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Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: 忘れられた日本人 (岩波文庫)
民俗学 宮本 民俗学者 対馬 乞食 土佐源氏 奉公 一氏 百姓 農村 老人 柳田 名著 農民 断絶 風俗 佐野 村人 著者 宮本常一 農家 宮本氏 学問 一冊 学者 伝承 歴史 明治 丹念 祖父 昭和 東日本 底辺 談義 無名 庶民 戦後 佐野真一氏 共同体 世間 近代 江戸 戦前 民俗学に興味 単行本 生涯 奔放 本の原風景 生活 ドワー 初期 証言 時代 文化 盲目 記録 昭和初期 宮本常一氏 社会 家出 本書 人々 十年 土地 西日本 大正 文字 末期 夜這 数十 江戸時代 人間 祖父母 味深 都会 代表作 地方 梶田 歴史的 興味 暮らし 全国 現代 風習 物語 日本全国 宮本さん 世紀 佐野眞 著書 文章 面白 世代 世界 小説 興味深 圧倒 実感 田舎 浮かび
貧しい 9% 深い 9% すばらしい 7% 興味深い 7% 面白い 22% よい 15% 素晴らしい 5% 若い 13% 多い 18% 無い 9% 強い 5% 浮かび上がる 5% 紡ぐ 5% 感じる 26% 語る 33% 暮らす 11% 生きる 35% 読む 52% 及ぶ 5% 失う 13% 知る 39% 学ぶ 5% ときには 5% かつて 9% いかに 7% むしろ 9% ほんの 5% まさに 9% おそらく 5% 改めて 5% どの 7% そういう 9% ほとんど 9%
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名著 とはいえ今の時代 、民俗学 者である のでしょう民俗学 者の宮本 さんの作品 には、じつは以前 から関心があっけらかんとしてはさまざまなかたちで知ってはいたのだけど、じっくり読んだ のは今回が初めてぼくが生まれ た1981年、宮本 さんは亡くな っており、この作品 ももとは未来社から1960年に刊行され」と言うと黙った、かなり古い書物もう50年くらい前だものを取り返させてくれるというふうだったそうです
この『忘れられた」だけではなく,
既に「失われた (絶滅した?)」日本人』に、ぼくの故郷である恵那が登場 して、またまたびっくりするとともに、嬉しくなったしかもそれは、こんなくだり…
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後藤:ほんとうにかわりましたのう夜ばいもこの頃はうわさもきかんはァ、わしら若い 時はええ娘があるときいたらどこまでもいきましたのう美濃の恵那郡の方まで行きましたで・・・さァ、三、四里はありましょう夕はんをすまして山坂こえて行きますのじゃ、ほんとに御苦労なことで…
わしら若い 時ゃ恵那までかようた恵那の河原で夜があけた
という歌がありますが、ほんとであります女の家へしのびこうで、まごまごしていると途中で夜があけたもんです(同書78頁)
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恵那というのは、むかしから美しい娘がいるというので、近隣の村々 で有名 だったというこの街の真ん中で?この話は続くふむふむ
宮本 さんは、日本中をじぶんの足で旅して、その土地 土地 で老人 に話を聴いて回り、それをもとに日本の民俗・習俗 、百姓 の一般生活 を描きあげたこの『忘れられた日本人』はその代表 作 で、古老 たちの声がぼくらに届けられる「土佐源氏 」という章は、あまりの話が一番面白 さに発表された当時 はフィクションだとうわさされたほどらしいひとりのおとこの恋と人生 の物語 なのだけど、これほど面白 い 物語 にはそうそう出会 えない
むかしの言葉 で、ぼくがもう理解 できないものも多くありましたもういちどじっくり読み直してみようかなと思います お薦めです
- 001 )
最近 、 フィールドワー ク や ライフヒストリー が ブーム みたいになっていますが 、 もとよりその ルーツ は 人類学 や 民俗学 にあるのでしょう
- 041 )
最近 、 フィールドワー ク や ライフヒストリー が ブーム みたいになっていますが 、 もとよりその ルーツ は 人類学 や 民俗学 にあるのでしょう
