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Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)
村上春樹 間宮中尉 村上 三部 読後感 主人公 井戸 クミコ 長編 第三部 部作 小説 上作品 作品 様々な挿話 複雑 暗闇 収束 一読 ノボル 読者 不可思議 時中 思議 人物 オカダトオル 登場人物 結末 ナツメグ 壮大 文学 ノモンハン 奇妙 象徴 世界 難解 度読 不思議 失踪 戦争 登場 完結 題名 描写 現実 第二部 。村上春樹 村上春樹さんの 世界観 トオル 春樹さんの 暴力 不可 綿谷ノボル 文章 印象 笠原メイ 読書 解明 人々 力的 部分 シナモン 困難 無意識 様々 現実的 意識 支配 恐怖 単純 不明 歴史 理解 展開 構成 出来事 完璧 一部 日常 素晴 魅力 作者 存在 人間 岡田トオル 感情 最後 物語 要素 非常 暴力的 メタファー 感覚 意味不明 事件 この作品 傑作 個人的 テーマ
深い 20% おもしろい 9% 良い 15% 素晴らしい 7% 大きい 5% 無い 9% 長い 9% 強い 15% よい 15% 面白い 11% やすい 9% 取り戻す 13% 例える 5% 戦う 11% 汚す 5% 取り込む 5% 引き込む 11% 解く 5% 読む 66% 終わる 32% 繋がる 9% 終える 11% 一見 7% はっきり 11% もう一度 5% ある 54% ついに 7% 同時に 5% まるで 5% より 5% 一気に 5% とても 15% さらに 11%
- Total Integration
- 028, 2009) -。
レビューをすべて見る 。 。 この3部だけをとって見れば他の二作に出会 えたことで、現在 or未来の夫婦が例え一握りでも、離婚という形を取らず、また形骸化した夫婦関係 でなくて・・・ただ、意味 は深い し、お互いを支え愛し合える夫婦でいられたなら、小説 家達の作品 とは何と大きな 力を持ち得るのかぁと、ため息を禁じえませんでしょう。 。 三部 構成 で長い 小説 である 種の人間 が持ち得てしまう歪んだ。 動、それは本書の第2次大戦中のソ連の将校・皮剥ぎボリス の。 動であり、自らの妹(主人公 の妻の姉)を少。 期に死に追い込み、更にその妹(主人公 の妻)をそのsurrealな力で性的な方向感覚 を狂わせて心身を破壊する兄(ワタヤノボル )が持つ。 動そしてその歪んだ。 動に魅入られ絶望的な状況に追い込まれる 夫婦。 。 そんな中、弁護士事務所で便利屋として働いていた負け組足る夫(=主人公 =オカダトオル )が、エリート一家に泥棒かささぎ編があって孤独感を抱えながら育った妻(クミコ )への果てなき愛、何が起こっても何を言われ ても信じて疑おうとしない自らへの妻の愛、そして自らの力、それらを信じ、底知れぬ遠い暗闇 の象徴 」の、そこに取り込まれて しまったような「ワタヤノボル 的な世界 から消えた妻を救い出す物語 。 。 私は本書を読み初めて 自らの罪の本当 の深さと意味 もない夢の話を、そしてそれが取り返しのつかないことを悟りましたもっと早く本書に出会 っていれば主人公 が妻を救い得たように私のそれもまた違っていたのかも知れませんこの救済の物語 に出会 い、一組でも多くの 現在 or未来の夫婦が救済されることを願ってやみませんそれはまた村上 春樹 さんの意思でもある ように思えるのです
- 001 。 。 そんな 中 、 弁護士事務所 で 便利屋 として 働 いていた 負 け 組足 る 夫 ( = 主人公 = オカダトオル ) が 、 エリート 一家 にあって 孤独感 を 抱 えながら 育 った 妻 ( クミコ ) への 果 てなき 愛 、 何 が 起 こっても 何 を 言 われても 信 じて 疑 おうとしない 自 らへの 妻 の 愛 、 そして 自 らの 力 、 それらを 信 じ 、 底知 れぬ 遠 い 暗闇 の 世界 から 妻 を 救 い 出 す 物語
