High-Profile talking
newsplus 要約
Amazonレビュー 要約
価格.com レビュー 要約
アットコスメ レビュー 要約
食べログ レビュー 要約
楽天レビュー 要約
TSUTAYA レビュー 要約
じゃらん レビュー 要約
Splog Filter
|
Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: きことわ
芥川賞 貴子 賞作 芥川賞受賞 描写 受賞 読後感 別荘 小説 文体 技巧 感性 受賞作 文章 真理子 起伏 葉山 作品 芥川賞受賞作 情景 再会 交錯 文芸 才能 表現 葉山の別荘 物語 芥川賞作 西村 永遠子 著者 抽象的 作家 作者 川上 選考 共感 緻密 象的 表現力 多用 秀逸 際立 評価 人物 朝吹真理子 貴子と永遠子 漢字 読書 登場人物 記憶 過去 期待 言葉 退屈 本作 淡々 読者 記述 賞作品 独特 印象 主人公 年後 現代 受賞作品 芸術 違和感 少女 空間 その別荘 日常 現在 管理人 筆者 場面 工夫 苦痛 繊細 感覚 ストーリー 日本語 新人 内容 一体 今後 感動 技術 永遠子と貴子 将来 意味 感情 読んで リズム 25 理解 時間 体験 不思議 女性
心地よい 5% 物足りない 5% つまらない 5% にくい 10% 無い 13% 難しい 9% 美しい 13% よい 11% 欲しい 8% 深い 8% 良い 20% 絡まる 5% 引き込む 4% 分かる 11% 際立つ 4% 響く 5% 残る 17% 終える 5% 読む 71% 起こる 7% あう 4% きる 16% 淡々 5% あえて 4% まるで 8% 一体 4% 決して 4% もう少し 4% もっと 11% そういう 7% その 39% まず 7% 全く 7%
- Total Integration
- 0新聞で選評を読んだ 際は、「時間 を操る技に長けて」おり、「プルースト」の作品 を以て作者 が読みづらい文体 は、女性 らしく滑らかが
幻で、読んで いて心地 よい
けれど内容 がまさに「意味 不明」で、何度 も何度 も睡魔に襲われながら、ようやっと最後 の一文に辿りついて…
なにも心に残らな い」という部分 がないのは良かった (笑)
まず 、ひさびさの再会 シーン で、2人とも「いい歳」になるから使って いるのかもしれない
また、表現 自体 ている
「ひとびと」とか、「うごかす」「こわす」というように、
端的に言って 、つまらない 、です
カネだして買ったというのに、あの会話、あのやりとり
リアリティー無さすぎ
あるいは、そういう 所が良い の?
じゃあワタシには無理 だ(笑)
それに、川上 弘美さん風かこれはワタシがアホなんやと思うんだけれど、睡魔も手伝って、途中 から2人の名前 がごちゃごちゃに
そう、まるで 、契約書の「甲」と「乙」を読んで る感じで した、はい(笑)
そういやニュースで、この著者 は相当の「サラブレッド」と聞いた
だからやっぱ、ワタシがアホなんやと思う
…そう思っておく(笑)
- 002 今年 の 芥川賞 受賞作 と 聞 いて 読 みました
- 0030 「 貴子 が 春子 に 妊娠 されていたとき・・・ 」 これ 、 貴子 が 春子 のお 腹 の 中 にいたときですよね ?
