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Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: 散るぞ悲しき—硫黄島総指揮官・栗林忠道 (新潮文庫)
中将 単行本 軍人 玉砕 大本営 栗林中将 星条旗 硫黄島から 合理 兵士 本書 電報 日本軍 激戦 硫黄島戦 硫黄島からの 手紙 新潮文庫文庫 海兵 陸軍 硫黄島からの手紙 戦場 単行本硫黄島 丹念 太平洋戦 米軍 損害 克明 合理的 空襲 戦地 本土 留学 黄島での 抗戦 硫黄島での 突撃 戦記 戦闘 戦死 最高指揮官 要塞 将軍 国力 終戦 一冊 遺族 悲惨 地獄 筆者 開戦 愛情 戦術 傷者 生還 日米 映画硫黄島からの手紙 戦争 徹底 取材 って硫黄島 米国 人柄 太平洋戦争 硫黄島の戦闘 激戦地 家族 戦後 著者 和平 上層部 合理主義 死守 作戦 記述 人物 部下 司令 ゲリラ 先頭 形成 隊員 日本 当時 合理主義者 悲劇 地下 司令官 戦略 主義者 大将 文章 別電報 持久戦 視点 人間 万人 絶望 構築 防衛
強い 6% 悲しい 14% よい 22% 物足りない 5% 少ない 9% 優しい 13% 良い 9% 苦しい 6% やすい 13% 無い 9% 深い 7% 遺す 5% 宛てる 6% 戦う 25% 遅らせる 5% 命じる 6% 散る 14% 禁じる 9% 生き延びる 5% 想う 5% さらす 5% 強いる 9% いかに 14% わずか 6% やや 7% 単なる 5% 実に 5% まさに 9% 最も 5% あまりに 7% 同時に 5% まず 11% その 52%
- Total Integration
- 0(新潮文庫) (文庫)
太平洋戦 争末期 の激戦 地・硫黄島米軍 は多大の犠牲者を出した司令 官・栗林中将 の存在 は知ってい たが、詳しくは知らな かった間もなく公開されるクリン ト・イーストウッド 監督の映画 に感動 を覚えました
この人は、再び心を激しく揺さぶられること必至の、力作ノン・フィク
ション だアメリカ 側の視点 (星条旗 掲揚の写真にも筆が及ぶ)も加えて、硫黄島が太平洋戦 。
屈指の激戦 とその 死地で日本 側の作戦 をたて、指揮した 総指揮官に着任した栗林忠道中将 (死後大将 となどはこの本で、硫黄島戦 について初めて 知った )はどのような人で、どんな準備をしということ、どう戦った という目的 を明確にしのか、そして太平洋戦 争での硫黄島の戦略 的意味 について理解 が深まる栗林中将 の子供 達に面会して大本。 宛の訣別電報 が改竄されて発表では「散る ぞ口惜し」に修正された、
また「散る ぞ悲しき」の訣別電 文も栗林のものであることを突き止め、硫黄島の内陸部に穴を掘り地下 壕を実際に訪れる等、取材 の労力が十分 に生きて いるのかも知れない
大本営 からは見捨てられた状況 下で、本土 への攻撃 が少しでも 遅くなってもやっていけるように、あるいは終戦 交渉が有利に運ぶことに望みを託し、苦しく生きることを部下 凄惨な戦いを 部下 に強い て単純に死に走るのを厳禁し、他の戦場 での失敗例から学んで地下 壕を張り巡らせてのゲリラ 戦を選択した合理 的精神 兵士 と寝食を共にし、指揮下の兵士 で顔を知らな い人がい ないほど、常に現場 にいた将まさに 「常に諸子の先頭 」に、何があった理想的リーダーだその 将が実は米国 通でへのきめ細かな優しい 、家族 の身を案じ、部下 を思いの人だった現実 入りの(本書 には肉筆の絵手紙 等の写真も収録)劣悪な環境で米軍 をして、敵ながら天晴れと尊敬 されるほどの戦闘 を展開 した、敢。 精神 と自己の責務への忠誠こんな立派な日本 軍 にあって、これほど冷徹に現実 を認識 し合理 的な行動 を取った軍人 がいたことを日本 人はもっと誇りに 思う孤立無援 の中で苦しい 生の末に死んだ兵の無念を込め、大本。 宛に「散る ぞ悲しきった「最後 の電文 」を含む辞世 とともに日本 の敗因を指摘する訣別電報 をうつ勇気しかし、大本営 は失敗例に学ぼうとせず、不都合を隠蔽するその 体質は今でも解決されていない、中将 から突きつけられた日本 の宿題だ