- 001 もっと 早 く 本書 に 出会 っていれば 主人公 が 妻 を 救 い 得 たように 私 のそれもまた 違 っていたのかも 知 れません
- 048 仕事 に 就 き 、 ローン 形式 で 土地 を 手 に 入 れ 、 井戸 の 中 に 入 って 頻繁 に 思考 する 主人公
- 002 部分 的 には 印象 的 な エピソード が 多 いだけに 、 はっきり 言 って 途中 で 読 むのを 止 めても 読後感 は 大差無 いかもしれない
- 002 独自 の 世界 観 を 大上段 に 構 えるわけではなく 、 静 かに 語 りかけるように 説 き 続 ける 筆者
- 002 透明 な 悪意 に 満 ちた 世界 に パステル 調 の 色彩 の ヴェール で 紗 をかける
- 004 日常 はえてして 非日常 にすぐ 飲 み 込 まれるんだなってすごく 感 じましたしとりあえず 登場 人物 が 味 のある キャラ ばかりで 作風 も 好 きでした
- 006 しかし 、 「 ねじまき 鳥 クロニクル 」 に 出 てくる 【 仮縫 い 】 という 行為 に 、 井戸 の 底 に 下 りる 事 で 壁 をすり 抜 ける 行為 に 、 顔 に 出来 るあざに 、 文章 で 描 かれていても 説得力 や リアリティ を 感 じないのです
- 006 2 部 までは 確 かにこれまでの 作品 と 同 じ 村上 春樹 さんの 特徴 ( あちらの 世界 とこちらの 世界 という 2 つの 世界 が 出 てきたり 、 自身 に 非 は 無 いものの 巻 き 込 まれる 事 や 、 様々 に 魅力的 な 脇 を 固 める キャラ クター たちや 、 スーパーナチュラル な 何 かを 持 った 鍵 になる 人物 、 主人公 に 好意的 な 複数 の 魅力的 な 女性 の 登場 、 使用 される 楽曲 の 選曲 の 素晴 らしさ 、 時々出 てくる 固有名詞 を 交 えるのが 絶妙 な 事 とか 、 物語 を 終 えた 後 の 余韻 の 深 さ 等 ) を 備 えていますが 、 その 中 でも 少 し ( 「 妊娠 」 という 今 までの 村上 作品 にはない 現実 的重 さ = 責任 を 伴 うもの 、 現実 の 名前 の 付 く 戦争 = 圧倒的暴力 に 繋 がること ) 変化 がありますし 、 さらに 3 部 に 至 ると 今 までにない 要素 がさらに 加 わります
- 052 春。世代 の 感覚 で 言 えばかすかな 透明 な 光 の 元 、 ただそこに 風 が 吹 いているだけ
- 007 それを 解 ってしまった 時 はもうそれを 卒業 する 時 だ ! ! 」 って 言 うような 事 をいっていましたが 何 だかそんな 感 じがします
- 008 。 。 。 「 この 第三巻目 は 全体的 な 印象 で 言 えば 、 親切極 まりない 「 解決篇 」 ということだとおもう
- 008 。 その 中 でも 僕 の 心 を 打 った 批評 を 書 いたのは 、 やはり 吉本隆明 であった ( 『 消費 のなかの 芸 〜 ベスト セラー を 読 む 』 )
- 008 「 やれやれ 」 とつぶやくことでは 何 も 解決 しない 「 収束 性 」 をもった 物語 にする 必要 があったのか ? と アンチ 村上 春樹 さんたちが 言 う 気持 ちも 少 しは 分 かりますが
- 006 「 やれやれ 」 とつぶやくことでは 何 も 解決 しない ! と アンチ 村上 春樹 さんたちが 言 う 気持 ちも 少 しは 分 かりますが
- 008 」 。 。 A 文体 の リズム の 弛緩 。 。 「 わたしは 近年 の 村上 春樹 の 半分 の 魅力 は 、 文体 の リズム がそれ 自体 で 持 っている 詩的 な 語 りの 流露 のこころよさにある とおもってきた
