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Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)
戦時 原爆投 上中 戦時中 上巻 周作 下巻 防空壕 夕凪 原爆 呉市 ックスコミック 空襲 広島 戦争 主人公 日常 作者 軍艦 配給 反戦 物語 夕凪街桜の 戦中 戦時下 漫画 作品 描写 淡々 理不尽 秀逸 絵柄 人々 中下巻 昭和 独特 連載 健気 時代 父母 本作 悲劇 庶民 平和 こうの史代 少女 生活 大和 時代背景 舞台 戦後 丁寧 現代 想像 広島県 当時 歴史 女性 描かれ 著者 構成 背景 受賞 ックスコミック夕凪街桜の 暮らし 記憶 家族 思議 魅力的 存在 雰囲気 夫婦 実感 日々 国民 日本 嫁いだ 年月 不思議 描かれて ユーモ 状況 中広島 中心 言葉 世代 過去 掲載 マンガ 希望 穏やか こうの史代さんの 実際 戦争という 感謝 囲まれて この作品 彼女 幸せを 改めて
貧しい 12% ぎこちない 6% たくましい 9% 微笑ましい 6% あたたかい 6% 明るい 25% 何気ない 6% 暗い 16% 易い 6% 温かい 6% 重い 12% 嫁ぐ 35% ゆく 9% 離れる 6% 笑い飛ばす 6% 描く 67% 和む 6% 培う 6% つかう 6% 綴る 6% 唱える 6% 叫ぶ 6% 淡々と 12% 時たま 6% おっとり 6% ほのぼの 12% 淡々 9% じわじわ 6% 如何に 6% そうした 6% とくに 9% こう 54% そういった 6%
- Total Integration
- 0ックス) (コミック)
背表紙の優しい 色合いと字体に目を惹かれ、見ればこう の史代だったので
すぐ買ってしまいました
なので雑誌での連載 の様子・今後の展開などの予備知識は一切ありません
おっとり した雰囲気 に黒子が甘さを足している顔のすず
ドジで絵を描く のが好きで、たまに不思議 なものに出会います
戦時 中の広島 と呉が舞台 という事で、否応なく人々 は戦争 の時代 にも大切なことが、多く描かれ た作品 だと思います
是非とも、じっくりと
足を踏み入れていますが、最初の短篇は予想外に怪奇譚的(後に話は繋がっていくのですが)
暮らし の様子が丁寧 に描かれ ていて、人それぞれの貧しくも温かい 生活 の中に
戦争 という実感 が時たま ひっそりと、けれど生々しく顔を出します
二十代の私にとってこの頃の嫁入りというのは今までどうも掴みづらかったのですが、
すずとすずを嫁に欲しい という周作 のやりとりを読んで 、
こんな感じかな?と少し分かりました
二人のぎこちなく初々しい様子はニヤニヤしてしまいます
こう の史代独特 の間の抜けた笑いも健在
すずの世界がどのようなっていくのか、下巻 が楽しみです
- 001 戦中 の 広島 と 呉 が 舞台 という 事 で 、 否応 なく 人々 は 戦争 の 時代 にゆっくりと
足 を 踏 み 入 れていますが 、 最初 の 短篇 は 予想外 に 怪奇譚的 ( 後 に 話 は 繋 がっていくのですが )
- 0026 もちろん 、 戦争 論 はそういう 情緒的 なひと 言 で 片 づけられるものではないと
わかっている
- 002 もちろん 、 戦争 論 はそういう 情緒的 なひと 言 で 片 づけられるものではないと
わかっている
- 002 著者 はそこまで 意識 してないかもしれないが 、
やはり 戦争 は 避 けるべきものだし 、 起 こってはならないものだと 私 は 思 う
- 002 戦争 は 、 この 本 で 描 かれているような 、 貧 しくとも 平和 な 日常 を 破壊 するものなのだ
- 002 たしかに 言 われてみればそんな 雰囲気 なのかなぁと 思 いつつ 、 ある 日 のこと 本屋 で 手 にとり 、 読 みはじめるなり 、 浦野 すずを ヒロイン とする 物語 に 引 き 込 まれて 行 きました
- 001 おっとり した 雰囲気 に 黒子 が 甘 さを 足 している 顔 のすず