- 002 ばくろう ( 牛 の 売 り 買 いをする 人 ) として 、 社会 の 底辺 に 生 き 、 牛 と 女 のことしかなかった 人生 を 語 るその 語 り 口
- 024 ばくろう ( 牛 の 売 り 買 いをする 人 ) として 、 社会 の 底辺 に 生 き 、 牛 と 女 のことしかなかった 人生 を 語 るその 語 り 口
- 002 ひとりのおとこの 恋 と 人生 の 物語 なのだけど 、 これほど 面白 い 物語 にはそうそう 出会 えない
- 002 「 日本昔話 」 のおとな 版 、 と 言 ってしまっては 、 通俗的過 ぎるかしら
- 003 盲目 の 元馬喰 「 土佐源氏 」 の 話 、 対馬 の 開。漁民 「 梶田 翁 」 の 話 、 世間 師 の 話
- 0053 民俗学 ~ ~ 者 の 本 は 、 わりと 観念的 だったり 学際的 だったりして 、 人間 をみるまなざしに 甘 いところがあって 、 うんざりさせられることが 多々 あったのですが 、 宮本 さんの 本 だけは 別格 です
- 053 著者 は 昨今 の 民俗学 研究者 のように 大学院英才教育 で 育 てられた 「 学者 」 ではないが 、 その 論 は 民俗学 本来 の 魅力 を 余 すところ 無 く 伝 えている
- 005 そしてとくにこの 本 は 、 民俗学 の 文献 でありながら 民俗学 を 超 えている 名著 です
- 006 作者 は 知 る 人 ぞ 知 る 、 有名 な 民俗学 者 です
- 007 )
自分 の 親 が 生 まれ 、 育 った 時代 、 すなわち 、 ほんの 数十年 前 まで 、 日本 はこんな 国 だったのか 、 と 衝撃 を 受 けた
- 040 )
先 に コメント されている 方 とも 重複 しますが 、 社会 人 になってから
読 んでとても 衝撃 を 受 けたのを 覚 えています
- 008 ときには 泊 りがけ 、 弁当持参 で 語 り 、 あるものはちょっと 家 に 帰 ってまた 戻 り 、 議論 ではなく 、 ひたすら 昔語 りを 交 えて 語 り 合 っていく
- 008 どんな 人間 にも 訪 れることのあるかもしれない 、 そのような 姿 を 信 じることができたからこそ 著者 はこのような フィールドワー ク を 続 けることができたのかもしれませんね
- 025 著者 が 老人 たちから 集 めた 話 や , 著者 が 老人 たちと 接 して 実際 に 経験 した 話 を 中心 に 文章 が 展開 する
- 008 民主主義 ってなんだろう ? となんとなく 思 っているとき 、 この 文章 に 出会 ったのは 驚 きでした
- 013 でも 自由 があり 性 に 大 らかであり 、 民主主義 的寄 り 合 いがあります
- 010 もっと 身近 に 、 普段当 たり 前 として 行動 している 生活 の 実感 をさかのぼっていくことからも 歴史 や 「 日本人 」 は 語 ることができる のであり 、
そして 、 それは 自分 自身 の 存在 も 歴史 の 一 ページ として 現在 も 刻 んでいるという 認識 につながるのだ
- 045 そして 、 その 同 じ 血 が 現代 を 生 きる 我々 の 中 にも 流 れていると 認識 すべきである
- 011 近所 の 老人 の 話 では 大 きな 木 が
あって 梟 が 毎夜 ホーホー と 鳴 いたという
- 012 女出入 りの 多 い 親方 は 、 ほうぼうの 後家 ( 未亡人 ) と 関係 していましたので 、 親方 のばくろう 仕事 の 後 を 継 ぐと 同時 に 、 後家 との 関係 も 継 ぐことになりました
- 012 15 歳 で 祖父 を 亡 くし 、 ばくろう ( 牛 の 売 り 買 い 業者 ) 親方 に 奉公 することになり 、 20 歳 で 親方 が 亡 くなるまで 牛 の 目利 き 修行 にはげみます
- 013 忘 れられた 日本 、 忘 れられた 日本人 、 忘 れられた 文化 風俗 を 、 宮本 常一氏 の 生誕 100 年 である 今 、 もう 一度真剣 に 考 えねばいけないと 思 う
