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Amazon.co.jp： カスタマーレビュー: 空の境界（下） (講談社文庫)

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くどい 4%     おもしろい 13%     興味深い 6%     面白い 28%     にくい 10%     欲しい 6%     少ない 6%     無い 15%     難しい 6%     素晴らしい 4%     凄い 6%     引き込む 6%     救う 4%     読む 72%     読み返す 4%     読める 10%     楽しめる 18%     進む 4%     言う 34%     付く 4%     描く 10%     憧れる 4%     だらだら 4%     はっきり 10%     そういった 4%     あくまで 4%     むしろ 7%     多少 6%     じっくり 4%     もう一度 4%     そういう 12%     一気に 4%     あまり 12%    

  • Total Integration

    • 001   そしてその 理論 の 根底 にあるものは 少 なからず 最近 の 世 の 中 に 対 して 若者 が 一度 は 抱 く 疑問 であり 、 退屈 な 日常 に 変化 を 求 めている 一市民 の 理想 で 、 そこで 脳内 に 発生 した 都合 の 良 い 理想 の セカイ を 書 き 表 してるに 過 ぎないのだ

      • 002   殺人 考察 （ 後 ） の ラスト が 式 の エピローグ なら 、 「 空 の 境界 」 はもう 一人 の 主人 。
        幹也 の エピローグ

        • 002   中巻 の 解説 で 菊池秀行先生 が 書 いていた 孤絶 という 言葉 を 思 い 出 しました

          • 002   最終節 「 空 の 境界 」 は 硬質 な イメージ を 受 ける 本作品 の ラスト にふさわしい シーン

            • 003   （ 学園 での ナイフ のくだりなど ） 最後 に 設定 詰 めが 嫌 いで 軽 く 読 むのが 好 きな 人 にはちょっとあわないかなと 思 います

              • 003   五章 の 矛盾螺旋 なんかは 中々頭 で イメージ 出来 ず 、 何度 も 読 み 返 しました

                • 005   私 には 、 影 のある 少女 を 平凡 だが 非凡 な 少年 が 救 うという 比較 的 オーソドックス な ストーリ ー を 上記 のような 要素 で 修飾 した 作品 に 思 えましたが 、 本当 に 作者 が 書 きたかったのはその 修飾 の 部分 なのかもしれない と 思 いました

                  • 005   多重人格 、 美少女 、 超能力 による 戦闘 、 兄 への 恋慕 、 特別 な 存在 への 憧 れなど 、 一部 の 方々 が 好 む 要素 がちりばめられています

                    • 006   書 ) まず 最初 にお 断 りしておくが 、 私 は 同人誌 なるものをこれまで 知 らなく 、 この 著者 の 作品 を 読 んだのも 新書化 された 『 空 の 境界 』 が 初 めてである

                      • 006   上巻 で 鍛 えられたのか 、 格段 に 読 みやすくなり 、 ラスト は 怒涛 のごとくここまで 読 んできたものは 感慨 にふける

                        • 006   しかし 難解 ではあるが 、 そこに 書 かれていることは 決 して チャランポラン な 類 のものではなく 著者 の 熟考 の 産物 であり 、 たいへん 示唆 に 富 むものといえる

                          • 006   章頭 の 詩 も 美 しく 後 で 読 み 返 すことで 、 その 存在 価値 は 二倍 にも 三倍 に 跳 ね 上 がる

                            • 007   非日常 が 日常 の 中 に 溶 け 込 んでおり 、 さらに 魔法 や 魔術 に 関 しての 哲学的 な 要素 がかなりふんだんに 盛 り 込 まれており 、 語彙力 、 創造力 （ 想像力 ） がない 人 が 読 むととたんに 意味 がわからなくなる 話 である

                              • 007   が 、 その 分 「 月姫 」 「 Fate 」 等 の 他 の 奈須 作品 をおもしろく 感 じられた 人 ならば 文句 なしに 楽 しめるでしょう

                                • 011   何 と 言 ってもこの 本 の 中 で 起 こる 事柄 や 登場 する 人物 は 、 例外 なくこの 世界 観 の 中 でのみ 存在 できる 物 ばかりです

                                  • 011   如何 に 巧妙 で 奥深 い 文章 を 書 くことが 出来 る 作家 の 方 でも 、 基本 となる 世界 構成 が 本 の 面白 さを 決 めるのでは ？ そういう 意味 で 、 私 は 何 かが 突 き 抜 けている 作品 にこそ 魅力 を 感 じます

                                    • 012   はっきり しない 話 だった ‥ 分厚 いし 興味 はないしで 、 割 と 読書 好 きなはずのあたしがもう 、 読 むのが 苦痛 だった

                                      • 014   ただし 、 この 世界 や 両儀式 などの 特異 な キャラ クター たちが 、 自分 の 感性 に 合 う 人 には 傑作 として 楽 しめると 思 います