- 002 絵 が 好 きな 「 すず 」 は 軍都 ・ 呉 に 嫁 いでいき 、
そして 少 しずつ 状況 は 重苦 しくなっていく … …
- 002 虐 げられて 立 ち 上 がった 戦争 もあるが 、
大国 が バック についている 戦争 もある
- 002 昭和 19 年 2 月 、 昭和 19 年 3 月 — — というふうに
ほぼ 月単位 で 、 こう の 史代 さんのあたたかな タッチ で 淡々 と 日常 が 描 かれる
- 003 1945.8 / 7 母江口秀子 29 才 東京 から 天草 の 実家 に 戻 る 途中 原爆 投 。翌日 地獄 の ヒロシマ を 通過 姉 5 才兄 3 才 私 は 胎内 でした 翌年 2 / 18 天草 で 出生
- 004 けして 明 るいものでないだろう 結末 の 想像 を 常 に 止 まれ 、 と 、 この 小 さな 世界 の 片隅 に 置 きながら 、
世界 のあちこちのわたしたちは 物語 を 楽 しむ
- 022 本当 に 止 まれ 、 と 、 この 小 さな 世界 の 片隅 の 生活 を 、 どうか 見過 ごしてください 、 と
- 004 ックス ) ( コミック )
「 夕凪 の 街 桜 の 国 」 の 、 こう の 史代 さんの 作品 上 、 中 および 下巻
下巻 「 あとがき 」 の 文章 が 総 てを 語 っているように 思 います
- 008 ックス ) ( コミック )
「 夕凪 の 街 桜 の 国 」 の 、 こう の 史代 さんの 作品 上 、 中 および 下巻
下巻 「 あとがき 」 の 文章 が 総 てを 語 っているように 思 います
- 006 まるで 日本 昔話 のような 感 じ 、 と 言 えばいいのか
- 007 いつの 時代 、 どの 世界 にあっても 、 どんな 困難 の 中 にあっても 、 状況 を 切 り 開 くのは 個性的 な 人間 たちの 織 り 成 す 「 ユーモ ア 」 なのだということも 解 かる
- 007 どんな 状況 であっても 、 生 き 延 びた 人間 たちはその 後 も 生 きていかなくてはいけない
- 007 その 貴重 さと 、 それを 踏 みにじろうとする 戦争 の 理不尽 さを 、 すずたちは 淡々 と 教 えてくれる
- 007 ックス ) ( コミック )
太平洋戦争 当時 、 軍港 で 知 られる 広島 県呉市 に 嫁 いだ 、 のんびり 屋 の 女性 「 すず 」 の 物語
- 007 ノーベル 平和 賞受賞 の スピーチ で 、 オバマ 米大統領 は 「 必要 な 武力 もあるということを 認 めるのは 、 人間 の 不完全 さと 理性 の 限界 という 歴史 を 認識 することだ 」 と 述 べた
- 009 広島 に 原爆 が 投下 されるまでの 数日 、 私 の 父 は 学徒動員 で 和歌山 の 海岸 で 本土決戦 にそなえた 塹壕 を 構築 していました
- 009 その 傍 らには 、 浦野 すずが 籠 を 肩 からかけ 、 瀬戸内海 を 眺 めている 情景 を 描 いた ( 上巻 の 冒頭 にある ) イラスト が 挿入 されていました
- 010 戦後 の 今 、 敗戦 の 記憶 をおぼろげにされられて 来 た 日本 人 の 、 必読書 です
- 010 ックス ) ( コミック )
上中 下巻 の レビュー です
- 011 新 しい 嫁 ぎ 先 である 北條家 に 身 を 寄 せるすずが 今 までとは 違 う 環境 に 戸惑 いながらも 健気 に 一日一日 を 過 ごしていく 姿 が 微笑 ましく 、 戦時 下 での 物資 が 困窮 しながらの 毎日 の 生活 の 中 でのんびりおっとり した 性格 であるすずの 存在 が 周囲 を 和 ませてくれる ( 特 に 第 5 回 の 挿話 で 義姉 の 厭味対 してもその 鈍感 さからか 親切心 と 受 け 取 り 、 感謝 される 義姉 の 表情 が 秀逸 )
- 011 他 にも 新郎 である 周作 の 気遣 いや 祝言 を 終 えて 初夜 を 迎 える 二人 の 遣 り 取 りや
