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Amazon.co.jp： カスタマーレビュー: ガリレオの苦悩

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  • 001 : そんな違和感がなくなれば，いつもの作者の作品らしく大変読みやすい本になっている

    • 002 : また、ここで初登場するのが女刑事：内海薫

      • 003 : ただ今までの作品と比べ、科学的なトリックに深みが足りない気がしました
        • 015 : この本は５作の短編集だが、このシリーズ本来の楽しさがあったのは、４作目の「指標す（しめす）」だけだろう

      • 003 : 今までの東野圭吾なら、大人でも現実か、非現実かわからないくらいの リアリティを作品から醸し出していました
        • 023 : 東野さんのファンだが、ここ最近の作品はイマイチだなあと感じていた
        • 025 : 肝心な中身ですが、最近の東野さんの作品には「大作なんだけど佳作」「力作なんだけど重厚さに欠ける」という内容が比較的多くて、内心どうかなと思ってました

      • 003 : 商業主義とか、ドラマ意識とは言いませんが、私は確かにその薄さを感じました
        • 007 : 人の心も科学 そう言った彼の言葉や、 またところどころに隠れる彼の願い
        • 010 : 是非、この構図が復活する事を願って

      • 004 : 5編の中では、湯川の恩師の離れ家で起こる殺人事件を描いた第二章「操縦る」と、湯川に恨みを持った男が、「悪魔の手」を名乗り、その能力を使って殺人を犯す第五章「攪乱す」が良くできていた

        • 004 : この作品から登場する内海薫という刑事はドラマ版に比べると知的でクールな印象を受けた

          • 006 : 「密室る」 湯川の大学時代の友人・藤村が経営するペンションで密室殺人が発生した

            • 006 : 「撹乱す」 警察と湯川のもとに「悪魔の手」と名乗る人物から犯行声明が届いた

              • 006 : 「操縦る」 かつての湯川の恩師・友永の家に湯川を含む教え子4人が呼ばれパーティーが開かれた

                • 006 : が、 その最中、屋敷の離れが炎上し友永の長男が死亡した

                  • 006 : しかし様々な状況から他殺の疑いを持 った内海

                    • 006 : ダウンジングが果たして本当に実在するのかどうか、という点が最後まで興味を引っ張ってくれる
                      • 003 : 小学生でもわかりそうなものを、決め手に使っている
                      • 007 : 殺人がおきて犯人をつかまえて、トリックが複雑で面白い

                    • 006 : 犯人の狙い、湯川に固執する理由、そしてトリックは なんなのか？ 最後のオチが良かった
                      • 007 : ドラマ化前からの、ガリレオもとい湯川学ファンでしたが、今回の新作は容疑者Xの後ということもあり、内海が本編で登場するということもあり、どういう物語が繰り広げられるのだろう？とわくわくしながら手に取りました

                    • 007 : これまで彼が貫いてきた感情を抑える仮面が、石神の件を通して、また内海との出会いを通して、この本の様々な苦悩を通して、少しずつはがれているように思えます
                      • 006 : 中学生の娘が何か知 っているとにらんだ内海は娘の後をつけるが、重要な証拠までたどり着いた娘はダウンジング で探り当てたという

                    • 007 : 湯川学の人間としての温かさが、もっとも感じられる本ではないでしょうか
                      • 015 : 湯川を事件に巻き込むためには、かつての恩師や同窓生まで湯川を利用しようとするし、無謀にも湯川に挑戦する元科学者まで登場する

                    • 009 : テレビの特番で放送されたガリレオが、この第１章と第２章をベースにされているものの、 事件の味付けとなる人物構成が原作であるこちらの方がいいのでお得感がある

                      • 010 : 超常現象と科学という、相反するものが見事に纏まったあの作風が、ガリレオの一番面白い部分だったと思います

                        • 010 : ｢実に面白い｣のですが、これまでのガリレオ短編シリーズにあった｢超常現象的な事件を科学で解決｣すると言う一番面白い図式がなく、他のミステリ作品同様難解なトリックを解くだけの作品が多かったのが実に残念