遺骨収集活動、日米 の兵士 の再会、そして今上天皇が硫黄島を訪れて、中将 の辞世 に呼応して詠った御製等の鎮魂活動には胸を打たれる何より本書 自体が硫黄島に散った日米 双方の兵への立派な鎮魂の賦だ
- 001 大本営 からは 見捨 てられた 状況 下 で 、 本土 への 攻撃 が 少 しでも 遅 くなるように 、 あるいは 終戦 交渉 が 有利 に 運 ぶことに 望 みを 託 し 、 苦 しく 生 き 様 を 知 ることを 部下 に 強 いて 単純 に 死 に 走 るのを 厳禁 し 、 他 の 戦場 での 失敗例 から 学 んで 地下 壕 を 張 り 巡 らせての ゲリラ 戦 を 選択 した 合理 的精神
- 001 大本営 から 見捨 てられた 状況 下 で 、 本土 への 攻撃 が 少 しでも 遅 くなるように 、 あるいは 終戦 交渉 が 有利 に 運 ぶことに 望 みを 託 し 、 苦 しく 生 きることを 部下 に 強 いて 単純 に 死 に 走 るのを 厳禁 し 、 他 の 戦場 での 失敗例 から 学 んで 地下 壕 を 張 り 巡 らせての ゲリラ 戦 を 選択 した 合理 的精神
- 069 元々本土 の 捨石 と 考 えて 、 その 防衛 線 としての 役割 を 充分 に 果 たしながらも 、 大本営 からは 見捨 てられ 、 部下 に 凄惨 な 戦 いを 強 い 、 東京 大空襲 を 阻止 できずとも 最後 は バンザイ 突撃 ではなく 、 組織的攻撃 をもって 死亡 してしまう
- 001 何 より 本書 自体 が 硫黄島 に 散 った 日米 双方 の 兵 への 立派 な 鎮魂 の 賦 だ
- 002 これから 私 は 、 春紫苑 の 花 を 見 るたびに 『 野 に 斃 れて 紫苑 の 草 となっても 皇国 の 行 く 末 を 想 う 』 と 遺 された 中将 の 面影 と 、 暗記 しきった 「 最後 の 電文 」 を 思 い 浮 かべることになるだろう
- 003 その ためには 、 この 硫黄島 で アメリカ 人 に 大 きな 被害 を 与 えねばならず 、 文字通 り 地下 にもぐっての ゲリラ 作戦 を 選択 せねばなりませんでした
- 018 硫黄 ガス が 吹 き 出 る 暗 い 洞窟 に 飲 まず 食 わずで 。籠 もり ゲリラ 作戦 を 展開 するのは 、 玉砕 よりも 余程辛 い
- 003 東条英機 の 中 で 語 られる 「 栗林 」 は 、 アメリカ に 唾 する 中国人 の 写真 を 見 ては 憤慨 していた 私 だが 、 本書 にわずか に 登場 する ( 栗林 に 対 する ) 東条 の 一言 や 、 その 後 の 硫黄島 で 孤立無援 の 戦 いを 強 いられる 2 万余人 に 対 する 大本営 の 非情極 まりない 対応 などを 思 うと 、 日本 人 はまだまだあの 戦争 の 総括 をしていないんだなぁと 深 く 考 えさせられた
- 003 この 本 の 中 で 語 られる 「 栗林 」 は 、 アメリカ に 留学 し 、 アメリカ の 国力 を 知 り 尽 くした 人物 であり 、 対 アメリカ 戦 に 反対 したために 硫黄島 に 送 られた 人物 でした
- 069 ( 単行本 )