- 008 」 と 、 @ ・ 2 部 を 読 み 終 えた 吉本 が 言 ったように 、 村上 春樹 はやはり 、 それでも 、 偉大 な 作家 である と 感 じざるをえない 3 部作 であった
- 008 だがこの 第三巻 は 。格 の 転変 がこの リズム を 分断 してしまっていることと 相俟 って 、 テンポ が 大幅 に 弛緩 しているとおもえた
- 009 。 クミコ があのように ソッケ なく 主人公 を 捨 てるふりをしたのも 、 最後 に 懐中電灯 で 照 らすことを ストップ させたのも 、 「 自己犠牲 」 の 気持 ちからだと 思 う
- 009 。 またこの 作品 には 人間 と 物 の 境。域 にある 「 胎児 」 、 堕胎 の 問題 が 絡 んでいる
- 010 。
。 第 3 章 では 主人公 が クミコ を 取 り 戻 そうとする 強 い 意志 が 感 じ 取 れました - 002 。 蛇足 になるが 、 主人公 がひたすら カタカナフード を 飲 み 食 いしているだけといった 印象 が 残 る
- 011 。 。 この 本 が 出 されて 10 年以上経 ち 、 テロ や イラク 戦争 が 起 こり 、 日本 では 9 条改正 のみならず 核保有 なんて 事 まで 言及 される 時代 になりました
- 011 。 もはや 誰 にも 止 められない 凄惨 で 虚 しい 暴力 を 、 村上 春樹 は 見事 に 描 き 切 っています
- 012 。
。 誰 の 中 にもある 「 悪 」 「 暴力 」 といったもの ( それが 人 を 変 え 、 多 くの 人 を 損 なっていくということ ) について 、 「 そこにある 本当 の 脅威 」 、 また 「 人 と 人 との 関 わり 」 をとても パワー がある ことして 描 いているのが 興味深 いところです - 046 もちろん 、 これまでに 描 かれた 数々 の 暴力 も 、 「 闘 い 」 を 描 くためのお 膳立 てだったと 考 えられます
- 012 。 。 主人公 ・オカダトオル に 対 して 、 それぞれに 心 の 闇 を 背負 った 登場 人物 達 の 結 びつき 、 また 様々 な 挿話 や モチーフ が リンク して 、 大 きな 迫力 と 深 い パワー 、 説得性 を 持 った 物語 が 築 かれていきます
- 014 。 。 それまでの 村上 氏 ならば 、 第 2 部 の 虚無 を 残 した 結末 で 終 わりにしてしまうようなところを 、 本作 に 於 いては 、 さらに 第 3 部 にまで 踏 み 入 って 、 主人公 オカダトオル が 、 「 僕 が クミコ を 取 り 戻 す 」 という 領域 にまで 手 を 伸 ばしたことには 、 それまでの 氏 の 作品 に 於 ける テーマ であった 、 諦念 や ノスタルジー といったものから 立脚 して 、 現実 の 問題 に 対 して 諦 めずに 格闘 しようという 、 氏 の 新 たな 意欲 が 感 ぜられた
- 014 。 。 無関係 と 思 われた 様々 な 挿話 や 人物 が 、 最終的 に 錯綜 しつつも 重 なり 合 い 、 カタルシス を 生 むわけだが 、 現実 の 世界 とは 異 なりながら 、 密接 にその 現実 の 世界 と 関連 している 、 もうひとつ 向 こう 側 の 世界 というものの 描写 、 すなわち 「 井戸 」 からの 「 壁抜 け 」 の 描写 が 、 やはり 印象 に 深 い
- 014 。 。 釈然 としない 曖昧性 を 読者 に 残 すことはいつものことだが 、 村上 作品 の 中 では 、 一。迫力 を 感 ぜられる 作品 である ということは 、 間違 いない
- 015 この 小説 は 、 ひとつの 精神世界 で 、 つくったのは 「 村上 春樹 」 なんだけど 「 村上 春樹 」 はそのきっかけと 入口 を 開 いたんだと 思 う