                          • 011 : 「ガリレオの苦悩」は短編集で、いい意味でさくさくと読めるかと思います
                            • 011 : そしてついに彼は「逆恨み」にまで発展してしまうのだから（笑 色々な意味での「ガリレオの”苦悩”」がこの中には収録されています

                          • 011 : 「探偵ガリレオ」も「予知夢」も短編集であるが故の面白さ、 っていうものがあると想います
                            • 025 : 探偵ガリレオ (文春文庫) や 予知夢 (文春文庫) が出たばかりの頃は、まだ知る人ぞ知るシリーズだったのに、今やこのガリレオシリーズはTVや映画ですごい人気ですね

                          • 011 : ただ、小説の中に出てくる「内海刑事」とTVの「内海刑事」はキャラクターが全然違いますけど （まぁ、当たり前ですが）
                            • 017 : 今作品で内海刑事が初登場しますが、ドラマでの少し抜けたところのある内海を想像していたので、少々戸惑いを覚えた

                          • 011 : なお、ここに収録されている「落下る」「操縦る」は2時間ドラマ「ガリレオΦ」の原作 にもなってます
                            • 001 : 内容としては一番2作目の『操縦る(あやるる)』がよっかったと感じた

                          • 012 : 私はたいがい映画化などの映像化されたものを観たあとに原作を読むと、そのキャラがかぶってしまい原作をなかなか楽しめないということが多々あったのですが、今回はまったくそんなことはありませんでした
                            • 012 : 原作とドラマや映画のキャラがかぶってしまうかどうかはかなり個人差があると思いますが、それは映像化されてしまったものの宿命のようなものだと思うので、ある程度は仕方ないと思います

                          • 013 : むろんそこには著者自身の科学観が投影されているに違いないが、科学の力と人間の心が密接不可分のものであることを端的に示すものでもある

                            • 013 : 本書『ガリレオの苦悩』も、われわれ読者の期待を裏切らない良質の諸作品（5つの短編）が所収されている

                              • 013 : 湯川、草薙そして女性刑事の内海という3人が織りなす事件捜査もスリリング
                                • 001 : ドラマ化されたときに，登場した内海という柴咲コウ演じる女性刑事に違和感を覚えて最初取っつきにくく見た記憶があるが，それが小説へも登場することに違和感を感じてしまった

                              • 013 : 第2作品の「操縦る」の最後で発せられた湯川の言葉、「人の心も科学です
                                • 012 : みなさんが言っている、湯川が福山雅治とかぶるという話ですが、私はドラマも映画も見ていますがまったく感じませんでした

                              • 013 : 第2弾の長編を読み終えた今、その気持ちは更に膨れ上がった
                                • 004 : 長編の2つは読んだが、短編のガリレオ作品は読んだことが無く、この作品で初めて読んだ
                                • 018 : だってドラマは2007年10月スタートで、作品の初出は2006年だし、直後に長編の連載も始まっているから）に駆り出されて再び協力を始めます

                              • 013 : 警察がお手上げの難解かつ不可思議な現象を天才物理学者が解明するという単純明快なストーリーに過ぎず、特別な感慨に耽ることもなかった

                                • 014 : から内海薫が登場し、しかも、それが当然ながら、柴崎コウを連想させる
                                  • 012 : また、雑誌で読んだところによると、内海薫はドラマ化される前にすでに雑誌のほうで登場していた（どれくらい前からドラマを作り始めるのかは知らないので2006年は微妙ですが）そうですし、それに期待の若手女刑事ということで、ドラマのキャラとは別物になっている印象を受けました

                                • 014 : テレビシリーズや映画に違和感を覚えたまま、本編を読むと、どうしても内海薫が鼻につく

                                  • 015 : そうまでして、「事件に係わりたくない湯川を、何とか事件に巻き込む」という構図を作らなければ、小説として成立しない状況になっているのは、東野圭吾自身の責任とはいえ苦しい

                                    • 015 : 余計な一言かもしれないが、警察に協力した結果、どんなに辛い目に遭ったとしても、それで、条件反射のように警察と距離を置こうとする湯川の態度は、本来の彼のキャラクターとは違うような気がする
                                      • 004 : シリーズの特徴として、湯川が科学を利用した物理的トリックを解明していく内容になっている

