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Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: 薔薇の名前〈上〉
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にくい 12% おもしろい 10% 無い 10% 面白い 35% 深い 10% 難しい 10% 素晴らしい 5% 暗い 5% よい 17% 悪い 10% 美しい 5% 引き込む 10% 入り組む 5% 死ぬ 10% 渦巻く 5% とっつく 5% 従う 5% 解く 10% 仕掛ける 7% 綴る 5% 交わす 5% 唸る 5% ウン 5% 延々と 5% 長々 5% そうした 5% 単なる 7% 実に 7% 是非 7% ますます 5% ある程度 5% 思わず 5% どういう 5%
- Total Integration
- 0本作 品の舞台 は中世 、イタリア 欧州最大規模の蔵書を誇る辺境の修道 院宗教 会議の会場となる
その修道 院で起きた、
奇怪な連続殺 人事件 が起こる たまたまそこに立ち寄った修道 士が変死体で発見される
修道 院院長 は。
異端 審問官のウィリアム にその調査を依頼 、ウィリアム が弟子 のアドソ を連れてこの修道 院に姿を現すところから話は始まる
第2、第3の事件 が起こり、修道 院は混乱開催された宗教 会議も決裂となるなか、ウィリアム は調査をすすめ真相に迫る・・というのが大筋
迷信渦巻く 中世 において、理性的に科学に基づいて捜査 をすすめるウィリアム の知性と師に質問を重ねる弟子 アドソ の姿が印象 的
ミステリ ーや歴史 ものというよりも、私は著者 のエーコ が現代 社会 に対する 警句を発している評論のような印象 を受けた
作品 のなかでは信仰や学問をテーマ に印象 的な師弟間のやりとりが交わされる
「唯一の過ちを考え出すのではなく、たくさんの過ちを想像 するのだよどの過ちの奴隷にもならないために」
「純粋というものはいつでもわたしに恐怖を覚えさせる」
「純粋さのなかでも何が、とりわけ、あなたに恐怖を抱かせるのですか?」
「性急な点だ」
「恐れたほうがよい ぞ、アドソ よ、預言者たちや真実のために死のうとする者たちをなぜなら彼らこそは、往々にして、多くの人びとを自分 たちの死の道連れにし、ときには自分 たちよりも先に死なせ、場合によっては自分 たちの身代わりにして、破滅へ至らしめるからだ」
「真理に対する 不健全な情熱からわたしたちを自由にさせる方法を学ぶこと、それこそが唯一の真理だからだ」
ウィリアム のこれほどまで読者 を自らのセリフこそエーコ のメッセージそのものであると思える
思いが純粋で、切実であるほどに、生じる「性急さ」や「不寛容さ」こそ、エーコ (=ウィリアム )が警告する「不健全な情熱」であり、この事件 の真犯人 であると思えた
善意や正義の持つ両面性、自由に生き、考えることの難しさについて、よく考えさせられる作品 です
- 001 ミステリ ー や 歴史 ものというよりも 、 私 は 著者 の エーコ が 現代 社会 に 対 する 警句 を 、 現代 の 著者 が 見 つけて 、 訳出 している 評論 のような 印象 を 受 けた
- 025 遠 い 昔 に 書 かれた 書物 を 、 現代 の 著者 が 見 つけて 、 訳出 していくという 作 りになっている
- 001 」
「 真理 に 対 する 不健全 な 情熱 からわたしたちを 自由 にさせる 方法 を 学 ぶこと 、 それこそが 唯一 の 真理 だからだ
- 001 しかし 本書 は 単 なる 推理小説 ではなく 、
キリスト 教 における 清。