- 038 戦後 世代 でしかも 首都圏出身 であるわたくしはこのような 風俗 に 触 れることなく 育 った
- 013 文庫版 は 1984 年 が 初版 、 購入 したものは 2006 年 53 刷
- 014 いろいろな 習慣 、 考 え 方 というのが 本当 に 印象 に 残 ったのは 、 ある 地方 では 、 農家 は 見知 らぬ 旅人 を 家 に 泊 めるのが 普通 だったことや 、 貧 しい 家 の 母親 が 子 どもとを 連 れて 家々 を 泊 まり 歩 き 、 よさそうだと 思 った 家 に 子 どもを 置 いていく ( 口減 らしの ) 風習 があったこと 、 若 い 娘 が 家出 して 近 くの 町 で 奉公 した 後 、 田舎 に 戻 って 町 の 言葉 や 習慣 を 田舎 に 広 めていたことなどだ
- 028 いろいろな 習慣 、 考 え 方 というのが 本当 に 変化 してきたのだなと 感 じられる
- 014 温室効果 ガス の 削減 が 喫緊 の 課題 である 今日 、 自動車 や 家電 がなければ 生活 が 成 り 立 たないと 思 っている 現代 の 私 たちにとって 、 私 たちの 近 い 祖先 がどの ような 生活 をしてきたのかを 知 ることは 重要 なことだと 思 う
- 014 ガソリン 価格 の 上昇 は 地方 の 住民 にとって 死活問題 だ 」 という 声 をよく 耳 にする
- 017 明治 初期 の 日本人 を 知 りたい 方 には オススメ です
- 019 エドワー ド・サイード は 『 知識 人 とは 何 か 』 という 本 で 、 知識 人 とは 、 周辺的 で アマチュア だというようなことを 書 いていたけど 、 まさに この 田。
五郎翁 と 高木翁 はこれにあたると 思 う - 041 ( 「 梶田 。五郎翁 」 という 話 の 、 漁民 の 対馬 への 移民 と 開港 の 歴史 の 聞 き 書 きは 普通 の 人 たちの 開発話 として 、 いろいろなことを 考 えさせられました
- 019 田 んぼの 神 に 観音様 を 見 られていると 思 っている 早乙女 たち 、 下着 などというものが 存在 しない 時代 の 夜這 いを 待 つ 娘 たち 、 心 やさしい 奥 さんたち・・・ etc , etc
- 019 そういう 存在 でいるのっていうのはかなりしんどいものだと 思 う
- 019 でも 話 しているのは 江戸 時代 生 まれの 老人 で 、 場所 は 愛知 の 山 の 方
- 020 飢饉 や 一揆 といった 農民 の 苦労話 がないのがむしろ ふしぎなくらいだ
- 021 岩井志麻子氏 の 小説 「 ぼっけえ 、 きょうてい 」 の 世界 と 同 じです
- 023 もちろん 多 くは 貧 しく 、 生 きるために 精一杯働 いています
- 013 もちろん 多 くは 貧 しく 、 生 きるために 精一杯働 いています
- 023 私 は 宮本 氏 がここに 記 したような
慎 ましい 日本人 たちを
心 から 誇 りに 思 う
- 024 また 、 結論 を 出 るまで 話 し 合 う 寄 り 合 い 、 性 に 対 するおおらかさ 、 奔放 な 旅 を 続 ける 世間 師 と 呼 ばれた 人 たち 、 百姓 のすばらしさを 説 く
- 008 郷士 も 百姓 もそこではある 意味 で 対等 に 語 り 合 い 、 時間 をかけて 結論 を 出 していく
- 024 また 、 結論 が 出 るまで 話 し 合 う 寄 り 合 い 、 性 に 対 するおおらかさ 、 奔放 な 旅 を 続 ける 世間 師 と 呼 ばれた 人 たち 、 百姓 のすばらしさを 説 く
- 025 もちろんそんな 話 ばかりではないが , 今 のように 便利 ではなく , 画一化 もされていなかった 時代 の 日本人 の 姿 を 少 し 覗 いてみるのも 面白 い
- 031 )
戦後 、 日本文化 の 均一化 が 進 み 、 一般的 な 社会 規範 に 反 するものはどんどん 姿 を 消 していった
- 026 元 は 雑誌 に 連載 していたものを 加筆 してまとめたもので 、 江戸 時代 末期 から 明治 ・ 大正 を 生 きた 地方 の 人々 の 風俗 について 、 ナマ の 声 を 記録 した 素晴 らしい 本 です