こういう 表現 もひっくるめてこの 作品 が 評価 されるのなら 、 私 にはこの 作品 が 分 からないということでしょう
- 030 我 が 道 を マイペース に 貫 いてのほほんと 生 きていくのかな 、 貴子 と 永遠子 のように …
逗子 、 葉山 の 別荘 が 舞台 になっているところなんて 洒落 ていて 良 かったと 思 うよ ( さすがお 嬢様 ! ! )
- 003 確 かに 、 細部 にこだわる 感性 」 という 日本 語 は 便利 に 使 われているのだなと 感 じるばかりだ
- 008 「 感性 」 という 日本 語 は 便利 に 使 われているのだなと 感 じるばかりだ
- 003 芥川賞 に ストーリー 性 は 求 めていない
- 005 純文学 系 の 五大雑誌 、 「 群像 」 「 新潮 」 「 文藝 」 「 すばる 」 「 文学界 」 は 、 それらすべてを 合 わせても 10 万部程度 しか 売 れていないと 聞 く
- 005 かの 太宰 も 欲 しくて 七転八倒 したほどの 賞
- 005 この 疲弊 した 時代 に 、 こんな 手垢 のべっとりついた ネタ をうわべだけの 技巧 とものめずらしい 語彙 でごまかした 、
弱々 しい 文学 が 選 ばれたことに 嫌悪 すら 覚 える
- 005 しかし 、 芥川賞 は 学校使用教材 の 一部 に 受賞作 一覧表 も 掲載 されており 、 もっと も 権威 のある 文学賞 である
- 0069 「 時間 」 「 夢 」 「 家族 」 「 死 」 「 恋 」 「 再会 」 などなど 、 色 んな 題材 はばら 撒 いているけれど 、 どの テーマ にも 深 く 触 れるつもりはない 、 という 作家 の 態度 がとても 共感 できる ものではありませんでした
- 006 「 時間 」 「 夢 」 「 家族 」 「 死 」 「 恋 」 「 再会 」 などなど 、 色 んな 題材 はばら 撒 いているけれど 、 どの テーマ にも 深 く 触 れるつもりはない 、 という 作家 の 態度 がとても 共感 できる ものではありませんでした
- 009 評価 の 高 い 小説 を 受 け 入 れられないと 、 自分 の 感性 が 劣 ってるような 気 がして
落 ち 込 む
- 018 いや 、 これが 著者 の 感性 かも 知 れないが 、
特段感動 には 結 び 付 かないのである
- 009 こういうところだけは 少女 漫画 のようにあからさまに 分 かりやすい )
ふたりの 共有 した 25 年前 の 日々 が 、 まったく 小説 の 中 で 活 きていない
- 009 だから 回想 も 夢 も 、 表現 の 技巧 ばかりで 味気 ない
- 009 でも 十五歳 の 娘 は 、 もう 生理 があって 、 成熟 はまだ 先 でも 、 立派 な メス である
- 012 テレビ で 芥川賞 受賞 インタビュー を 拝見 し 、 朝吹 さんの 作品 に 対 する 形而上学的 な 解説 に 興味 を 抱 いて 買 いましたが 、 失敗 でした
- 014 音楽 ネタ の チョイス も 致命的 に 間違 っているのでは ? そもそも 25 年前 に 車 の 中 で マニュエル・ ゲッチング ( ゴッチング ? ) の E2 - E4 なんか 聴 いている 人 はいたのでしょうか ? ( 当時 、 国内盤 の レコード は 出 てこないし … 確 かに オリジナル は 1000 枚 しか 生産 されていないけど 、 日本 に 輸入 した 業者 っていたの ? )
ライヒ の 「 18 人 の 音楽 家 のための 音楽 」 も 、 80 年代 には 、 現代 音楽 を 聴 いているかなり マニアック な 方 たちにしか 知 られていなかったのでは ? ( YMO の 「 体操 」 の ピアノ の 元 ネタ が ライヒ と 言 われてもほとんどの 方 は 当時 わからなかったのでは ? )
E2 - E4 も ライヒ も 90 年代半 ば 以降 の ハウスミュージック の 中 で 再評価 された 、 というよりそれまでは 中古盤 で 300 円 で 売 られていた クズレコード だったのですが …