論争 や 異端 などについての ペダンティッ ク な 議論 や 記述 が 延々 と 繰 り 返 され 、
全 てを 十分 に 理解 するには 、 かなりの 教養 が 必要 とされる - 003 しかし 本書 は 単 なる 推理小説 ではなく 、
キリスト 教 における 清。論争 や 異端 などについての ペダンティッ ク な 議論 や 記述 が 延々 と 繰 り 返 され 、
全 てを 十分 に 理解 するには 、 かなりの 教養 が 必要 とされる
- 001 宗教 会議 の 会場 となるその 修道 院 で 修道 士 が 変死体 で 発見 される
- 001 作品 のなかでは 信仰 や 学問 を テーマ に 印象 的 な 師弟間 のやりとりが 交 わされる
- 001 迷信渦巻 く 中世 において 、 理性的 に 科学 に 基 づいて 捜査 をすすめる ウィリアム の 知性 と 師 に 質問 を 重 ねる 弟子 アドソ の 姿 が 印象 的
- 001 開催 された 宗教 会議 も 決裂 となるなか 、 ウィリアム は 調査 をすすめ 真相 に 迫 る・・
- 003 本書 は 暗黒時代 とも 呼 ばれる 中世 イタリア の 修道 院 で 起 きる 連続殺 人事件 の 謎 を
修道 士 ウィリアム と 若 い 修練士 アドソ が 解 き 明 かしていく 歴史 ミステリ ー
- 004 相前後 して 上下巻 を 購入 したのに 、
上巻 には 【 38 版 】 、 下巻 には 【 30 版 】 との 奥付 が
- 004 だとすれば 残念 な 話 で 、 できれば 上下巻 読破 してもらいたいもの
- 005 シャーロック・ホームズ と ワトソン のような 関係 の 師弟修道 士 が 、 文書館 をめぐる 殺人 事件 に 挑 む
- 005 エコ の 内面 を 2 つの 実体 ( ホームズ ・ワトソン 関係 ) に 分割 したんだろう
- 005 燃 え 落 ちる 僧院 をみながら 「 探偵 」 はこういう 「 それでも 記号 にかける 」
- 005 本書 に 出 てくる 異端 者 は 、 審問 にさらされながら 己 の 非道 と 初心 の 理想 を 率直 に 語 っていく
- 008 本当 に 、 この 小説 のどこをとっても 、 引 き 込 まれてしまい 、 読 み 出 したら 止 められません
- 039 よくわからんがこれだけ 面白 いという 小説 も 稀有 だろねえ
- 008 修道 院 で 起 こった 修道 僧 の 殺人 事件 の 謎 を 解 くために 、 院長 は 偶然滞在中 の バスカービル の ウィリアム に 犯人 探 しを 依頼 します
- 008 西暦 1327 年 の ベネディクト 会 の 修道 院 を 舞台 に 設定 にし 、 事件 の 鍵 に 写本 が 使 われています
- 010 記号 学者 エーコ の 処女小説 であり , おそらく 最高 の ミステリ ー . 週間文春 は , 20 世紀 の ミステリ ー の 第 2 位 にこの 作品 を 選 んだ .
中世 の 修道 院 を 舞台 に , 連続殺 人 の 犯人 を 修道 僧 ウィリアム が 追 うという サスペンス であるが , 中世 の キリスト 教社会 , 異端 思想 , 反 キリスト , 神学 論争 , 文書館 と 書物 , 迷宮 と 暗号 , そして 記号 と 事物 を 巡 る 考察 … まさに 記号 学者 らしい 衒学 の 書 でもある .
とにかく , ラスト で ウィリアム が 語 ることの 内容 が 秀逸 である . 非常 に 巧 くまとめていて , 思 わず 唸 ってしまった .
そして , 作中 の 「 第五日目 」 の 最後 の 一文 , その 重 み , 悲 しみを , 是非 味 わって 頂 きたい .