                                        • 014   キャラ クター の 方向性 としては 『 ファウスト 』 誌 で 活躍 している 諸作家 、 特 に 西尾維新 あたりと 同傾向 だと 思 う

                                          • 015   その 存在 を 説明 する ストーリ ー は 奈須 きのこさんの 力量 をもっとも 表 している 個所 だと 感 じました

                                            • 018   分 かる 人 には 哲学的 だなって 感 じだけど 考 え 方 が 違 って ワカラネ って 人 もいるんじゃないかと・・・ 私 は 落 ち 込 んでる 時 にこの 人 の 作品 は 最初 は 気 にしないで 飛 ばしていたんですがいざ 読 んで 人 というものを 考 えさせられ 励 まされました

                                              • 018   神話 、 伝奇 が 好 きならいけるかな ？ 人間 の 醜 い 所 とか 苦手 ならだめかも・・・ もう 考 え 方 によります 、 同人的 だなって 人 もいるかもしれないけど 自分 は 伝奇 だなっておもいまたね

                                                • 018   買 ってみて 当 たりな 人 は OK ですが 、 はずれの 人 はまぁ 本好 きの 宿命 と 思 って 新 しい 本 を 探 してください

                                                  • 018   生粋 の 殺人 鬼 であるが 故 に 命 の 重 みをしる 両儀式 、 その 殺人 鬼 が 憧 れる 日常 普通 に 生 きるという 幻想 を 持 たせてしまった 普通 だが 普通 でない 黒桐 幹也 、 そしてそれ 以外 の 個性的 な キャラ クター が 織 り 成 す 物語 です

                                                    • 021   京極夏彦 、 菊地秀行 、 五代 ゆう 、 小野不由美 さんの 作品 、 文学 作品 を 読 んだことがあれば 難 なく 読 めると 思 います

                                                      • 022   作者 の 作品 は クロスオーバー する 物 が 多 く 、 空 の 境界 、 fate 、 月姫 、 魔法 使 いの 夜 （ 仮 、 未発表 ） など 、 魔術 師 の 青崎家 が 同。
                                                        時間 上 に 存在 しているので 、 登場人物 が 皆 、 存在 している 世界 観 は 非常 に 面白 いと 思 います

                                                        • 023   ただそれは 、 決 して 現実 世界 と 相反 するものでなく 、 「 もしかしたらありえるかもしれない 世界 」 、 現実 の 隣 り 合 わせの 世界 観 を 読者 に 投 げかけてくる

                                                          • 023   式 、 燈子 、 アラヤ・・・ 彼 ら 登場人物 の 思考 、 行動 、 問答 ・・・それらを 通 じて 出 るのは 結局 、 「 隔 てる 境界 は 何 か ？ 」 とはそういう 点

                                                            • 030   忘却録音 は 、 幹也 の 妹 の 鮮花 が メイン です

                                                              • 030   TYPE-MOON の スタッフ の 皆 さん 、 この 素晴 らしい 作品 を 出 してくれてありがとうございました

                                                                • 030   こちらは 、 矛盾螺旋 の 後半 からですが 、 橙子 さん 凄 いの 一言 です

                                                                  • 030   話 は 確 かに 理解 するのは 難 しいですが 、 それさ 奈須 さんの 作品 独特 なので 、 他 の TYPE-MOON 作品 慣 れている 自分 としてはあまり 苦 もなく 読 むことができました ( 1 章以外 )

                                                                    • 035   ) 大絶賛 の 中巻 を 引 き 継 いだ 下巻

                                                                      • 035   さすがに 中巻 レベル の ストーリ ー を 展開 するのは 無理 というもので 、 収束 へ 向 けて ドタバタ した 感 じはある

                                                                        • 035   一連 の 長編 で 、 どこか 一部分 に 大傑作 があるのなら 、 文句 は 言 えん

                                                                          • 038   コテコテ の 妹 キャラ 鮮花 や マッチョ 坊主 の 荒耶 と 比較 すると 、 式 や 幹也 の 印象 がどうしても 弱 い

                                                                            • 039   個人 的 に 一番印象 に 残 ったのは 主役 の 二人 を 除 いて ( 笑 ) 個人 的 に 一番印象 に 残 ったのは 3 / 痛覚残留 と 6 / 忘却録音 の 章 は 、 結構面白 かったと 思 います 特 に 痛覚残留

                                                                              • 040   個人 的 には 、 作者 本人 よりも 巻末 に 長々 と 解説 を 書 きくさった 笠井 潔 の 頭 をこそ 、 スリッパ で 心 ゆくまでひっぱたきたい