中将 でありながら 、 安全 な 小笠原 でなく 玉砕 覚悟 の 硫黄島 で 指揮 を 取 り 、 兵同様水 に 苦 しみ 、 馬 にも 乗 らず 、 採 れた 少 しの 野菜 すら 自分 は 食 わず 兵 に 分 け 、 民間人 は 早々 に 本土 へ 疎開 させ 、 慰安所 すら 作 らせない
- 004 硫黄島 は 唯一米側 に 日本 以上 の 損害 を 与 えた 戦場 といわれますが 、 それは 栗林 が 熟慮 の 末 にあえて 大本営 の 方針 に 反 した 戦術 をとったことが 大 きく 影響 していることがよくわかります
- 005 ( 新潮文庫 ) ( 文庫 )
本著 は 第二次大戦 ( 太平洋戦 争 ) 末期 、 硫黄島 で 日本 軍 の 指揮 を 執 った 栗林忠道中将 が 、 硫黄島 から 家族 へ 送 った 手紙 を 、 筆者 が 手 に 入 れたことをきっかけに 、 硫黄島 の 戦 いを 証言 や 書証 をもってつづった 叙事詩 である
- 008 ( 新潮文庫 ) ( 文庫 )
本著 は 第二次大戦 ( 太平洋戦 争 ) 末期 、 硫黄島 で 日本 軍 の 指揮 を 執 った 栗林忠道中将 が 、 硫黄島 から 家族 へ 送 った 手紙 を 、 筆者 が 手 に 入 れたことをきっかけに 、 硫黄島 の 戦 いを 証言 や 書証 をもってつづった 叙事詩 である
- 005 なお 、 「 散 るぞ 悲 しき 」 の 題名 は 栗林中将 の 辞世 の 3 句 のうちのひとつから 採 っている
- 037 司令 官 ・ 栗林中将 の 存在 は 知 っていたが 、 詳 しくは 知 らなかった
- 005 日米 両国 の 関係者 への 丁寧 な 取材 と 参考図書 によって 、 硫黄島 の 戦闘 とそれをとりまく 日米 国民 の 視線 を 丹念 に 書 いている
- 007 硫黄島 まで 、 その 本流 にこうした 人 がでてこなかったところに 、 陸軍 の 矛盾 や 脆 さを 感 じます
- 008 特 に 栗林中将 の 辞世 の 歌 ( もっとも 尊重 しなければならな い 魂 の 叫 び ) が 読 まれた 決別電報 が 改 ざんされ 、 新聞 報道 されたという 点 は 、 時 の 軍部 や 報道関係者 に 対 して 激 しい 憤 りを 禁 じえない
- 008 ( 本著 は 同名 の 新書 の 文庫版 であり 、 柳田邦男氏 が 解説 を 行 っている
- 010 戦争 という 国家 間 の ナショナリズム と イデオロギー の 対立 と 、 本来人間 が 持 つ ヒューマニズム が 交錯 した 瞬間 を 、 この 本 はしっかり 書 き 留 めてくれている
- 014 今 でいえば 、 捏造報道 や 著作権 の 侵害 とのそしりをまぬがれかねない 異常 な 事態 です
- 015 子煩悩 で 繊細 な 反面 、
戦場 では 闘志 あふれる 指揮 をとった 栗林将軍 は 、
敵味方 なく 尊敬 されたことに 感動 した
- 017 でも 読 み 進 むうちに 、 それだけではなくて 、 日本 の 一般 市民 の 命 をひとつでも 多 く 救 おうと 、 ほんとうに 悲惨 な 状況 の 中 で 粘 り 抜 いて 戦 い 、 そして 死 んでいった 2 万人 あまりの 兵士 たちひとりひとりに 、 心 からお 礼 を 言 いたい 気持 ちになりました
- 018 しかし 、 この 知勇兼備 の 「 戦争 本 」 と 大 きく 違 うのは 指揮官 は 一方 で 、 本土 の 家族 の 身 を 案 じ 、 部下 を 思 いやる 、 およそ 軍人 らしからぬ 人 でもあった … …
