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Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: 1Q84 BOOK 2
村上春樹 村上 性描 読後 物語 読了 小説 長編 文学 作品 村上氏 読者 主人公 村上春樹氏 村上作品 BOOK 描写 作者 作家 リトル 孤独 本作 完結 世界 翻訳 登場人物 宗教 文章 続編 。村上春樹 純粋 オウム 展開 冒険 カフカ BOOK1 。村上 ハードボイルド 海辺のカフカ BOOK2 人物 登場 現実 解釈 初期 意図 非常 エルサレム ノルウ 空気 Boo 現象 人々 村上春樹さんの リトルピープル 世界観 ピープル 要素 メタファ リトル・ピープル Q84 印象 感覚 魅力 新作 理解 クロニクル 場面 部分 面白 社会 ノルウェ 最後 ハード 個人 構成 表現 現代 個人的 オウム真理 ねじまき鳥クロニクル 二人 存在 感情 恋愛 期待 同時 後半 メタファー 独特 メッセージ ook 感想 人間 説明 単純 りとハードボイルド 空気さなぎ 以降 評価
深い 10% 面白い 18% 強い 16% うまい 7% 美しい 4% 難しい 4% ほしい 5% よい 11% 良い 15% やすい 5% 長い 5% 惹く 4% 浸る 4% 引き込む 8% なぐ 9% 入り込む 6% 伝える 6% 読む 65% 読み返す 4% 信じる 6% せる 32% 終わる 26% とても 29% あまりに 8% やや 4% 最も 5% 少なくとも 4% もう一度 4% どうしても 6% 決して 4% おそらく 4% 同時に 4% まるで 4%
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。 『。 Q84 』が売れている400万部突破というのは尋常ではない発売部数である現在最も ノーベルまで文学 賞に近い男・ハルキムラカミの書いた と言うそれで「小説 は、もはや国民的ブランド 商品と化し、猫にも杓子にも読者 も「とある世界 」に。 放り込まれ ているように思えてしまいました二人 の物語 の交錯、青豆 と。 吾の物語 が結びつく所は技巧を感じさせます。 。 以前 は、「わかったので、最後 1/4ころから」とうんざりしてくれる人にだけがわかってもらえばいいや」っていう感覚 でとんがった小説 ばかり書いてい たハルキムラカミが、数時間 に渡って読者 をここにきて作風の方向性を修正しつつあるように思える良く言えば“わかりやすくなった”悪く言えば“俗っぽくなった”とでも辛辣な評価 すればいいのだろうかそれこそ、10代の少年少女にも理解 できる平易な内容 にシフトチェンジしつつあるのだ。 。 (グロさの増した性描 写を含め)その方向性の修正は、作家 が意図 しない細かいところまで突っ込みをいれたがる知的オタク君たちに向けられたアンチテーゼのような気もするし、『海辺のカフカ 』以降 の小説 が(私のような年寄ではなく)30歳くらいまでのヤング層を対象に書かれている生きる 孤独 が心に響いてくることはなかった。 どうも表面的な感じがしてしまう。 それがまた狙いなのかもしれない 。 。 ほとんど公の場に顔を出すことのなかったハルキムラカミが最近イスラエルで演説をしたりして、積極的に社会 と関りあおうする行動様式の変化とも無縁ではあるまい醜悪な社会 と最小限の関係 しか持たない主人公 をキレイキレイに描いた ハルキムラカミの小説 群が、いったい何人のフリー展開 が結局いつも。 と同じパターたちに“癒し”と“絶望”を与えたことだろう。 。 弱者には排除される選択肢しか残っていない(卵が壁にぶつかって割れるしかない)社会 において、パラレル・ワールド は「世界 の終わり とハード ボイルド ・ワンダーラ ンド」などというユートピアは現実 には存在 しない社会 と積極的に関わっていくことでしか社会 は変えられないつまるところ、作家 が語っていた「コミットメント の重要性」とは、そのような意味 のことを言って いるのではないだろうか。 。 そうかといって、オウム 真理教もどきの新興宗教 グルをポアしたり、ゴースト・ライなかなかターを買って出たりすることで、簡単 に社会 を変えられるなどとは(作家 自身 も思って はいないし)読者 もけっして思って はいけないむしろ、作家 のメッセージ を捻じ曲げて伝えようと画策するリトル ・ピープル として無自覚に生きて きたという。 私たち の暗躍(知的オタク君たちのから騒ぎ)に目を光らせる べきだろう
- 001 。