                                                                                • 040   もはや 意味 が 有 るのか 無 いのかも 不明 な 設定 を 上滑 りしつつ 、 ＜ 曖昧 さ ＞ を 免罪符 にした 適当 に 衒学 モドキ な セリフ をからめつつ 、 ティッシュペーパー ほども 厚 みの 無 い 心理描写 がだらだら 続 く

                                                                                  • 041   『 世界 の 中心 で ウンタラカンタラ 』 という タイトル は 、 ヒロイン が 死 んじゃうあの ドラマ に 『 パク られた 』 ものという 認識 となり 、 エヴァンゲリオン 自体 がある SF から タイトル を 借 りている 事実 にさえ 到達 しなかったことに 近 い

                                                                                    • 041   この 文章 を 『 あんたらに 読解力 がないからだ ! 』 と 擁護 するのはいささか 無理 がある

                                                                                      • 041   しかし 今 まで 哲学 や 科学 、 神話体系 、 仏教 の 思想 なんかに 触 れたことが 無 い タイプ には 、 『 この 作者 の 独創性 はなんて 凄 いんだ ! 』 となるだろう

                                                                                        • 041   何 にでも 当 てはまるが 『 初 めてそれを 知 った 』 事象 に 対 して 人 には 『 これが 開祖 なんだ 』 との 評価 を 下 しがちであるからだ

                                                                                          • 041   1 つは アニメ や 漫画 、 ライトノベル や 同人 にのみ 傾倒 していく タイプ

                                                                                            • 046   きのこさんにはそれ 以外 求 めていません ） 一方 で 、 月姫 をやったことがなく 、 「 小説 として 楽 しもう 」 と 思 っている 人 にはお 勧 めできません

                                                                                              • 047   黒桐 幹也 が 式 を 愛 することで 式 を 非日常 から 日常 へ 、 孤独 から 救 うという イメージ が 強 いですが 、 黒桐 幹也 自身 も 、 式 に 出会 うことで 、 『 誰 にでも 平等 である 故 に 誰一人 として 愛 せない 』 → 『 一人 を 愛 する 』 という 風 に 救 われてるんです

                                                                                                • 047   とても 優 しくて 純粋 で 、 なるほどこれは 話題 にならないくらい 奈須 きのこさんの 書 く 男性主人 公 は 皆 、 誰 にでも 優 しくて 、 それ 故 に 孤独 という タイプ が 多 いです

                                                                                                  • 047   書 ) 私 にはこの 本 は 合 わなかったです

                                                                                                    • 047   下巻 からは 黒幕 が 表立 ってでて 来 ますし 、 クライマックス に 向 けての 勢 いづけでとても リズム 良 く 読 めます

                                                                                                      • 048   80 年代 ソノラマ 文庫臭 が 漂 いまくりだ ~ ！ 当時 は オタ 趣味 であった 「 超能力 」 「 吸血鬼 」 なんて ネタ もいまや 純文学 ・ 大衆小説 で ガンガン 使 われる 時代 ですから しょうがないのかなぁ・・

                                                                                                        • 048   心 からそう 思 っているらしいうちの 弟 やその 年代 の オタ 少年 たちがもっと マシ な 文章 を よんでくれるように 切 に 思 います

                                                                                                          • 050   2007 - 08 年 には ３ 巻 に 分冊 したうえで 文庫化 されている

                                                                                                            • 050   物語 としては 、 上巻 よりも 混沌 を 深 めていく

                                                                                                              • 053   独自 に 構築 された 世界 観 の 上 で 物語 が 展開 されていく 為 、 普段 マンガ しか 読 まないけど 、 たまには 小説 を 読 んでみようかなぁって 方 、 純文学 しか 読 めない 頭 の 硬 い 方 は おそらく 、 設定 の 量 についていけず 、 楽 しめないと 思 います

                                                                                                                • 058   ライトノベル （ この 呼称 は 好 きではないのですが ） が 好 きな 方 は わりかしすんなり 入 っていけるのではないのでしょうか ？ 表現 方法総評 としましては 、 純文学 を １ 人称小説 の 手法 で 描 いた 作品 です

                                                                                                                  • 058   それ 故 、 純文学 と ライトノベル の 長所 と 短所 を 同時 に 兼 ね 備 えています

                                                                                                                    • 059   確 かに 星 ５ つほどではありませんが 、 この 程度 でこんなに 売 れやがってとか 嫉妬 しなければ 十分 楽 しめるし 、 値段 に 見合 ってるとおもいます

                                                                                                                      • 061   もし 文学 的評価 を 望 むのであれば 、 著者 の 出自 はこれからもずっと 正当 な 評価 を 妨 げる ネック になってゆくのかもしれない

                                                                                                                        • 061   登場人物 同士 のからみもきちんとあり 、 人 となりは 十分 伝 わる

                                                                                                                          • 065   奈須 さんの 文章 を 読 むの 凄 くおもしろい けどね
                                                                                                                            研究 開発