気 さくで 機知 に 富 んだ 栗林中将 は 、 傲慢 で 頭 が 固 い 典型的日本 軍人 と 似 ても 似 つかなかったが 、 援軍 も 食料 ・ 弾薬 の 補給 も 期待 できない 小島 で 孤軍奮闘 した
- 004 栗林 は 冷静 沈着 な 指揮官 でありながら 、 留守宅 の 小 さな 子供 たちへの 愛情 や 台所 のすきま 風 のことを 心配 する 、 よきお 父 さんとしての 顔 も 家族 に 当 てた 手紙 の 丁寧 な 記述 から 浮 かび 上 がります
- 018 しかし 、 この 知勇兼備 の 名指揮官 は 一方 で 、 本土 の 家族 の 身 を 案 じ 、 部下 を 思 いやる 、 およそ 軍人 らしからぬ 人 でもあった … …
気 さくで 機知 に 富 んだ 栗林中将 は 、 傲慢 で 頭 が 固 い 典型的日本 軍人 と 似 ても 似 つかなかったが 、 援軍 も 食料 ・ 弾薬 の 補給 も 期待 できない 小島 で 孤軍奮闘 した
- 023 最初 は 指揮官 の 人間 的 な 人柄 にふれさせ 、 読者 が 読 みすすんでいくうちに 自然 に 戦場 の 描写 に 移 る 、 という 進 め 方 は 見事 です
- 018 だが 孤立無援 の 状況 で 部下 たちに 玉砕 を 禁 じ 、 「 敵兵 10 人殺 すまでは 死 ぬな 」 と 命 じるのは 非常 に 残酷 なことであった
- 018 口先 だけで 忠義武勇 を 説 く 凡百 の 軍人 よりも 遙 かに 勇敢 であり 、 彼 こそ 真 の 軍人 であったと 言 えよう
- 020 しかし 、 文字 の 訴求力 はそれをはるかに 凌駕 するものでした
- 024 すなわち 米国 にとって 硫黄島 を 占領 することは 日本 本土 に 自由 に 爆撃 できることを 意味 し 、 逆 に 日本 にとってこの 島 を 防御 することは 本土 への 空襲 を 最小限 に 抑 えることができる わけである
- 027 しかし 、 本書 を 読 み 終 え 、 当時 の 戦争 指導者 ( いわゆる A 級戦犯 ) が 自国 の 兵士 を 勝 ち 目 のない 戦場 に 送 り 、 しかも 退却 を 許 さない 玉砕 を 命 じたという 事実 を 想 うとき 、 歴史 ( 過去 を 評価 すること ) の 難 しさを 考 えざるを 得 ませんでした
- 008 史料 の 残 っていない 箇所 の 筆者 独自 の 洞察力 も 説得力 があり 、 栗林中将 の 、 家庭 ではよき 夫 であり 、 よき 父 であるとともに 、 戦場 での 冷静 な 判断 力 や 確 かな 戦術 眼 に 、 ただただ 敬服 し 、 得 がたい 指導者 をなくしたという 惜別 の 念 が 募 る
- 027 また 、 本書 で 栗林中将 の 人 となりに 接 し 、 その ような 人 が 2 万将兵 に 死 を 命 じざるを 得 ない 、 戦争 の 酷 さをも 改 めて 考 えざるを 得 ませんでした
- 027 ( 単行本 )
東京 裁判 は 戦勝国 による 報復 の 儀式 であり 、 裁判 という 形式 は 欺瞞 であり 、 その 結果 は 一方 的 かつ 極 めて 不当 なものであるとの 思 いに 変 わりありません
- 028 それは 早 い 段階 で 「 バンザイ 突撃 」 による 玉砕 というかたちで 兵士 に 名誉 ある 死 を 与 えるものでもある
- 003 「 玉砕 」 という 美名 を 許 さない 厳 しい 戦 いでした
- 028 なぜならば 、 持久戦 の 末 に 命 が 助 かる 可能 性 があってこそその 戦 いにも 希望 があるのだが 、 硫黄島 の 戦 いにおいては 生 き 延 びてふたたび 本土 の 土 を 踏 む 可能 性 は 皆無 であったのだから