- 032 自然 の 中 の 人間 の ナマ の 身体 と 生活 の 営 みが 、 これほど 力強 いものであったかと 、 ただただ 驚 くのみである
- 026 )
佐野 真一氏 の 著書 で 宮本 恒一氏 のことを 知 り 、 この 『 忘 れられた 日本人 』 を 推 されていましたので 、 購入 しました
- 027 江戸 城 を 建 てたのが 徳川家康 でも 太田道灌 でもなく 無名 の 大工 たちであったのと 同 じように 、
無名 の 農民 たちがふつうに 営 んでいる 生活 の 中 にも 歴史 は 存在 している
- 029 本書 では 、 日本 の 田舎 の 日本人 たちがいかに 近代 と 付 き 合 いつつ 生 きてきたかが 活写 される
- 032 宮本 常一氏 の 本書 を 読 むとき 、 そのことを 強 く 感 じるのである
- 030 )
柳田 国男 、 折口信夫 と 並 ぶ 民俗学 者宮本 常一 の 名 を 一躍有名 にした 書
- 032 すなわち 、 本書 が 出版 された 1960 年頃 までは 、 日本人 には ルーツ = 帰属 すべき 共同体 がまだ 、 残 っていた
- 032 養老孟司氏 は 、 都市 における 人工的 な 社会 生活 を 「 脳化社会 」 といったが 、 本書 に 登場 する 村人 は 全 くその 対極 に 位置 する
- 033 本書 は 、 柳田 國男 やらと 並 ぶ 民俗学 者 、 宮本 常一 の 手 によるものです
- 034 こういう 安全 、 快楽 、 他者 との 優越感 の 確保 といった 根本的 な 欲望 が 歴史 を 推 し 進 めていくのは 悲 しいことでもありますが
- 042 やはり 便利 さや 楽 という 快楽 に 、 利便性 に 敵 わなかったのだと 思 います
- 035 祖父 母 との 生活 や 、 歴史 を 学 ぶにつれて 、 戦後 の 日本人 と 戦前 の 日本人 との 断絶 についてが 、 次第 に 気 になるようになった
- 035 祖父 母 はそれぞれ 、 明治 と 大正 に 生 まれ 、 そして 激動 の 昭和 を 駆 け 抜 けて 生 き 抜 いた 人 たちであった
- 035 この 本 に 出会 った 時 、 それぞれ 私 が 5 歳 と 30 歳 の 時 に 没 した 祖父 、 祖母 の 生 き 様 を 、 ふと 思 い 出 したのである
- 042 日本 に 住 み 、 暮 らす 様々 な 人 に 、 まだ 祖父 、 祖母 、 そして 田舎 がある 人 に オススメ 致 します
- 035 先 ごろ 亡 くなった 歴史 家 の 網野 善彦氏 は 「 14 世紀 から 高度成長期 まで 、 日本 と 、 それ 以後 の 日本 は 断絶 している 」 という 意味 のことをいった
- 035 戦前 から 高度成長期 まで 、 日本 の 山深 き 土地 を フィールドワー ク し 、 膨大 な 記録 を 残 している
- 036 ○ 弁護士 は 三百代言 と 言 われ 、 庶民 が 、 理論的 に 考 えることができず 、 人 を 信 じて 生 きざるを 得 ないのをい
いことに 、 嘘 をついて 金 を 巻 き 上 げた
- 036 大事 な 点
○ 字 を 読 めないと 、 騙 されやすかったし 、 物事 を 理論的 に 考 えることができない
- 036 ○ 幕府 ー 長州 の 戦争 も 西南戦争 も 、 借 り 出 された 庶民 は 、 思想 があったわけでなく 脅 されて 強 いら
れただけ
- 036 ○ 民族紛争 も 字 の 読 める 人 が 増 えるのも 間接的解決法 かも
- 036 ○ 特 に 、 西日本 の 庶民 は 、 性 に 開放的 で 、 安土桃山時代 の 宣教師 ルイス・フロイス が 言 った 「 日本
の 女性 は 処女 の 純潔 を 少 しも 重 んじない 」 に 通 じるところがある
- 036 これに 対
し 東日本 は 家長制 や 寄生地主 などで 、 開放度 が 小 さい
- 038 歴史 学 、 民俗学 、 フィールドワー ク 、 オーラル・ヒストリー などなど
- 040 リュック 担 いで 辺鄙 な 村々 や 離島 にまでいそいそと 調査旅行 に 出掛 ける 民俗学 なのか ?