- 015 僕 ( 自分 ) は 毎日約二十分 、 自宅 の 風呂 に 浸 かりながらこの 長 い 物語 に 浸 った
- 016 。
。 クレタ はどこにいて 実際 に 子供 を 生 んだのか ? 痣 のある 獣医 の 力 のことも 、 シナモン の 動 きのしなやかな 男 が 何。 殺 されたかも 、 尻切 れ トンボ のまま - 016 。 。 クレタ はどこにいて 実際 に 子供 を 生 んだのか ? 痣 のある 獣医 の 力 のことも 、 シナモン の 父 が 何。殺 されたかも 、 尻切 れ トンボ のまま
- 016 。 。 その 不思議 な 世界 は 魅力的 で 好 きなんだけれど 、 クミコ や クレタ 、 シナモン も 間宮中尉 の 話 もすべて 終結 しないまま 、 この 話 はすべてが 拡散 してまっているような 気 がします
- 018 。 推理小説 の 種明 かしのように 、 ストンストン と 腑 に 落 ちて 爽快 ! という 読後感 ではありません が 、 当分身 の 周 りに 春樹 ワールド が 漂 っているような 不思議 な 気 がします
- 018 古典的 な 勧善懲悪 の 活劇 パターン を 、 村上 春樹 が 料理 するとこんなに 複雑 で 、 意味 深 で 、 謎 めいた 物語 になるのかぁと 、 ため 息 を 禁 じえませんでした
- 019 彼 の 作風 には 、 現実 的 で 切 ないものと 、 メタファー を 駆使 した 一読 では 作品 を 把握 しづらいものの 二種 がある
- 021 。
加納 マルタ はもしかして クミコ の 子供 で 、 間宮中尉 と リンク していて 、 クレタ は クミコ と リンク していて 、 間宮中尉 は 顔 のない 男 = 虚 ろな 人間 と リンク していて 、 ボリス は 綿谷 ノボル と 、 間宮中尉 は 岡田 トオル と リンク してるように 感 じた - 021 。 加納 マルタ はもしかして クミコ の 姉 と リンク していて 、 クレタ は クミコ と リンク していて 、 間宮中尉 は 顔 のない 男 = 虚 ろな 人間 と リンク していて 、 ボリス は 綿谷 ノボル と 、 間宮中尉 は 岡田 トオル と リンク してるように 感 じた
- 022 この 男 の 猥雑 さが 2000 年以後 の 彼 の 作品 を 良 くも 悪 くも 多彩 で 騒々 しいある 意味 ドストエフスキー 的 な 小説 に 変 えて 行 くようにみえます
- 022 なんていうか 、 村上 春樹 が セカイ 系 の 原点 なんじゃないのかと 思 わず 唸 ってしまうほどの 内容
- 028 なんていうか 、 村上 春樹 が セカイ 系 の 原点 なんじゃないのかと 思 わず 唸 ってしまうほどの 内容
- 022 働 き 者 で 、 自分 があり 、 そして 成功 の 暁 には 、 滅茶苦茶 スノッブ になる 女
- 023 。 あらゆる 困難 な 状況 に 追 い 込 まれていても 、 自分 の 信念 を 貫 き 通 す 主人公 や 間宮中尉 の 言動 に 心 を 打 たれました
- 024 はっきり と アザ のこと 、 綿。
昇 の 能力 のこと 、 ノモンハン 事件 との 関連 のことなど 書 かれていなくて 、 なんのことだかわからず 終 わったという 人 もいると 思 いますが 、 自分 で 想像 して 謎 を 解 くという 感覚 がとても 楽 しかったです - 024 ノモンハン での 皮剥 ぎ ボリス 、 現在 での 綿。昇 が 、 権力 を 使 って 人々 を 抑圧 する 悪 で 、 現在 と ノモンハン は 間宮中尉 VS 皮剥 ぎ ボリス 、 僕 VS 綿。昇 というところで リンク しているのではないかと 思 います
