031   子供 を 育 てるだけの 経済 能力 の 無 い 人間増大 させ 少子化問題 がなんとかなるわけがありません

                                                                        • 033   「 日本 」 という 社会 の 中 での 「 格差社会 」 を 論 じることは それなりの 重要性 があり 海外 との 比較意味 が 無 いとも 言 えるかもしれない
                                                                          • 033   「 日本 」 という 社会 の 中 での 「 格差 」 を 論 じることは それなりの 重要性 があり 海外 との 比較意味 が 無 いとも 言 えるかもしれない

                                                                        • 033   北欧 での ジニ 係数 と 日本 の ジニ 係数 が どこまで 単純比較 できるのかという 点 にも 疑問 が 残 った

                                                                          • 033   本当貧富 の 差 とは 収入額 の 差以前 に まず 生 きていけるかどうかであるという 現実世界 にはあるのだと 思 う

                                                                            • 035   ( 新書 ) 格差 という 言葉 を キャッチフレーズ にする 商業主義 の 蔓延 が 岩波新書 にも 及 んでいるのは 残念 なこと

                                                                              • 036   しかし 、 その 背景 にあるものについての 解説 は 、 非常 に 表層的 で 散漫 で 、 データ さえもが 説得力 が 薄 く 感 じてしまいます

                                                                                • 037   ( 新書 ) 岩波新書 の 面汚 し

                                                                                  • 038   その 後 も 、 生煮 えの 議論 が 続 いて 、 所々 に 著者自 ら 「 やや 、 エモーショナル な 」 という 事例 が 挟 まれる
                                                                                    • 038   まじめに 議論 する 気 はないのではないかとここで 疑 った

                                                                                  • 039   ( 新書 ) 著者 は 別書 「 日本貧困 研究 」 にあるように 社会的 な 不平等貧困 問題 の 専門家 と 推測 する が 、 本書 においては 一般 読者 を 対象 にしたためか 平易 な 論理 展開目指 すあまり ? 随所 に 著 者 が 一番意図 していない ? データ に 基 づかない 推測論的 な 議論 の 進 め 方 が 目立 つ
                                                                                    • 014   また 、 貧困 問題 も 金融不況 以降 、 いっそう 深刻度 を 増 しています

                                                                                  研究 開発