- 028 私 は 、 登場 人物 たちが 繰 り 広 げる 神学 論争 は 、 流 した
- 011 なにしろ メインテーマ が 何 かについてさえ 、 人 によって 意見 が 分 かれると 思 います
- 011 私 なりに 「 これだ 」 と 思 うという メインテーマ はありますが 、 本書 が 推理小説 として 書 かれている 以上 、 それは 人 には 言 えないのです
- 020 若 しそうだとしたら 何 で 推理小説 なのか ? ということである
- 013 ショーン・コネリー と クリスチャン・スレーター の 競演作 である 同名映画 の 原作 本
- 013 話 の 筋 は 、 中世 暗黒時代 ・・・とある 修道 院 で 連続殺 人事件 が 起 こる
- 014 推理小説 仕立 てを 思 いついた 晩 、 時代 小説 としての 要素 だけでなく 、 哲学 、 数学 ( 記号 論 ) といった 要素 が 凝縮 された 本書 は 、 完全 に 小説 の 域 を 越 えています
- 014 推理小説 、 時代 小説 としての 要素 だけでなく 、 哲学 、 数学 ( 記号 論 ) といった 要素 が 凝縮 された 本書 は 、 完全 に 小説 の 域 を 越 えています
- 014 確 かに 、 中世 の 修道 院 という 舞台 設定 、 長々 と 続 く 描写 、 背景 にある キリスト 教的 世界 観 、 全 てが 日本 人 には 入 りにくさを 感 じさせます
- 015 人間 がこの 世界 で 自分 の 位置 を 定 めるための 手掛 かりは 、 これしかないのだから 」 ( 下巻 P371 )
と 、 バスカヴィル の ウィリアム ( フラン チェスコ 会修道 士 ウィリアム の 観察眼 や 推理法 は 言 います
- 038 また 、 探偵 役 の 修道 士 ウィリアム の 観察眼 や 推理法 は ホームズ ものの パロディ で 、 この 点 でも ガッカリ させられた
- 015 『 キリスト の 清貧 』 や 『 キリスト における 笑 い 』 そして 『 薔薇 の 名前 』 の 意味 における 謎 など 、 仕掛 けられた 知 の 迷宮 の 素晴 らしさに 『 恐 るべし ウン ベルト・エーコ ! 』 と 唸 ってしまう
- 015 「 薔薇 の 名前 」 に 登場 する 迷宮 とも 、 通 じるような 気 がしました
- 015 また 、 実在 の 人物 である 有名 な 異端 審問官 ベルナール・ギー ( ドミニコ 会士 ) や フラン シスコ 会士 カサーレ の ウベルティーノ を 登場 させてくる
- 015 でも 、 異端 者 を 排除 する 一方 で 、 異端 者 の 力 を 借 りて 国力 を 増強 させようと 考 える 王 もいたでしょう
- 015 国王 は 法律 を 作 り 、 民 をおさめ 、 軍事力 を 増強 し 、 商業 を 活発 にします
- 015 書 き 手 が 名 も 無 き 女性 と 寝 てしまう ( 修道 士 なのに ! ) というところから 俄然 、 おもしろくなります ( 読 み 手 が 下世話 だから … … )
- 015 権力 を 国王 だけに 集 めず ( 当然 、 宗教 だけにも 集 めず ) 、 分散 しようとした
- 032 宗教 部分 と 人名部分 を 端折 って 読 むと サクサク 進 んで 面白 いです
- 015 一方 、 宗教 は 人々 を 安定 させ 、 一 つにさせる 一方 で 、 異端 者 を 排除 しようとします
- 015 読 んでよかった !