- 028 命 を 受 けたときには 生 きて 帰 る 可能 性 のないことは 解 っていたことだろう
- 028 もっとも 過酷 な 戦 いとは 、 サイパン や グァム での 戦 いのように 水際 で 上陸 を 阻止 しようとする 戦術 をとらず 、 硫黄島 の 内陸部 に 穴 を 掘 り 地下 陣地 を 構築 し 、 徹底 的 な 持久戦 を 行 うという 戦術 のことである
- 028 栗林中将 は 硫黄島 に 赴任 してまもなく 島 の 住民 をいち 早 く 本土 に 避難 させている
- 032 よく 、 海軍 に 比 べて 陸軍 には スマート な 人 が 少 なかった 、 などと 言 われるが 、 栗林中将 はまさに 「 スマート 」 というにふさわしい 人物 だ
- 007 栗林中将 は 兵団長 となるまで 特 に 出世 が 早 いわけでも 、 取 り 立 てて 大 きな 実績 があったわけでもなかったようです
- 023 栗林中将 は 、 軍人 にはめずらしく 家庭 的 な 指揮官 でした
- 032 ただ 、 部下 を 苦 しめることもつらかったと 思 う
- 036 でも 栗林中将 は 凄 い 戦略 と 、 徹底 した 部下 に 命令 は 本当 に 頭 が 賢 く 決断力 、 勇気
- 038 よく 、 海軍 に 比 べて 陸軍 には スマート な 人 が 少 なかった 、 などと 言 われるが 、 栗林中将 はまさに 「 スマート 」 というにふさわしい 人物 だ
- 032 栗。
兵団長 の 指揮 、 人物 像 にも
もちろん 興味 を 引 かれるのですが 、 一人 ひとりの 日本 人兵士 の 心 のうちを 描 いた
「 名 をこそ 惜 しめ 」 とあわせて 読 まれると 、 よりいいのかも 知 れません - 032 ステークホルダー 、 考 えるところとしては 、
・ 家族 のこと 、
・ 島民 のこと 、
・ 兵士 ( 部下 ) のこと 、
・ 国 のこと 、
など 、 考 えるところが 多 かった
- 032 見通 しの 誤 りと 作戦 の 無謀 を 、 美学 で 覆 い 隠 す 欺瞞 ではなく 、
3 時間 の 最後 の 戦 いは 、 170 名 の 死傷者
- 035 しかし 、 映画 「 硫黄島 からの 手紙 」 について 詳 しくは 、 二時間 のなかに 、 硫黄島主人公 に 焦点 での 戦 いを 二人 の 話 を 聞 硫黄島 での 戦 いを 二人 の 主人公 に 焦点 を 当 て 説明 しているのだから 、 映画 のほうが 、 ぎゅっと 絞 り 込 まれているのは 当 たり 前
- 008 )
硫黄島 は 日本 固有 の 領土 で 、 沖縄 より 前 に 戦場 となったが 、 わずか 2 万 の 兵 ながら 太平洋戦 争 を 通 じて 米軍 にもっとも 被害 を 与 え 、 今 でも 米国 での 知名度 は 高 い
- 035 ( 単行本 )
今 まで 生 きてきて 祖父母 より 戦争 の 話 を 聞 いたり 、 個人的 に 戦争 を 調 べたことはありましたが 「 硫黄島 」 について 詳 しくは 知 らずにいました
- 046 偏 りもせず 、 賞賛 もせず 、 淡々 と 進 んでいく ストーリー は 、 情緒的 でないからこそかえって 、 感情 を 揺 さぶられ 、 硫黄島 の 激戦 が 目 に 浮 かびます
- 035 本作品 はとても 読 みやすく 、 忘 れてはならない 戦争 の 記憶 であって 、 もっと 沢山 の 人 が 知 るべき 内容 が ギュッ と 詰 まっていると 思 います
- 067 戦争 の 美化 ではなくとも 、 戦争 の 浄化 であってもいけない
- 074 著者 が 栗林 に 傾倒 しているのはわかるが 、 それにしてもちょっと 美化 しすぎではないのか