。 以前 は 、 「 わかってくれる 人 にだけわかってもらえばいいや 」 っていう 感覚 でとんがった 小説 ばかり 書 いていた ハルキムラカミ が 、 ここにきて 作風 の 方向性 を 修正 しつつあるように 思 える - 001 。 。 以前 は 、 「 わかってくれる 人 にだけわかってもらえばいいや 」 っていう 感覚 でとんがった 小説 ばかり 書 いていた ハルキムラカミ が 、 ここにきて 作風 の 方向性 を 修正 しつつあるように 思 える
- 001 すべて 見 る 。
( グロ さの 増 した 性描 写 を 含 め ) その 方向性 の 修正 は 、 作家 が 意図 しない 細 かいところまで 突 っ 込 みをいれたがる 知的 オタク 君 たちに 向 けられた アンチテーゼ のような 気 もするし 、 『 海辺 の カフカ 』 以降 の 小説 が ( 私 のような 年寄 ではなく ) 30 歳 くらいまでの ヤング 層 を 対象 に 書 かれているせいなのかもしれない - 090 すべて 見 る 。 海辺 の カフカ や アフターダー ク もそうでしたが 、 まず 『 世界 の 不条理 』 が 示 され 、 物語 がすすむにつれて 『 実存 の 不条理 』 へと 移行 していきます
- 001 それこそ 、 10 代 の 少年少女 にも 理解 できる 平易 な 内容 に シフトチェンジ しつつあるのだ
- 001 むしろ 、 作家 の メッセージ を 捻 じ 曲 げて 伝 えようと 画策 する リトル ・ピープル たちの 暗躍 ( 知的 オタク 君 たちのから 騒 ぎ ) に 目 を 光 らせる べきだろう
- 002 。
。 。 できれば ジョージ・オーウェル の 「 1984 年 」 は 読 まれた 後 の 方 がより 楽 しめると 思 います - 018 1954,1984,1645,1881,2006,771,2041 , … … そんな 年号 が 次々 に 吹 き 飛 ばされていく
- 002 つまりあまりに 作者 の 分身 あるいは 境遇 を 匂 わせすぎると 、 非常 に 興 ざめしやすく 、 生臭 いことになりはしないか ? ということです
- 003 。 情景描写 や 、 各登場 人物 の 人。象 や 感情 が 非常 によく 伝 わってくる 作品
- 005 「 ねずみ 」 も 、 「 計。士 」 も 、 比喩 がやたらとうまい 一人 称 の 主人公 も 登場 しない
- 006 。
。 弱者 には 排除 される 選択肢 しか 残 っていない ( 卵 が 壁 にぶつかって 割 れるしかない ) 社会 において 、 パラレル・ワールド などという ユートピア は 現実 には 存在 しない - 006 。 構成 のせいかもしれません が 、 「 世界 の 終 わりと ハード ボイルド ・ワンダーラ ン 。 ド 」 を 強 く 思 い 起 こさせました
- 006 。
「 ノルウ ェイ の 森 」 は 一人 称 、 主人公 になったつもりで 体験 していけばよい 。 ところがありましたが 、 これは 登場 人物 ともども 読者 も 「 とある 世界 」 に 。 放 り 込 まれるわけで 、 なかなか 簡単 には 消化 できません - 006 。 「 ノルウ エイ の 森 」 は 一人 称 、 主人公 になったつもりで 体験 していけばよい 。 ところがありましたが 、 これは 登場 人物 ともども 読者 も 「 とある 世界 」 に 。 放 り 込 まれるわけで 、 なかなか 簡単 には 消化 できません
- 007 。 少 なくとも 近年 の 作品 のような 、 村上 さんの 「 井戸掘 り 」 による 洗練 された 物語 りの 形 を 超 えて 、 今回 は 主体的 な 「 意図 」 と 冗長性 を 感 じました
- 007 小。
内小説 を 用 いることで 、 物語 りと 同時 に ( インタ ビュー によってもたらされたと 思 われる ) ノンフィクション を 融合 させているように 思 えてしまいました - 007 小。内小説 を 用 いることで 、 物語 りと 同時 に ( インタ ビュー によってもたらされたと 思 われる ) ノンフィクション を 融合 させているように 思 えてしまいました
- 007 題名 からして 印象 が 今 までの 作品 と 違 ったので 、 ( 怖 くて ) しばらく 読 まないでおこう 、 と 思 っていたのですが 、 、 、 。 ( 一部村上 龍氏 を 連想 してしまう ) スピー ド 感 のある 部分 もあれば 、 第 3 の 新人 ( でしたっけ ) と 以前 書 かれていたような 印象 の 部分 もあり 、 平易 に 説明 しようとする 部分 が 多 く 感 ぜられたり
- 0094 。