戦艦大和
を 二人 で 眺 める カット は 情緒的 で 素晴 らしく 、 また 壕 の 入 り 口 で 二人 で 接吻 を 交 わしているところを 家族 に 見 られてお 互 い 気 まずそうにしている 上 に 離縁 で 出戻 りしている 義姉 ・ 径子 のいじける 姿 は 爆笑 でした
- 011 本編 では 連載 前 に 発表 されたすずの 幼少期 を 描 いた 短編 が 序章 として 収録 されており 、 おつかいで 遠出 に 出 かけたすずと 後 の 夫 となる 周作 との 出会 い 〈 『 冬 の 記憶 』 〉 や 兄 ・ 要一 と 妹 ・すみの 3 人 で 叔父 の 家 への 道中 や 訪問先 での 挿話 〈 『 大潮 の 頃 』 〉 、 幼 なじみである 水原哲 との 小学校時代 の 挿話 〈 『 波 のうさぎ 』 〉 が 描 かれている
- 011 第二次世界大戦中 、 広島 の 漁師町 に 育 ち 絵 を 描 くことが 好 きな 少女 ・ 浦野 すずは 軍港 ・ 呉 の 高台 の 町 に 住 み 海軍 で 働 く 北。周作 に 嫁 ぎ 、 義父母 と 同居 しながら 夫婦 生活 を 送 っていく 当時 の 日常 生活 〈 昭和 18 年 12 月 〜 19 年 7 月 〉 が 丹念 に 描 かれている
- 012 そら 当 たり 前 のことで 、 当時 は 本当 に 見 ていた 人 たちがいるわけだ
- 015 ひとつひとつの 描写 が 丁寧 で 読 み 飛 ばしのできないことが 、 逆 に 言 えば 何度 も 読 める 漫画 だ
- 024 激 しい 描写 がないことが 、 かえって 「 戦争 がいかに 愚 かなものか 」 を 際立 たせています
- 015 天真爛漫 な 主人公 の 第 3 巻 での 試練 、 成長 には 強 く 心 を 動 かされた
- 017 ある 時代 に 生 きた 人 びとの 生 を リアル な 記憶 として 引継 ぎ 、 歴史 を 記録 していく 媒体 として 、 「 漫画 」 というものがとても 優 れたものであることを 改 めて 感 じた
- 018 こう のさんの 作品 は 、 淡々 と 戦時 中 ではあるけがど 、 淡々 とほのぼの 日常 を 描 いていながら 、 計 り 知 れない 戦争 の 不条理 を 訴 えているようにも 思 う
- 008 こう のさんの 作品 は 、 淡々 と 戦時 中 の 日常 を 描 いていながら 、 計 り 知 れない 戦争 の 不条理 を 訴 えているようにも 思 う
- 018 ックス ) ( コミック )
3 巻通 して 読 んだ 感想
- 015 ックス ) ( コミック )
3 巻通 して 読 んだ 感想
- 018 「 とにかく 、 最後 まで 読 んでください 」 … そう 思 う 作品 です
- 018 下手 に 「 戦争 反対 ! 」 と 叫 ばれるより 、 上中 巻 で 綴 られた 「 日常 」 を 振 り 返 る 時 、 戦争 の 悲惨 さを 実感 してしまいます
- 018 嫁 ぎ 先 での 日常 を 心和 む タッチ で 描 かれているのですが 、 それは 全 て 下巻 への 複線 だったのだな … と
- 018 複線 といってしまうと 違 う 気 がするのですが 、 この 「 当 たり 前 の 日常 」 が 、 突然破壊 されてしまうことの 理不尽 さに 胸 が 痛 くなります
- 019 ここに 描 かれる 浦野 家 の 人々 、 そして 婚家 の 北条家 の 人々 は 、 ささやかな 日々 を 静 かに 生 きています
- 019 ックス ) ( コミック )
広島 でのりの 養殖 をなりわいとする 浦野 家 の 長女 すず
- 020 戦時 中 の 話 だというから 、 暗 い 話 が 多 くなるのかと 思 いきや 、 連載 の 前日談 となる 短編 がのっけから ファンタジー なわけ
- 020 また 、 一見荒 い 絵柄 に 紛 れてはいるものの 、
細 かな 伏線 の 張 り 方 が 秀逸 であり 、
物語 後半 になるに 従 い 、 その 伏線 が