- 024 何年 か 先 にもう 一度読 み 直 しても 、 どのように 話 と 話 が 関係 してるのか 何度読 み 直 しても 、 どのように 話 と 話 が 関係 してるのか 何度想像 してみても 、 答 えは 出 てこなくて 、 でも 想像 してみるごとに 世界 が 広 がっていきます
- 049 何年 か 先 にもう 一度読 み 返 した 時 、 また 別 な 発見 がきっとある 作品
- 025 。
5 年 ぶりに 、 1 ヶ 月 かけて 『 ねじまき 鳥 クロニクル 』 を 読 み 直 しました - 007 。 。 一年 くらい 前 に 読 んだねじまき 鳥 クロニクル を 再読 しました
- 025 あまりに 壮大 な 話 である ため 、 再読 とはいっても 、 新鮮 な 気持 ちで 作品 に 向 き 合 うことができました
- 025 ただ 、 個人的 には 「 笠原 メイ 」 という 登場 人物 と 「 間宮中尉 の 手紙 」 に 書 かれている 事柄 、 「 ねじまき 鳥 クロニクル #8 」 が 非常 に 印象 に 残 りました
- 025 また 、 登場 人物 たちが 繰 りなす 会話 や 熟考 の 中 に 、 ハッ とさせられる 事柄 が 多々 あり 、 作品 全体 としては 中途半端 さを 否 めないものの 、 部分 部分 では 、 深 さを 感 じさせられる 素敵 な 作品 だと 思 いました
- 025 水 が 流 れ 出 すように 主人公 と 、 その 周 りは 力強 い 鼓動 と 共 についに 動 き 出 します ! ! 愛 するものを 救 うため 、 もう 一度愛 するものと 強 く 生 きるため 、 彼 は 力 の 限 り 吼 え 、 戦 います ! ! 激動 の 第三部
- 035 水 が 流 れ 出 すように 主人公 と 、 その 周 りは 力強 い 鼓動 と 共 についに 動 き 出 します ! ! 愛 するものを 救 うため 、 もう 一度愛 するものと 強 く 生 きるため 、 彼 は 力 の 限 り 吼 え 、 戦 います ! ! 激動 の 第三部
- 026 最後 は スティーヴンキング と ピーターストラウブ の 共著 「 タリスマン 」 を 連想 させた
- 027 。 戦争 の 件 は 無意。且 つ 冗長 で 、 いかにも 「 作者 はこれだけ 調 べましたよ 」 と 言 いたげであり 。 ページ 稼 ぎも 甚 だしい
- 027 。 3 編 に 及 ぶ 長編 小説 だが 、 物語 は 中途半端 に 枝葉 を 伸 ばし 、 作者 の 都合 よく 。 展開 され 、 結局 収束 されることなく 終 わる
- 028 今 まで 孤独 や 悲 しみを 強 い モチーフ としてきた 村上 春樹 だが 、 はっきり と 真正面 に 立 って 戦 う 男 をかいた 一大 クロニクル だ
- 031 「 ねじまき 鳥 クロニクル 」 という 題名 からは 全 く 想像 もつかない 壮絶 な 内容 で 、 この 巻 ですべての 謎 が 解 けるわけでもないんですが 読後感 はけっこうさわやかでした
- 032 ただ 、 ひとつの 解釈 として 綿谷 さんを クミコ さんが 殺害 するという 話 を 、 回 り 回 り 書 いているようにも 感 じます
- 033 全作品 集 の 解説 で 「 世界 は 解 けない 謎 を 包含 して 成立 している 、 というのが 僕 の 基本的 な 世界 認識 だ 」 と 述 べている 通 りではないでしょうか
- 033 話 は 複雑 だし 、 言 ってる 内容 もけっして 理解 しやすい ものではないんですけど 、 なぜか スラスラ 読 めてしまい 、 この 作品 の 世界 観 にぐいぐい 引 き 込 まれました
- 033 ミステリー のような 世界 観 、 部分 的 には エンデ の 『 鏡 のなかの 鏡 』 のような 迷路 のような 世界 観 は 、 なんとも 形容 しがたいが 、 確実 におもしろい ものでした