                                    • 015 : 本作から内海薫刑事（ドラマでは柴咲コウ）が登場するのも、ドラマ絡みという面もあろうが、まずは、「容疑者Ｘ」の経緯を知らない彼女なら、湯川に協力依頼しやすい、という作者の都合だろう
                                      • 025 : 次に新キャラ「薫刑事」が、前面に出すぎず、良いスパイスとなって作品を引き立てています

                                    • 015 : 結果として、ガリレオこと湯川助教授（本作から准教授）は、警察とは距離を置くようになってしまった

                                      • 016 : 多くの推理小説がトリック解決が全てで、読者を満足させようとしてますが、東野圭吾の素晴らしさは、トリック殺人に至る人間の深層心理までもが全く読者の予想外であり、また読み終わった後に更に深い感動をもたらします
                                        • 024 : 最近、東野さんの作風が昔に比べて薄くなってる気がしてたのですが、これは、久々のヒットです
                                        • 024 : 最近ドラマ化されてた話も入っていて映像が浮かびやすかったのも、一気読み出来た要因ですが、なにより私の好きな東野圭吾テイストがバッチリな作品です

                                      • 017 : また、今回は湯川の科学観や心情の吐露もあり、いつもとはまた違った一面も見ることができる
                                        • 006 : その解明のために 呼ばれた湯川だったが、なぜか藤村の態度がおかしい
                                        • 007 : 今回の湯川学の変化は、私には喜ばしいものに思えます

                                      • 017 : 小説の中の内海はなかなかの慧眼の持ち主であり、草薙には理解できない女性の心情を斟酌できるというこのシリーズのでは稀有な存在である
                                        • 017 : ただ、それにより、草薙の出番が減ってしまった感は否めない

                                      • 018 : 『容疑者Ｘの献身』で、二度と警察の捜査には協力しないと言った湯川が、新人刑事内海薫（自分も勘違いしてましたが、決してドラマ用のキャラではない

                                        • 018 : なお、同時発売された長編は、第１章の直後くらいに連載が始まっているので、短編集を読んだ後に長編の方を読むと、時間軸にずれがあって、内海刑事との関係などに違和感を覚えます

                                          • 018 : 第１章と第２章は、先日「エピソード・ゼロ」として放送されたドラマの原作です
                                            • 020 : 見る 今作は短編集で、第1章と第2章は先日にテレビ放送された原作だと思われます

                                          • 021 : 「攪乱（みだ）す」ラストシーンなんかは、とても湯川らしく、素敵なシーンでした
                                            • 021 : 個人的には、「攪乱（みだ）す」はどうやって犯人にたどりつくのか、過程もおもしろかったです

                                          • 021 : どれも、湯川が人間っぽいなぁと感じる部分が多いなぁという印象です
                                            • 011 : ただ、これらと趣が違うのは「容疑者X〜」を経た事による湯川(今回から）准教授の 心模様と彼自身の周りに起こる事件が多い事（書き下ろしの「指標す」はこの上述の2作品 と同じようなテイスト、と言ったほうがいいかもしれない）

                                          • 021 : 柴崎のための内海という役が出てきたのかと思いきや、内海登場はドラマ化より前

                                            • 022 : 読み応えのある長編がお好きな方には物足りないかもしれませんが、 ガリレオファンですので、とっても満足しています
                                              • 001 : しかし，玄関には鍵がかかっていた･･･『落下る(おちる)』 ガリレオシリーズの最新短編集で5編からなる

                                            • 023 : 柴咲コウのためというわけでもなかろうが、ドラマにしか出ていなかった内海薫というキャラクターも登場するし、映像化を想起させる部分もあり、いろんな意味で楽しめるんじゃないかと思う

                                              • 025 : 同時発売の 聖女の救済 も買いました

                                                • 025 : 奥田さんの 町長選挙 という作品は、 ・シリーズ三作目で、 ・しかも直木賞受賞後 という今回の東野さんと同じ条件の作品です

                                                  • 025 : 東野さんと言えば、私なんかは加賀恭一郎シリーズの方がピンと来ますが、いろんな雑誌で福山湯川が登場しまくりでびっくりしてます
                                                    研究 開発