ボディブロー のように 、 戦争 の 暗 い 影 がじわじわ と 効 いてくる
- 027 また 、 一見荒 い 絵柄 に 紛 れてはいるものの 、
細 かな 伏線 の 張 り 方 が 秀逸 であり 、
物語 後半 になるに 従 い 、 その 伏線 が
ボディブロー のようにじわじわ と 効 いてくる
- 021 どんなに 理不尽 な 現状 に 対 しても 、 それを 種 にして 笑 い 飛 ばしたり 、 物事 を 楽天的 に 考 えたりして 「 オチ 」 をつけることで 、 苦 しい 状況 を 乗 り 切 ってきたんじゃないのかな 、 などと 思 ってしまうのだ
- 022 そ 、 今 の 私 たち 、 「 平和 な 」 時代 にいるものでもそう 思 う
- 008 昭和 18 年 から 21 年 という 日本 の 時代
- 023 ックス ) ( コミック )
連載 開始 にあたって 「 戦時 中 、 広島 から 呉市 に 嫁 いだ 女性 の 話 」 という 情報 だけ 耳 に 入 っていて 、 「 なんかいかにも 『 夕凪 の 街 桜 の 国 』 の 柳 の 下狙 いっぽい 企画 だなー 」 と 、 警戒 していた
- 020 ックス ) ( コミック )
連載 開始 にあたって 「 戦時 中 、 広島 から 呉 に 嫁 いだ 女性 の 話 」 という 情報 だけ 耳 に 入 っていて 、 「 なんかいかにも 『 夕凪 の 街 桜 の 国 』 の 柳 の 下狙 いっぽい 企画 だなー 」 と 、 警戒 していた
- 023 ックス ) ( コミック )
こう のさん 独特 の 柔 らかな 絵柄 で 、 戦時 中 の 人々 の 営 みが 描 かれています
- 023 配給 、 建物疎開 、 灯火管制 、 息子 の 徴兵 … …
- 024 一方 、 すずと 周作 のぎこちなくも 想 いを 通 わせる 夫婦 ぶりも 見 ていて 微笑 ましいです
- 025 すずは 裁縫 が 不得意 といいながらも 着物 も 自分 で 作 るし 、 配給 制度 があったり 、 千人針 、 挺身隊 、 防空壕 、 港 には 軍艦 がいっぱい … … と 、 時代 を 感 じさせる 描写 が 多々 あって 、 勉強 になります
- 026 しかし 、 これは 「 戦争 の 中 の 暮 らし 」 の 中 の 、 死 、 暴力 や 惨事 など 、 に よ っ て 壊 れ て い く 心 に 、 内面的 な ( 内 にひめられた ) 戦争 の 恐 ろしさが 描 かれています
- 026 しかし 、 これは 「 戦争 の 中 の 暮 らし 」 の 中 の 、 死 、 暴力 、 惨事 など 、 に よ っ て 壊 れ て い く 心 に 、 内面的 な ( 内 にひめられた ) 戦争 の 恐 ろしさが 描 かれています
- 026 明 るく 健気 に 生 きる 主人公 たちだが 、 生活 、 身体 、 命 、 絆 、 心 と 壊 れていく 中 、 それでもすずは 健気 に 暮 らして 、 愛 して 、 愛 されて 、 心 を 失 わぬように 生 き 抜 いた
- 002 明 るく 健気 に 生 きる 主人公 たちだが 、 おそらくこれから 下巻 にはいると
空襲 や 原爆 なども 描 かれるのだろうと 思 う
- 026 私 たちも 、 いま 幸 せを 感 じるとき 、 あぁ 、 永遠 にこの 時間 、 この 家族 この 年齢 、 この 構成 、 このままでいって 欲 しい
- 022 私 たちも 、 いま 幸 せを 感 じるとき 、 あぁ 、 永遠 にこの 時間 、 この 家族 この 年齢 、 この 構成 、 このままでいって 欲 しい
- 026 戦争 が 進 むにつれて 様々 におこる 惨事 によって 、 主人公 すずの 心 は 歪 んでいく
- 027 そのため 、
他家 に 嫁入 りした エキセントリック な 女性 を 主人公 に 据 え 、
読者 が 感情移入 し 易 い 構造 を 採 っている
- 027 作者 は 大上段 に 反戦 を 振 りかざすことなく 、
日常 の 些細 な 描写 を 、 丁寧 に 行 ったであろう