- 040 硫黄島 が 陥落 しない 間 は 本土 は 無事 たど 信 じて 地獄 の 日々 を 耐 えた
兵 の 物語 もいくつか 拾 っている
- 043 栗林中将 がいかに 生 きたか 、 そして 硫黄島 の 日本 兵 が 如何 なる 運命 に 散 っていったかがご 本人 や 名 も 無 い 兵士 達 が 家族 に 宛 てて 書 いた 多 くの 手紙 の 文面 とともに 克明 に 淡々 と 書 かれている
- 016 市井人 の 穏 やかな 日常 を 突然奪 う 戦争 の 理不尽 さを 克明 に 描 きながらも 、 それだけに 終 わらない 微妙 な バランス 感覚 を 感 じ 取 ることができた
- 047 最近出版 された 「 硫黄島 栗林中将 の 最期 」 も
一緒 に 読 みたい 気分 である
- 049 方 や 、 戦地 での 野戦指揮官 たちは 、 実 によくやった
- 049 米兵 の 進行 を 、 ただ 遅 らせ 、 その 後 は 玉砕 せよ
- 050 日本 軍 には 稀 な 合理 主義 者 であり 家族 を 部下 を 慈 しんだ 栗林 が 、 2
万 の 将兵 に 自決 も 許 さず 最 も 苦 しい 持久戦 による 死 を 命令 すること
になった 苦悩 と 決断 は 涙 なくして 読 めない
- 050 しかしこの 敵 も 驚 く 持久戦 が 、 アメリカ の 原爆使用 を 早 めたのではというのはあまりに も 悲 しすぎる
- 050 大本。
宛 に 「 散 るぞ 悲 しき 」 を 含 む 辞世 とともに 日本 の 敗因 を 指摘 する 訣別電報 でははっきり 上層部 を 批判 しており 、 辞世 の 歌
国 の 為重 きつとめを 果 たし 得 で 矢弾尽 き 果 て 散 るぞ 悲 しき
を 遺 すが 、 「 散 るぞ 悲 しき 」 が 大本営 に 「 散 るぞ 口惜 し 」 に 改変 される - 001 孤立無援 の 中 で 苦 しい 生 の 末 に 死 んだ 兵 の 無念 を 込 め 、 大本。宛 に 「 散 るぞ 悲 しき 」 を 含 む 辞世 とともに 日本 の 敗因 を 指摘 する 訣別電報 をうつ 勇気
- 050 日本 軍 戦史 上前例 の 無 いやり 方 は 、 上層部 への 強烈 な 抗議 でもあったろう
- 050 摺鉢山 に 翻 った 有名 な 星条旗 だが 、 その ポール は 日本 兵 がとぼしい 雨水 を 貯 める 命 の 綱 たる 貯水槽 への パイプ だったとは ! 東京 大空襲 は 先発機 が 下町 を 囲 むようにして 焼夷弾 を 投下 、 逃 げられないようにしたなど 初 めて 知 った
- 052 ( 新潮文庫 ) ( 文庫 )
大本営 より 、 捨 て 駒 にされた 硫黄島 と 2 万人 の 士官 ・ 兵隊達
- 057 ( 大本営 がそれに 合 わせるどころか 、 彼 を 見殺 しにする 訳 だが )
家族 への 数々 の 手紙 を 読 むと 、 栗林 の 細 やかで 率直 な 性格 が 分 かり 、 女中 の 洗 う 皿 を 横 で 拭 いたり 、 当時 日本 軍 で 常識 的 といわれていた 水際 作戦 や バンザイ 突撃 では 考 えられない 男性像 が 見 られ 、 硫黄島 での 「 自 ら 現場 に 出 る 」 という 徹底 した 姿勢 は 作戦 に 行 かなければ 、 今 どこでも 見 られる パパ として 平凡 な 人生 を 歩 んだのではないか
- 019 ( 新潮文庫 ) ( 文庫 )
冒頭 の 硫黄島 から 生還 した 兵士 であった 老人 の 記憶 していた 栗林 の 最期 の 言葉 は 新聞 に 公式 に 載 ったものと 相違 していた