- 036 同時 に 、 歴史 を 語 ることによって 、 人間 が 本能的 に 持 っている 暴力 を 描写 することで 、 人間 を 描 ききった 力作 となっています
- 036 どちらかというと 感情 のない 淡々 とした 描写 だけれど 、 強 く 心 に 訴 えてきます
- 036 けれども 、 途中 で 様々 な 風変 わりな 人々 が 登場 したり 、 戦時中 の 悲惨 な 話 が 出 てきたり 、 空想 と 現実 の 世界 が 入 り 組 んだりするので 、 まるで 、 こんがらがった 迷路 に 入 っているような 感覚 を 覚 えました
- 036 何度 か 登場 した 、 戦時中 の エピソード が 、 生々 しく 、 戦争 の 悲惨 さを 切々 と 訴 えてきます
- 036 読 む 価値 はあり ! ( 僕 は 三部 作 の 方 や 、 世界 の 終 わりと ~ の 方 が 好 きですが・・・ ) それと 春樹 さんの 小説 には 必 ずといっていいくらい 物語 に 出会 い 味 を 出 してくれる キャラ が 出 てきて 、 僕 はそういうとこが 春樹 さんらしくていいなぁと 思 うんです・・・
- 032 ちょっと 、 最近村上 春樹 さんの 本 ばかり 読 んでましたので 当分 は 村上 休 みをもらおうと 思 います
- 036 第一部 、 第二部 と 物語 の 中 を 流 されてきて 、 たどりついた 第三部
- 040 読 む 価値 はあり ! ( 僕 は 三部 作 の 方 や 、 世界 の 終 わりと ~ の 方 が 好 きですが・・・ ) それと 春樹 さんの 小説 には 必 ずといっていいくらい 物語 に 良 い 味 を 出 してくれる キャラ が 出 てきて 、 僕 はそういうとこが 春樹 さんらしくていいなぁと 思 うんです・・・
- 040 ) しかし 、 春樹 さんの 絶頂 は 世界 の 終 わりと ~ で 、 終 わったのではないかと 思 うのは 僕 だけでしょうか・・・ ? たしかに 、 これは 面白 いです
- 043 作品 の 中 で 読者 はきっと 、 多 くの 人 に 出会 い 、 彼 らと 同 じように 、 何 かを 奪 われ 失 い 、 また 手 にすることとなる 、 ミステリアス な 村上 3 部作
- 038 「 ワタナベノボル 」 とは ? 「 井戸 」 ? 「 猫 の 失踪 」 ? 「 ノモンハン 事件 」 ? 「 動物園 」 ? と 考 えるところはいくらでもある
- 038 この 小説 には ジョン・アーヴィング の 「 熊 を 放 つ 」 ( 村上 春樹 氏 が 翻訳 ) の 要素 が 多 く 取 り 込 まれている 気 がする
- 038 謎 に 満 ち 、 メタファー の 富 んだ 村上 ワールド を 思 う 存分堪能 できる 作品 である ことは 確 かです
- 040 ) 最後 にねじまき 鳥 ・・・ 時間 をより 明確 に 意識 させてくれるものでしたが 、 社会問題 や 歴史 的視点 も 絡 んでいて 、 相変 わらず 深 いですから 、 面白 いのに 変 わりありません
- 040 ) 最後 にねじまき 鳥 は 、 社会問題 や 歴史 的視点 も 絡 んでいて 、 相変 わらず 深 いですから 、 面白 いのに 変 わりありません
- 041 どっぷりはまっていただけに 、 読 み 終 わった 時 はとても 名残惜 しくて 、 「 心 にぽっかり 穴 があいたような 」 気持 ちと 言 うのはこういうことだなと 思 いました
- 041 猫 と 水 を 求 める ストーリー から 始 まって 、 タイトル 通 り クロノロジカル ( 年代順 ) に 行 き 来 する 物語
- 041 。 先 が 知 りたいけど 、 物語 が 終 わって 欲 しくない 、 という 気持 ちになりました