- 014 音楽 ネタ の チョイス も 致命的 に 間違 っているのでは ? そもそも 25 年前 に 車 の 中 で マニュエル・ ゲッチング ( ゴッチング ? ) の E2 - E4 なんか 聴 いている 人 はいたのでしょうか ? ( 当時 、 国内盤 の レコード は 出 てないし … 確 かに オリジナル は 1000 枚 しか 生産 されていないけど 、 日本 に 輸入 した 業者 っていたの ? )
ライヒ の 「 18 人 の 音楽 家 のための 音楽 」 も 、 80 年代 には 、 現代 音楽 を 聴 いているかなり マニアック な 方 たちにしか 知 られていなかったのでは ? ( YMO の 「 体操 」 の ピアノ の 元 ネタ が ライヒ と 言 われてもほとんどの 方 は 当時 わからなかったのでは ? )
E2 - E4 も ライヒ も 90 年代半 ば 以降 の ハウスミュージック の 中 で 再評価 された 、 というよりそれまでは 中古盤 で 300 円 で 売 られていた クズレコード だったのですが …
- 015 漫画 のような 空想話 が 来 たり 、 ひとり 言 のようなただの 日常 を 書 くだけだったりと 、
大昔 ならともかく 、 今 の 時代 においてお 金 を 出 してまで 読 む 必要 性 と 、 そして 得 られる 愉 しさが 見 あたらない
- 058 自分 が 読 む 分 にはどのように 書 かれた 小説 も 愉 しく 読 みますが 、 私自身 は 先 に 伝 えたいことがあるという 動機 をもったことがありません
- 017 ストーリー 性 も 、 洗練 された 文章 も 、 時代 性 も 、 斬新性 もと 全 てを 無 くし 、
ただただ 「 芥川 」 という 名前 だけが 残 ったこの 文学賞 を 、 これからも 崇拝 する 必要 があるのかを 考 え 直 すときに 来 ていると 思 う
- 017 頭 に 浮 かんだ 独 り 言 をただただ 聞 かされたという 感 じでした
- 018 しかしながら 、 後半 に 入 っても 、
意味 深 い エピソード や 、 興味 深 い 現象 が 、
その まま 通 り 抜 けた 状態 で 、 大 きな 伏線 にはならず
- 019 しかしながら 、 後半 に 入 っても 、
意味 深 い エピソード や 、 興味 深 い 現象 が 、
その まま 通 り 抜 けた 状態 で 、 大 きな 伏線 にはならず
- 019 複数 の 登場人物 の 記憶 の 食 い 違 いから 、
過去 と 今 が 混在 しながら 進 むような 物語 です
- 020 文章 も 、 「 たあいない 」 「 目視 しようのない 」 といった 可笑 しな 表現 や 、 「 蝉 がわんわんと 鳴 き 」 「 岸辺 にちょぼちょぼと 生 えた 芝 」 といった 擬態語 や 擬音語 が 頻出 し 、 文章 技術 の 低 さが 目立 ちます
- 020 物語 性 が 弱 いものを 優 れてるというのは 倒錯 ですよね
- 020 三島由紀夫 は 、 文章 読本巻 7 に 次 のよ
うに 書 いています
- 020 蝉 の 声 といえば 三島由紀夫 は 『 豊饒 の 海 』 四部作 の 『 天人五衰 』 の 最後 に 「 数珠 を 繰 るような 蝉 の 声 がここを 領 している 」 という 直喩 がある
- 022 こんなに ページ を 使 っても 登場人物 が 生 き 生 きとしてこないのであれば 、 コア なところをぎゅっと 濃縮 して 人物 を 書 き 込 んで 短編 にしていたら 、 余韻 が 残 る 、 また 読後感 もすっきりした 作品 になったのでは 、 と 感 じます
- 008 というわけで 、 何 が 書 きたかったのかという 以前 に 、 どうでもいいことが 書 き 連 ねられている 感 じでどうにもつまらない というのが 読後感
- 023 貴子 と 永遠子 を 軸 にその 両親 と 子供 、 1 人 の 叔父 が 走馬灯 のように 登場 する
- 025 芥川賞 受賞作 品 は 最近 全部読 んでいるけれど 、 これはという 作品 はない