時代 考証 から 積 み 重 ねてゆく ことにより
強 い メッセージ 性 を 発 することに 成功 している
- 028 闇市 に 砂糖 を 買 いに 行 ってあまりの 値段 に 「 そんとな 国 で 生 きていけるんかね 」 という 嘆 いてみたり 、 絵 を 描 くことが 好 きな 、 ちょっと ドジ で 可愛 らしい 主人公 「 浦野 すず が 港 を 描 いた スケッチ に スパイ 行為 だと 、 憲兵 に 大目玉 を 食 らったり
- 025 絵 を 描 くことが 好 きな 、 ちょっと ドジ で 可愛 らしい 主人公 「 浦野 すず 」 を 中心 に 、 戦時 中 の 広島 での 日常 を 、 淡々 と 描 いた 物語 です
- 028 闇市 に 砂糖 を 買 いに 行 ってあまりの 値段 に 「 そんとな 国 で 生 きていけるんかね 」 という 嘆 いてみたり 、 絵 が 好 きな すず が 港 を 描 いた スケッチ に スパイ 行為 だと 、 憲兵 に 大目玉 を 食 らったり
- 028 親族 だけで 行 われる 質素 な 結婚式 、 隣組 に 寄 り 会 い 、 米 の 配合 を 減 らし 野草 を 混 ぜたりしながら 作 る 代用食 、 風呂焚 きに 使 う 木炭 の 代用品 の 炭団 、 竹 やり 訓練 、 防火訓練 、 防空。作 り 、 着物 を 裁 いて モンペ にしたり 、 細 かで 説得力 のある 描写 の 積 み 重 ねは 、 おそらく 映像 でも 小説 でもなく 、 マンガ だけができる スタイル ではないか
- 029 その 一方 では 日々 の 暮 らしに 追 われ 、 信 じるものは 戦艦 「 大和 」 に 象徴 される 「 負 けるはずのない 日本 」 しかなかった 、 すず 達
- 029 その 一方 では 日々 の 暮 らしに 追 われ 、 信 じるものは 戦艦 「 大和 」 に 象徴 される 「 負 けるはずのない 日本 」 しかなかったすず 達
- 029 ックス ) ( コミック )
こう の 史代 さんの 名作 「 夕凪 の 街 桜 の 国 」 に 続 く 本作 、 何 のためらいもなく 購入 して 、 予想通 り 期待 を 裏切 りませんでした
- 029 今後 、 数次 に 渡 る 呉市 への 空襲 、 そして 運命 の 20 年 8 月 6 日 に 向 かって 物語 は 「 喪失 」 への ベクトル が 伸 びていくことは 想像 がつきますが 、 こう の 史代 さんの 一 ファン ではある 私 は 「 夕凪 〜 」 の 結末 のようにすず 達 の 希望 と 再生 を 感 じさせる エンディング を 願 って 止 みません
- 029 今後 、 数次 に 渡 る 呉市 への 空襲 、 そして 運命 の 20 年 8 月 6 日 に 向 かって 物語 は 「 喪失 」 への ベクトル が 伸 びていくことは 想像 がつきますが 、 こう の 史代 さんの 一 ファン である 私 は 「 夕凪 〜 」 の 結末 のようにすず 達 の 希望 と 再生 を 感 じさせる エンディング を 願 って 止 みません
- 029 「 聖戦 」 の 美名 の 下 、 如何 に 一般庶民 が 国家 の 歯車 にされていくか 、 そしてその 国家 が 如何 に 理不尽 なものであるかを 、 時系列 に 刻 まれるさりげない 日常 の 中 でうすうすと 感 じていくすず 達
- 029 この 平和 をただ 享受 だけすることなく 恒久 のものとするためにも
- 029 しかも 作者 の 正確 な 時代 考証 に 基 づいた 本作 は 、 一年後 には 無謀 な 海上特攻 により 撃沈 される 「 大和 」 をはじめとする 当時 の 軍艦 の 名称 や 原爆 投 下前 の 広島 県産業奨励館 ( 原爆 ドーム ) 、 紙屋町交差点付近 の 広電 の 描写 など デティール へのこだわり 、 そして 何 よりもすずと 周作 の 祝言 の 夜 や 防空。完成後 の 雨 の 中 の 純愛 シーン 、 思 わず 涙 が 溢 れてきました