- 022 硫黄島 での 「 自 ら 現場 に 出 る 」 という 徹底 した 姿勢 は 作戦 にも 生 かされ 、 兵士 の 士気 をも 高揚 させたという
- 028 戦局 は アメリカ が マリアナ 諸島 を 攻略 し 、 日本 国本土 に 片道 2,000 ' q の 長距離爆撃 が 可能 であったが 、 東京 から 約 1,080 ' q の 硫黄島 が 攻略 されれば 本土 への 爆撃 は 苛烈 を 極 めることになる
- 043 硫黄島 を 5 日 で 陥落 させると 当時 豪語 していた 世界最強 といわれる 米海兵 隊 を 35 日近 くも 地獄 に 落 としいれた 栗林中将 は 、 当時 日本 軍 で 常識 的 といわれていた 水際 作戦 や バンザイ 突撃 ではなく 、 地下 陣地 にこもって 最後 の 一兵 まで 無駄 死 にすることなく 、 苦 しい 生 を 生 きて 戦 えと 全軍 を 指揮 した
- 057 硫黄島決戦 について 知 るだけなら 他 の 書籍 でもよい かも 知 れないが 、 この 本 は 栗林忠道中将 がどのように 考 えてどのように 行動 したかが 詳 しく 書 かれている
- 073 ( 単行本 )
栗林中将 の 硫黄島 でからの 家族 に 宛 てた 手紙 を 数多 く 紹介 しているが 、 手紙 のほかには 作戦記 録 や 手記 は 残 っていなかったのか 、 戦記 とはいえない 内容 だが 中将 の 人 となりがよく 現 れている
- 058 栗林中将 が 硫黄島戦 で 見 せた 合理 的 な 戦略 や 思考 を 体得 する プロセス があまりに さらりと ( 理由 を 、 幼年学校 ではなく 普通 の 中学卒 だったことや アメリカ 留学 歴 に 求 めているが 、 それだけでは 安直 では … ) しすぎて 、 腑 に 落 ちない 思 いが 残 った
- 060 ( 単行本 )
号泣必死 の ルポ です
- 060 軍人 としての 栗林氏 と 、 家庭 人 としての 氏
- 063 テレビ を 見 ているところで チャンネル を 勝手 にだれかに 変 えられまくったら イライラ しますよね ? 読 んでいるとそんな 感 じがする
- 064 まさに 現実 を 全 く 認識 していないとしか 思 えない 無知蒙昧 な 日本 軍 にあって 、 これほど 冷徹 に 現実 を 認識 し 合理 的 な 行動 を 取 った 軍人 がいたと 言 うことがまさに 希有 な 存在 です
- 029 軍人 であり 、 夫 であり 、 父 であった 栗林忠道 を 、 美 しい 筆致 で 描 いた 作品
- 064 もし 当時 の 日本 軍 中枢部 が 、 冷静 に アメリカ の 絶大 な 国力 と 日本 の 限定的 な 国力 とを 比較 すれば 、 到底 アメリカ と 戦端 を 開 くなどと 言 う 暴挙 にでるわけはありません
- 051 そこで 、 日本 とは 比 べようも 無 い 米国 の 豊 かな 国力 に 瞠目 し 、 彼 の 飾 らない 人柄 は 多 くの 市井 の 人々 に 愛 された
- 064 勝 つことを 想定 されない 硫黄島 の 戦闘 にかり 出 された 2 万人 余 の 将兵 の 命 を 預 かった 陸軍 中。
栗林忠道 の 、 人 となりと 彼 の 取 った 硫黄島防衛 戦 を 、 彼 の 書 いた 手紙 、 生存者 の 証言 、 および 日米 の 資料 から 紐解 き 、 現代 によみがえらせた 秀逸 なる 一書 です - 050 1994 年初 めて 硫黄島 を 訪 れた 天皇 が 、
精魂 を 込 め 戦 ひし 人未 だ 地下 に 眠 りて 島 は 悲 しき
と 詠 んだのは 栗林 のを 受 けてのものと 考 える