- 026 この 内容 を 見事 な 表現 力 と 感性 で 描 き 切 った 、 という 感 じ
- 009 どれもこれも 同 じような 表現 で 同 じように 褒 めている
- 026 葉山 の 高台 にある 別荘 で 、 幼 い 日 をともに 過 ごした 貴子 と 永遠子
- 030 でもいいじゃないか 、 著者 の 朝吹 さんに 才能 あるのは 明 らかなんだしどんな 作品 でも 書 けそうなのもわかるから
- 031 芥川賞 は 選考 基準 と 読者 評価 が 一。乖離 している 賞 だと 、 あらためて 思 いました
- 034 構築力 も 無 ければ 、 驚 きをもたらすような 詩的閃 きも 無 く 、 生産的 な 野蛮 さの 欠片 も 無 い
- 036 人 によって 、 明確 に 好 みが 分 かれる 小説 だと 思 う
- 036 そういう 意味 で 悪 く 言 えば 無機質 と 表現 した
- 055 ストーリー で 引 っ 張 る 小説 と 表現 を 楽 しむ 小説
- 070 脱構築的 で 実験的 な 小説 なので 、 読 みにくい
- 077 とても 26 歳 ( ? ) で 書 ける 小説 ではありません
- 041 これは 、 選考 する 最高 に 名誉 な 賞 だと 思 っていたのにもかかわらず 、 きわめて 拙劣 な 作品 の 評価 に 誤 りがあるのかもしれない が 、 それにしても 、 下 らぬ 作品 が 芥川賞 を 受賞 して 、 その 作家 がいい 気前 で 会見 に 臨 む 、 或 はしたり 顔 で インタビュー を 受 けている 様 を 見 ると 胸糞 が 悪 くなる
- 041 これは 、 選考 する 者 の 評価 に 誤 りがあるのかもしれない が 、 それにしても 、 下 らぬ 作品 が 芥川賞 を 受賞 して 、 その 作家 がいい 気前 で 会見 に 臨 む 、 或 はしたり 顔 で インタビュー を 受 けている 様 を 見 ると 胸糞 が 悪 くなる
- 041 一私人 としては 、 この 才能 に 満 ち 溢 れた 朝吹真理子 が 、 現代 文学衰退 を 食 い 止 めるてくれる 、 作家 であってほしいと 切 に 願 っている
- 013 もっと はっとさせられる 様 な 新 たな 小説 などが 出 てこないのであれば 、 毎年受賞作 をひねり 出 す 必要 はないのではないかとも 感 じられる
- 083 もちろんのこと 朝吹真理子 さんの 受賞作 には 仏蘭西被 れなどというものはなく 、 純粋 なくらいに 日本 的 である
- 041 しかし 、 朝吹真理子 氏 の 『 きとこわ 』 を 偶々立 ち 寄 った 書店 で 見出 して 、 期待 せずに 、 読 んだところ 、 久 し 振 りに 出来 映 えの 良 い 芥川賞 受賞作 品 に 出会 えたと 感慨 をもよおした
- 041 昔 の 芥川賞 は 、 けだし 才能 と 運 とを 兼 ね 備 えた 者 のみぞ 受賞 するに 価 するものだった
- 043 ストーリー とは 全 く 関係 なかったですが 、 少 しは 勉強 になり
興味 を 引 きましたので 、 将来 性 にかけて 星二 つ
- 046 でも 、 全体的 に 薄味 でふわふわっとした 空気感 が
ワタシ にはどうもなじめなかった
- 049 だが 選考 委員 の 村上龍氏 が 受賞 者二人 に 対 して 「 完成 されている 事 は アダ になる 事 もある 」 といったような 選考 評 を 書 いていたが 、 朝吹氏 は 今後 その 点 で 相当苦 しむのではないか ? なぜなら 氏 の 才能 には - あえて 純文学 作家 にとってこそ 必須 と 言 いたい - ストーリー テリング の 面白 さ 、 というものが 完全 に 欠落 していると 思 えるからだ
- 049 本作 も 西村 賢太氏 『 苦。列車 』 同様 、 掲載文芸 春秋 で 読 んだ
- 049 蛇足 : 短編 と 100 ページ 位迄 の 中編 だけを 書 いていけばなんとか イケ るかもしれないかな
- 050 時間 と 言葉 を 操 る 朝吹 さんの 感性 と 技術 は 秀逸 だけれども 、 「 実際 の 永遠子 に 近 い 世代 」 からみると 、 物足 りなさを 覚 えてしまう