八重洲 の 丸善 ( オアゾ ) には 、 松丸本舗 という 、 書店内書店 がありまして 、 松岡正剛氏 が プロデュース しているわけですけど 、 ときどき 、 ここへ 行 くと 、 めまいに 襲 われることがあります
- 017 たまたま 、 清。
論争 に 進 んでも 興味 があったので 、 この 本 には 当時 の 宗教 と 政治 の 関係 が 、 いろいろ 綴 られていて 、 そこもおもしろかったですね - 015 たまたま 、 清。論争 にも 興味 があったので 、 この 本 には 当時 の 宗教 と 政治 の 関係 が 、 いろいろ 綴 られていて 、 そこもおもしろかったですね
- 017 難解 な 神学 論争 などは 、 まずは 飛 ばして 先 に 進 んでも 問題 はない
- 017 舞台 は 中世 、 イタリア 北部 の 陰鬱 な 修道 院 、 季節 は 晩秋 、 登場 人物 はほぼ 僧侶 ばかりと 、 ひたすら 「 重厚 」 ムード だが 、 スリル あり サスペンス あり ホラー あり ユーモア もあり 、 読 み 始 めたら 止 まらない
- 018 何 がいいたいかと 言 うと 、 時代 背景 がわかると 何十倍 もおもしろく
エーコ がまさに 「 私 はこの 時代 で 描 いた 」 と 言 った 意味 も ズシン とくると 思 います
- 018 私 も 含 めて 日本 人 はあまり 深 く 知 り 得 ない 時代 背景 がとても 楽 しいです
- 019 そして 長老 には 、 『 幻。辞典 』 等 で 有名 な ホルヘ・ルイス・ボルヘス から 取 ったと 思 える 盲目 の 師 ブルゴス の ホルヘ を 設定 している
- 019 その 本 の 宇宙 を 彷徨 う ウイリアム と アドソ はまるでその 宇宙 を 彷徨 うのを 楽 しんでいるかのような 感 じすらする
- 020 記号 論 などで 著名 な 哲学者 が いきなり 殺人 事件 を 扱 った 推理小説 を 書 くのだから 、 そうして それが 世界 で 大 ベストセラー となるのだから 世界 は 広 いし 痛快 であると 思 う 次第 である
- 020 記号 論 で 高名 な 哲学者 が いきなり 殺人 事件 を 扱 った 推理小説 を 書 くのだから 、 そうして それが 世界 で 大 ベストセラー となるのだから 世界 は 広 いし 痛快 であると 思 う 次第 である
- 020 それにしても エーコ の 会心 の 笑 みを 随所 に 感 じる
- 021 中世 ヨーロッパ 、 険 しい 山 の 上 にある 不気味 な 僧院 、 断崖 と 一続 きに 聳 え 立 つ 異形 の 建物
- 021 情景 に 冒頭 からそそられ 、 僧院 の 見取 り 図 と 文書館 の 迷路 が 一気 にその 世界 に 引 き 込 む
- 021 欲望 の 渦巻 く 僧院 で 起 こる 数々 の 不可解 な 事件
- 023 宗教 を 題材 にした 名作 といえば ダビンチ・コード があるが
本書 はそれ 以前 に 書 かれた ミステリ ー
- 024 この 小説 は 色々 な 読 み 方 があり 、 テーマ があると 思 いますが 、 この 問題 を 少 しでも 念頭 に 置 くと 、 また 違 った 読 み 方 が 出来 ると 思 います
- 035 「 これは 歴史 ミステリ なんだ 」 と 強 く 念頭 に 置 いて 、 複数挿入 される 事件 解明停。部分 を 怒涛 の 勢 いに 任 せて 読 み 切 ってしまう
- 025 エンターテイメント でもあり 、 学術的 でもあり 、 ミステリ ー と 記号 論 と 歴史 と 宗教 学 を 同時 に 含 んでいる
- 004 学術論文 ではなく 、 あくまで 「 小説 」 として 書 かれていますから
- 027 版元 は 早急 に 徹底的 に 手入 れをした 文庫版 を 出 す 義務 がある
- 027 現 に 、 最新作 『 バウドリーノ 』 は 歴史 学者 が チェック したと 仄聞 する
- 028 キリスト 教 の 薀蓄 であるとか 記号 論 であるとか 本書 を 楽 しむことへの 「 障害 」 が たくさん 仕掛 けられているわけだが そんなもの 「 えいやっ 」 で やりすぎしてしまえばよい のだ
- 020 キリスト 教 の 薀蓄 であるとか 記号 論 であるとか 本書 を 楽 しむことへの 「 障害 」 が たくさん 仕掛 けられているわけだが そんなもの 「 えいやっ 」 で やりすぎしてしまえばよい のだ