かつて そこに 実際 にあった 生活 の 物好 きさには 呆 れますが 、 こういう < エロ 話 > めいた 秘話 を 聞 き 出 す < 至福 の 瞬間 > に 取 り 憑 かれた 哀 れな 人 たちなんだと 納得 がいきました
- 040 これは 、 民俗学 なのか ?
かつて そこに 実際 にあった 生活 の 実像
- 040 外付 けの 方法論 や 「 悪 しき 曖昧 な 日本的 XX 」 と 語 られる 言説 の 胡散臭
さのわけを 実感 させてくれた 一冊 でした
- 041 民俗学 者 の 宮本 常一 ( 1907 ‐ 1981 ) は 、 単 なる ‘ 農民 ’ や ‘ 庶民 ’ という 抽象名詞 では 決 してくくれることのできない 実際 に 日本 に 生 きてきた 人 たちの 姿 を 丹念 に 拾 い 続 けました
- 042 ) ( 単行本 )
著者 でもある 宮本 さんが 日本 の 各地 を 歩 き 、 その 辺境 ( と 言 って 構 わないと 思 います ) の 地 に 生活 する 生活 者 の 目線 で 、 日々 の 生活 、 農作業 という 農夫 としての 知識 、 村 や コミュニティー の 伝統 、 当時 を 知 る 人 による 語 りを 、 こまめに 、 そして 優 しく 紡 ぎとった 民間伝承 です
- 042 本当 に 、 少 し 前 の 日本 の 生活 者 の 、 常識 と 知恵 と 伝承 、 知 らなくとも 困 りはしないかもしれませんが 、 知 ることで 広 がる 世界 の 大 きさはかなりのものですし 、 ルーツ でもあるわけです
- 043 ) ( 単行本 )
『 忘 れられた 日本人 』 では 、 日本 の 原風景 とも 言 える 農村 漁村 に 生 きた 無名 の 人々 が 主人公 です
- 043 対馬 に 移住 した 老漁師 「 梶田 。五郎翁 」 の 昔語 りは 、 著者 同郷 ( 山口県 ) の 大先輩 に 対 する 敬意 と 哀惜 に 満 ち 満 ちています
- 043 」 宮本 常一最大 の 賛辞 は 、 ライフワーク の 原点 を 育 んだ 最愛 の 人 に 捧 げられています
- 043 山村 の 古老 たちが 村 の 変遷 を 語 る 「 名倉談義 」 からは 、 村 という 生活 共同体 での 日々 の 暮 らしぶり 、 人間 関係 の 濃密 さ 、 道路建設 により 文物 の 往来 から 人的 交流 の 仕方 までが 様変 わりした 事実 を 教 えられます
- 043 更 には 、 温和 な 百姓 でありながら 、 真剣 を 抜 いた 武士二人 と 脇差一本 で 相対 した 逸話 の 持 ち 主 = 祖父 宮本 市五郎 に 対 する 著者 の 愛情 の 深 さ 、 細 やかさに 、 身贔屓 を 超 えた 格別 なものを 感 じます
- 044 前 に 読 んだ 時 には 土佐源氏 や 世間 師 などに 驚愕 したものですが 、 今 は 田中梅治翁 のような 篤農家 の 《 自然 ノ 美 ニ 親 シミツツ 自分 ノ 土地 ヲ 耕 シツツ 、 国民 ノ 大切 ノ 食料 ヲ 作 ツテヤル 、 コンナ 面白 ク 愉快 ナ 仕事 ガ 外 ニ 何 ガアルカ 》 というよな 言葉 が 心 に 染 みます ( pp .279 - 280 )
- 044 宮本 さんは 、 東京 に 首都 が 置 かれて 以来 、 民俗学 的 な 研究 も 東日本 が 多 かったので 、 意識 的 に 西日本 を 中心 に 歩 き 回 ったと 書 いていますが 、 確 かに 「 本間様 には 及 びもせぬが 、 せめてなりたやお 殿様 」 とうたわれた 山形県酒田市 を 中心 とする 地主 ・ 本間家 みたいなのは 東日本 が 多 かったんでしょうかね
- 048 ある 読書会 に 参加 しなければ ,
一生 知 ることのなかった 本
- 049 先日柳田 国男 の 遠野物語 を 読 んでそれなんて エロゲ と 言 いたくなるような 話 をいくつも 見 つけた
- 053 私 を 初 め 、 民俗学 を 志 す 者 は 自戒 とすべきだろう
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