- 043 他 の 人 も 書 かれてますが 、 それなりの 賞 というものを 受 けた 作品 を 理解 できないと
自分 の 感性 がずれているのかと 悩 まされます
- 050 ただ ストーリー はそこの 手前 で 終 わってしまうし 、 30 代 の 貴子 にも 40 代 の 永遠子 にも 20 代 の 筆者 にも 、 なんか 綺麗 過 ぎるというか 、 人生 の 大事 なことを 避 けているようなもどかしさを 感 じてしまう
- 016 筆者 が 必死 に 辞書 を 引 いて 、 カッコ 良 さそうな 言葉 を 意味 も 深 くわからないにもかかわらず 、 使 っていることを 想像 できてしまう 悲劇
- 050 ラスト で 貴子 が 海辺 の 別荘 が 更地 になる 夢 を 見 るが 、 この 別荘 の 解体 と 売却 をやり 終 えることこそ 、 二人 にとって 春子 の 弔 いに 区切 りをつけることなのかもしれない
- 051 その 別荘 がと
うとう 取 り 壊 されることとなり 、 解体前 の 荷物 の 整理 を 手伝 うため 、 永遠子
は 貴子 と 再会 するに 至 る
- 051 既視感 のややある テーマ ながら 、 弱冠 26 歳 にしてこの 表現 力 、 構想力 は
すばらしく 、 さすが 芥川賞 と 唸 らされる
- 054 何気 ない 日常 、 子供 のころのちょっとした 思 い 出 、 そんな 本当 になんでもないことが 綴 られたちょっと 温 かく 、 それでいてなんだか 素 っ 気 ない
- 067 愛読書 は 、 辞典 と
か 、 いやはや 、 ほとんど 平易 な 言葉 で 綴 られた 小説 であるが 、 ひねり
すぎて 意味 を 瞬時 につかみとれない
- 055 論理性 を 追求 する 小説 と 論理性 を 無視 する 小説
- 056 しかし 描 いてある 事 は 、 過去 のある 時点 で 美 しい 想 い 出 や 苦 い 記憶 があって 、 それが 現在 と 心象的 に 繋 がっているとしても 、 人 は ( 浮流 する 時 の 流 れにおける ) 現実 を 生 きて 行 かねばならない 、 という 凡庸 なものに 映 った
- 047 才能 のない 凡人 が 才 に 恵 まれた 人 に 対 して 放 つ 嫉妬 なのかもしれない
- 056 技巧 の 影 に 隠 れているが 、 同時 受賞 の 西村 氏 の 作品 よりむしろ 私小説 的 であるとさえ 感 じた
- 057 今回 , 芥川賞 を 受賞 されたということで , 作品 を 拝読 いたしましたが , 朝吹 さんの 文章 にしては 切 れ 味 が イマイチ で , まあ , 挨拶 がわりの 一振 りというところでしょうか
- 057 見 たこと 感 じたことを , それにふさわしい 言葉 や 言葉 遣 い ( 音 ・リズム を 含 む ) で 表現 しようと , 相当 な 努力 ・ 工夫 をされている 方 だと 思 っております
- 058 たとえば 貴方 が 小説 というものに 「 劇的 な 出来 事 」 や 「 ストーリー 性 」 や 「 情報 」 や 「 意味 」 を 求 めるだけであるならば 、 つまり 「 何 が ( what ) 書 かれているか 」 にしか 興味 がないならば 、 本作品 を 読 むことは 或 いは 徒労 に 終 わってしまうかもしれないし 、 そうした 需要 に 応 えてくれる 別 の 作品 を 探 して 読 むべきだろう
- 034 本作 でも 、 髪 や 手足 が 絡 まりあったり 、 携帯電話 の 会話 で 雑多 な 音 が 混 じりあい 音 が 断片化 したり 、 幾 つかの 場面 や 台詞 が 反復 されたり 、 或 る 人物 が 別 の 人物 と イメージ が 重 なったり 等々
- 059 夢 の 中 と 現実 を 交錯 させながら 、 期待 もなかったが 、 きれいな 表現 ですっと 浸 み 手 のこちらの 時間 までもが 静 かに 流 れていくような 、 夢見心地 の 文体 で 馴染 み 易 くきれいな 日本 語 という 印象 でした