- 029 30 年以上前 の 高校 の 日本 史 では 確 か 「 満州事変 」 あたりで 時間 切 れになって 、 その 後 はいろいろな 情報 が 断片的 にしか 入 ってこず 、 特 に 国家総動員法下 の 国民 の 「 銃後 」 の 生活 がどのようなものであったか 、 今 まで 読 んだどの 資料 よりもずっと 説得力 がありました
- 030 この 作品 は 名作 「 夕凪 の 街 、 桜 の 国 」 後 に 描 かれたもので 、 一枚一枚 の 絵 が 芸術的 に 完成 され 、 古 き 良 き 日本 の 生活 感 にあふれた 、 これもまた 名作 と 言 ってよい 仕上 がりになっている
- 030 ックス ) ( コミック )
こう の 史代 が 描 く 女性 主人公 は 、 小 さなことに 喜 びや 幸 せを 感 じることができる 、 古風 で 優 しい 、 穏和 な 女性 である
- 018 主人公 は 、 ちょっと ボー っとした 、 うっかり 者 だけど 絵 の 好 きな 明 るい 女性
- 030 さらに 大方 の 女性 の 反感 を 承知 でいえば 、 主人公 「 すず 」 の 如 き 本当 の 「 大和 撫子 」 がいなくなって 、 日本 は 久 しいのである
- 031 考証 等 もよく 行 き 届 き 、 繊細 な 筆致 が 当時 の 雰囲気 をよく 醸 しています
- 006 説明 しにくい 独特 ですばらしい 空気感 を 醸 し 出 しています
- 031 あえていわせてもらえば 、 国民 に 支持 されずに 始 まった 戦争 などこれまで 存在 しなかったし 、 戦時 下 の 抑圧性 なども 、 どの 国 であろうが 同 じようなものであったということです
- 028 絵 はやわらかな 線 で 描 かれる 絵 はどこか ユーモ ラス であたたかみがあり 、 描 かれる 情況 がだんだんと 陰惨 で 抑圧的 になっていく 中 で 、 救 いとなっている
- 031 あの 作戦 の 成功 で 、 国民 のほとんどが 「 溜飲 が 下 がった ! 」 と 拍手喝采 したではありませんか ? また 、 日露戦争 で 賠償金 が 取 れなかったことに 対 する 国民 の 不満 も 後 の 戦争 に 大 きく 作用 しました
- 031 当初 の 国民 の 支持 さえなかったら 、 軍部 は メンツ を 保 つ 必要 がなくなり 、 戦争 は 早 くても 昭和 17 年 には 終 わっていたかもしれません
- 031 暮 らしの 様子 が 丁寧 に 描 かれていて 、 人 それぞれの 貧 しくも 温 かい 生活 の 中 に
戦争 という 実感 が 時 たまひっそりと 、 けれど 生々 しく 顔 を 出 します
- 031 国 が 豊 かだったか 、 貧 しかったかの 違 いがあるだけです
- 031 )
戦時 中 に 取 り 壊 されたという 木製 の 世 の 中 を 描 くのに 、 よくそのような 表現 は 使 われがちですが 、 一般 には 解釈 を 迫 るような 、 極端 な 例 が 多 いかと 思 います
- 031 とくに 戦時 中 に 取 り 壊 されたという 木製 の 相生橋 が 、 とても 印象深 く 描 かれています
- 031 「 冬 の 記憶 」 、 これはそんな 以前 の 広島 市 の 中心 街 ( 中島本町 、 材木町 など ) が 舞台 となっています
- 031 ところが 「 中 」 巻 に 入 ると 、 このような ノスタルジック で 素敵 な 町並 み・ 生活 は 一変 し 、 暗 く 沈 んだ 陰鬱 なものに 変 わってゆきます
- 031 もちろん 原爆 投 下 、 東京大空襲 、 沖縄戦 など 、 みわたせば 悲惨 なことはたくさんありました
- 031 十七条憲法 や 五箇条 の 御誓文 などがそのよい 例 でしょう
- 031 西洋型 ではない 独特 としかいいようがない 民主主義的社会 を 歴史 的 に 培 ってきた 国 です
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