- 029 エーコ が 書 きたかったのは プロローグ の 前 にある 、 小 さな ポイント の 字 で 書 かれた 部分 だったのだな 、 ということです
- 029 百科全書学派的 な 学者 である エーコ はそれを 証明 することができました
- 030 映画 では ショーン・コネリー が 演 じていて 、 これもなかなか 良 い 出来 だ
- 028 この 作品 は ショーン・コネリー 主演 で 映画 化 されている
- 031 異端 審問 による 迫害 と ヨハネス 教皇派 と ルードヴィッヒ 皇帝派 の 争 い 、 各会派入 り 乱 れての 混沌 とした 状況 が 背景 にある
- 031 人間 の 本質 がその 様 な 物 であるから 、 様 は 均衡 の 問題 であり 、 観念 や 意味 になる 前 の 個々 の 事象 を 記号 として 数式化 しても 人間 は 自分 の 卑小 さを 自覚 するに 過 ぎないし 精神 の 拡 がりを 潰 えさす 事 であると 思 う
- 031 この 三者三様 の 行動 に 人間 の 全 てが 語 られているといっても 過言 では 無 いと 思 います
- 031 そんな 中 、 次々 と ヨハネ の 黙示録 の 記述 に 擬 えて 殺人 事件 が 起 こるという 展開
- 032 難 しい 事抜 きで 面白 い ! この 本読 んだ ワタクシ 、 古典 ギリシ ャ 人 と ラテン 語 を 習 いました
- 032 ギリシ ャ 人 と ラテン 語 について 盛 り 上 がれる 本 です
- 033 ワタクシ も 映画 が 先 で 、 原作 が 後 でしたが 、 もう 映画 と 同 じぐらい 引 き 込 まれました
- 033 読 む 年齢 によって 、 知識 が 増 える 分 、 また 感想 も 違 ってくるが 、 面白 いことには 変 わりがない
- 033 面白 かった ! 久 しぶりに 夢中 になって 一気 読 み
- 035 キリスト 教 にまつわる 宗教 的知識 、 中世 ヨーロッパ の 歴史 的背景 に 精通 していればさらに 無上 の 読書 体験 が 得 られるのかも 知 れないが 、 まっさらな 状態 でもなんとかなった
- 004 この 「 動機 」 、 宗教 的 な 理由 に 基 づくものなのですが 、
映像 ではうまく 伝 わりにくかったのでは
- 035 13 世紀 の イタリア が 舞台 なのだけれど 、 オカルト 的 な 興味 が 手伝 ってか 、 現代 の 物語 を 読 んでいるかのように スムース に 読 み 進 めることができた
- 018 何故舞台 が イタリア でなくてはいけなかったのかもよくわかります
- 038 作中 で 強調 される 迷宮 に 陥 っているのは 読者 や 探偵 役 で 無 く 、 作者 ではないかとの 思 っているわけがないかとの 思 いを 強 く 覚 えた
- 038 作中 で 強調 される 迷宮 に 陥 っているのは 読者 や 探偵 役 で 無 く 、 作者 ではないかとの 思 いを 強 く 覚 えた
- 038 結末 に 到 っても ミステリ 的趣向 が 皆無 で 、 徒労感 ・ 脱力感 しか 覚 えない
- 038 作者 が 本当 に ミステリ を 書 こうとしたのか 否 か 疑念 が 湧 く 内容 で 、 作者 自身 の 宗教 史観 ・ 記号 学 の 自省的考察 を 披瀝 するために 戯 れに 物語 を 捻 り 出 した 感 が 強 い
- 038 作者 の 専門 を 活 かした 筈 の 暗号 も 断片的過 ぎる 上 に コケ 脅 しで 、 現代 暗号 理論 からすれば 幼稚極 まりない
- 038 キリスト 教 における 異端 論争 ・ 教義対立 など ミステリ ・ファン にとっては 興味 の 埒外 である 事 は 自明 だろう
- 038 そして 、 修道 院内 の 建物 には 秘密 の 通路 が 複数 あったり 、 魔法 の 薬草 や 鏡 で 幻覚 を 起 こす 等 、 子供騙 しの 手法 が 堂々 と 使 われる
- 038 岩壁沿 いの 修道 院 で 起 きる 事件 の 模様 は 殆 ど 語 られず 、 代 りに 読者 は 当時 の キリスト 教諸派 の 対立 や 神学 上 の 解釈 の 相違 や 院内 の 衆道関係 等 を 延々 と 聞 かされる ハメ になる
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