- 084 前評 で イメージ を 持 ちすぎたために 、 期待 もなかったが 、 きれいな 表現 ですっと 浸 み 込 むような 文体 の リズム 、 スマート さがあり 、 心地 よさがあった
- 061 ただの 誤植 でしょうか ? それで ☆ ひとつ マイナス です
- 063 長 い 夏休 み 、 けだるい 潮風 、 微 かな 磯 の 香 り 、 砂 のついた ビーチサンダル
- 064 あとは 「 時間 」 を テーマ にしてるとか 、 記憶 の 不確 かさとか 、
「 後 ろ 髪引 かれる 」 エピソード とか 、 その 辺 りを 面白 いと 思 うかどうか
- 070 そういう 、 現代 人 の 存在 の 不確実性 と 不安 を 、 不確実 なまま 描 いている
- 066 読 んでいて 何 か 自分 の 現実 を 不安 な 感 じ 、 現実 もゆらゆらしている 感 じにさせてくれる 新人 は 井上荒野以来 です
- 080 そして 不確 かな 記憶 の 影響 か 、 現実 もゆらいで 見 えてくる
- 069 本格派 の 片鱗 と 今後 の 伸 びしろも 織 り 込 み 、 芥川賞 らしい 作品 ではないでしょうか
- 072 近年 の 芥川賞 作品 としては 、 まともな ( ? ) 作品
- 073 いずれにしても 忙 しい 日常 の 合間 で 活字 に 逃避 するように 何冊 も 同時 に 読 んでる 様 な 読 み 方 をしたので 入 ってこない 部分 もあって 、
決 してその ような 読 み 方 には 向 いていないお 話 でしたので 、
ゆったりとした 時間 、 気分 の 余裕 のある 時 に 読 み 直 したいかな
- 073 何気 ない 日常 の 中 に フッ と 潜 む・・・やさしさと 表裏一体 になっている 魔 のようなもの
- 074 情景 描写 は 稀 にはっとするようなのもあるが 、 大抵 は イメージ として 直結 しない
- 080 目 をつむり 脳裏 に 情景 を 映 しながら 聴 くのが 理想 だと 思 う
- 074 行単位 の 構成 はきわめて 秀逸 で 、 歴代 の 著名作家 と 比 べても 遜色 ない
- 076 本作 は 、 よくも そうでなくとも … 、 フラン ス 料理 の 新進気鋭 シェフ による 『 綺麗 に 仕上 がった 緻密 で 華奢 な 小菓子 』 であると 思 います
- 081 どんな 話 ? と 聞 かれて 、 説明 がするのが 難 しいのだけれど 、 読 んでみて 退屈 ではなく 面白 いから 、 唸 ってしまった
- 026 そして 読 んでみて 分 かったのは 、 この 作品 をうまく 説明 がするのが 難 しいということ
- 082 その 瞬間 に 呼 び 覚 まされる 幻視 の 切 なさと 鮮 やかさを 、 散文 でありながら 詩語 のような 馨 と 味 わいで 紡 いでいく 名人芸 に 大方 の 選者 は 驚嘆 したのでしょう
- 009 本命 だったのに 、 ふたを 開 けてみると 大方 の 関心 は 西村 氏 の 方 に 集 まったのも 、 わかるなぁ
- 082 それは 軽 い 冗談 だとしても 、 この 小説 では 緑深 い 海辺 の 別荘 を 舞台 に 少女 時代 の 「 きことわ 」 、 そして 成人 してからの 「 きことわ 」 が 懐 かしい 日々 をしのび 、 今 と 昔 が 数珠 つながりになっているように 感 じられるその 数珠 を 、 かったみにひとつずつまさぐるようにして 確 かめていく
- 051 別荘 の 管理人 の 娘 であった 永遠子 は 、 昔別荘 に 来 ていた 貴子 とその 家族 に
招 かれ 、 昔 よく 一緒 に 遊 んでいた
- 082 じつはこれはなんとまあ 「 貴子 さんと 永遠子 さん 」 というふたりの 女性 の 仲良 しこよしの 物語 なのでして 、 まあぺこちゃんとぽこちゃんが 葉山 の 別荘 で 黒髪 をわかちがたく 結 び 合 わせて 眠 っているありさまを 、 「 ぺこぽこ 」 と 呼称 するに 似 たような ネーミング なのでした
- 083 デモーニッシュ ではあるが 、 読後感 は 決 して 悪 くはない
|