- 064 勝 つことを 想定 されない 硫黄島 の 戦闘 にかり 出 された 2 万人 余 の 将兵 の 命 を 預 かった 陸軍 中。栗林忠道 の 、 人 となりと 彼 の 取 った 硫黄島防衛 戦 を 、 彼 の 書 いた 手紙 、 生存者 の 証言 、 および 日米 の 資料 から 紐解 き 、 現代 によみがえらせた 秀逸 なる 一書 です
- 066 ( 単行本 )
クリン ト・イーストウッド 監督 で 硫黄島 の 作品 を 二部作 でやると 聞 いて 、 からの 手紙 に 一 つ 、 アメリカ 史 に 残 る 激戦 を 行 った 栗林中将 を 僕 の 尊敬 する 渡辺謙 が 演 じると 聞 いて 、 栗林中将 について 勉強 をしてみようと 思 い 、 本書 を 読 んでみました
- 066 ( 単行本 )
クリン ト・イーストウッド 監督 で 硫黄島 の 作品 を 二部作 でやると 聞 いて 、 かつ 、 アメリカ 史 に 残 る 激戦 を 行 った 栗林中将 を 僕 の 尊敬 する 渡辺謙 が 演 じると 聞 いて 、 栗林中将 について 勉強 をしてみようと 思 い 、 本書 を 読 んでみました
- 066 現在 でも 十分 に 通 じる 指揮官 としての 条件 を 満 たしています
- 032 ■ 自分 が 最高 指揮官 だから 死 に 追 いやる 立場 である
- 067 それにしても 、 この 旧軍 の 軍人 としては ユニーク ともいえる 人柄 の 将軍 の 、 生 い 立 ちや 思想形成 、 軍歴 などに 記述 を 尽 くした 大部 の 著作 を 期待 していた 私 にとってはその 薄 さは 意外 であり 何 かはぐらかされたような 物足 りなさが 残 った
- 067 その エール の 交換 が 戦争 の 憎悪 の 生臭 さを 消 してくれて 心地 よい 読後感 に 浸 ることができる
- 070 ( 単行本 )
作者 の 繊細 な 感受性 が 感 じられる 佳作
- 071 長野県人 の 県民性 に 由来 するものなのか ? 人格 ・ 性格 形成 期 に 何 か 特殊 な 経験 ・ 体験 をしたのであろうか ? 単 に 当時 の 常識 からは 逸脱 した 変 わり 者 だけだったのか ? 米国 への 留学 ( ? ) の 影響 か ?
その 辺 の 考察 があれば 、 「 読 み 物 」 の 域 を 脱 せたのかもしれない
- 072 しかし 防衛 庁内部文書 を 検証 した ノンフィ クション 作家 ・ 大野芳著 『 オリンポス の 使徒 』
( 昭和 59 年 ) や 最新 レポート ( SAPIO10 / 25 ) によれば 、
最後 は 戦意喪失 、 白旗 を 掲 げて 降伏 しようとしたところを 部下 に 射殺 された 、
また 「 散 るぞ 悲 しき 」 の 訣別電 文 も 栗林 のものではなく 中。参謀 の 起案 だとある
- 073 集団 としての 戦闘 能力 を 失 っても 玉砕 せずに 生 き 延 びて ゲリラ 戦 を 行 うこと
- 074 本書 では 大腿部 に 重傷 を 受 けながらも 司令 部。
曹長 に 負 われてなおも 前進 、
最後 は 出血多量 で 死亡説 あるいは 、 拳銃自決説 があったとある - 074 私 は 自分 で 調 べたのではないのでわからないが 、 本書 で 書 かれていないような 側面 だってあるのではないか 、 と 勘 ぐってみたい 気分 にもなるのである
- 074 映画 の 『 硫黄島 からの 手紙 』 との 符号 もあって 、 なるほどこうだったのかと 思 うところもたくさんある
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