- 043 猫 と 水 を 求 める ストーリー から 始 まって 、 タイトル 通 り クロノロジカル ( 年代順 ) に 行 き 来 する 物語
- 044 その 失踪 の “ 本当 の ” 理由 を 知 りたい 、 そして 彼女 の 抱 える 恐怖 から 彼女 を 解 き 放 ってあげたいと 切望 し 、 そのために 必死 にもがき 続 ける
- 045 。
あらかじめ 断 っておくと 私 は 猛烈 な 村上 春樹 ファン という 程 ではなく 、 「 海辺 の カフカ 」 を 読 んだあと 、 その 読者 達 とのやり 取 りをまとめた 「 少年 カフカ 」 に 目 を 通 し 、 その 中 で 「 ねじまき 鳥 」 の 評判 がとても 高 かったので 今回 「 ねじまき 鳥 」 を 読 んだという 程度 の 俄 か ファン です - 045 。 あらかじめ 断 っておくと 私 は 猛烈 な 村上 春樹 ファン という 程 ではなく 、 「 海辺 の カフカ 」 を 読 んだあと 、 その 読者 達 とのやり 取 りをまとめた 「 少年 カフカ 」 に 目 を 通 し 、 その 中 で 「 ねじまき 鳥 」 の 評判 がとても 高 かったので 今回 「 ねじまき 鳥 」 を 読 んだという 程度 の 俄 か ファン です
- 045 春樹 さんの 殆 どの 作品 がそうなんですが 、 今回 のねじまき 鳥 もはっきり と 、 僕 はあれを 食 べたかった 、 すぐに 寝 てしまいたかったというような 心情 を 表 すのが 主人公 のみなので 、 それだけに 彼等 の 存在 感 が 光 ります
- 045 「 海辺 の カフカ 」 を 読 んだときの 最初 の 読後感 と 同 じように 、 今回 も 他 の 小説 家達 の 作品 とは 比較 が 難 しい 非常 に オリジナリティ のある 作品 、 まさに 「 春樹 ワールド 」 だなぁと 強 く 感 じました
- 046 。
。 妻 を 取 り 戻 す 鍵 が 、 井戸 にある と 考 えた 主人公 は 、 井戸 のある 土地 を 買 い 取 ろうとします - 048 。 。 妻 を 取 り 戻 す 鍵 が 、 井戸 にある と 考 えた 主人公 は 、 井戸 のある 土地 を 買 い 取 ろうとします
- 046 しかし 、 過去 と 現在 という 時間 軸 と 、 登場 人物 と 歴史 的事実 という 関係 性 を 通 じて 、 物語 が 複雑 な 物語 を 静 かに 多様 に 構成 されています
- 046 しかし 、 過去 と 現在 という 時間 軸 と 、 登場 人物 と 歴史 的事実 という 関係 性 を 通 じて 、 物語 が 複雑 に 多様 に 構成 されています
- 046 第 1 部 、 2 部 の 現象 や 事物 は 、 すべて 第 3 部 の 謎解 きにつながっていく 伏線 であり 、 最後 の 「 闘 い 」 のための 序章 だったのです
- 050 やはり 、 鍵 はねじ 巻 き 鳥 なのか ? クロニクル とは 年代記 という 意味 で 、 読 み 終 わると 一見 意味 不明 な 題名 の 真 の 意味 に 感銘 を 受 けるだろう
- 050 ねじまき 鳥 は 、 主人公 の 家 の 近 くにすんでいた 、 ねじを 巻 く 音 に 似 た 泣 き 声 の 鳥 である
- 051 多彩 で 不可 思議 な 登場 人物 、 複雑 で 重層的 な 謎 、 ノモンハン にまで 遡 る 時空 の 拡 がりはまるで 雄大 な 交響曲 の 様 に 読者 を 陶酔 させる
- 039 数年前 に 初 めてこの 本 を 手 にしたとき 、 不思議 な 世界 へと 引 き 込 まれるように 読 んだ 覚 えがあります
- 052 。 さまざまな 謎 は 幽。混沌 としながら 、 激 しい 暴力 を 経 て 静 かな 収束 に 向 かう
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