それが 読者 の 想像 力 を 膨 らませる ための 作者 の 意図 だとしても 、 カルト 宗教 の リーダー の 言葉 とか リトル ピープル についてがあまりに 、 あいまいで 、 さらに 展開 も 、 ちょっと 無理 があった 気 がします - 009 。 それが 読者 の 想像 力 を 膨 らませる ための 作者 の 意図 だとしても 、 カルト 宗教 の リーダー の 言葉 とか リトル ピープル についてがあまりに 、 あいまいで 、 さらに 展開 も 、 ちょっと 無理 があった 気 がします
- 094 。 。 また 今回 、 「 宗教 」 というものに スポット を 当 てていることも 印象 的 でした
- 009 。
。 物語 的 には 面白 かったのですが 、 ここまで 書 くのなら 、 カルト とそうでない 宗教 の 違 い 、 そして 、 社会 に 適合 していても 宗教 の 持 つ 病理 、 それでも 宗教 の 持 つ 救 い 、 希望 などについてももっと 掘 り 下 げてほしかったと 個人 的 には 思 います - 022 。 ただ 唯一 の 救 いは 、 ストーリー 自体 ある 種 の 「 緊張感 」 は 確 かに 存在 した
- 009 むしろ 、 性描 。
露骨 にすることで 、 ここで 繰 り 広 げられている セックス はただの 快楽 にすぎない 、 という 冷 めた 乾 いた 印象 を 与 えるのが 、 作者 の 意図 だったのかもしれません - 054 あるいはそれこそが 著者 の 意図 したこと 。 なのかもしれない が 、 そのような 姿勢 を ( 作者 の 怠慢 ) と 。 受 け 取 る 読者 は 決 して 少 なくはないはずだ
- 011 。
BOOK2 の 中盤 まではよかったんだけど 、 青豆 さんが 「 最後 の 目的 」 を 果 たしてからは 流 れが 失速 してしまってどうも・・・ 。 二 つの 月 がぴたっと 一 つに 重 なるような 、 そんな 結末 を 予想 していたのですが・・・ - 058 。 BOOK2 では BOOK1 でみられたようなぐ いぐいひきつけられる 吸引力 、 文章 の 躍動感 のようなものはなくなっています
- 012 。
作者 の 作者 だったら 文句 つけますけど ( 笑 ) 。 。 先 が 気 になってすぐ 2 を 買 ったので 、 物語 としては 面白 いと 思 います - 008 。 作者 の 語 り 口 のうまさと 、 ミステリー 小説 的 な テンポ 感 で 。 一気 に 読 ませる ところはさすがというしかない
- 012 。
。 村上 さんの 文章 は 、 何 というか 独特 の リアリティ があって 、 そこが 凄 いと 感 じます - 081 。 。 この 本 は 作家 であり 、 また 一人 の 人間 である 村上 春樹 の 最高傑作 である
- 012 。
この 作品 がこの 巻 で 終 わっても 、 それはすごく 村上 春樹 らしい ラスト なので 、 ずるいとは 思 いますけど 文句 はないです - 093 。 隅々 まで 響 き 渡 り 、 小 さな 隙間 をもうずめるように 広 がっていく 、 村上 春樹 の 紡 ぎだす 言葉 たち
- 017 村上 春樹 は 初 めて 。 何 が 騒 がれているのかという 興味 から 土日 をかけて 読了 。 一気読 みしてこれだけ 疲労 しない 長編 小説 は 久 しぶり ( なるほど 売 れるはずだわこの ヒト ) 。 幕 の 内弁当的 エンタテインメント の ゴム ひもで 引 っ 張 って 読者 を 高 みに 飛 ばそうという 手法 はうまい といえば 巧 い ( あとは 自分 で 飛 べ 式 ) 。 初村上 春樹 としておもしろかったのは 以下 の 点 。 。 リトル ・ピープル は ( 反 リトル ・ピープル も ) 集合的無意識 を 含 む 宇宙意識 ( とでも 呼 ぶ 縁起 の 法 ※ ) の メタファ 。 その 結果 つくられる 「 空気 さなぎ 」 は 自己意識 。 ビッグ・プラザー は 「 空気 さなぎ 」 が 見 る リトル ・ピープル の ( 幻影 の ) 幻影 。 自由意思 とは 何 か 。 いわゆる 善 とは 善 なるものだけからできているのか 。 悪 は 悪 だけが 材料 か 。 ほんのわずかの 匙加減 で × × だったかもしれない ○ ○ 。 。 重々無。法。縁起 ですなぁ 。 。 でも 僕 がもとめる 深 みという 点 で マイナス ☆ かな 。 。 ※ 縁起 の 法 : 自律自存 できるものはなにひとつなくあるのは 関係 性 のみ
- 018 。 。 ふかえりの 話 し 方 ( 疑問文 に 、 疑問符 をつけない 、 片言 の 言葉 のことだ )
- 018 〈 2006 〉 年 や 、 〈 2041 〉 年 の カード には 、 いったい 、 何 が 書 きこんであるのだろうか ? 。
。 ( ここからは ネタバレ になるので 未読 の 方 は 飛 ばしてください ) 。 。 BOOK 2 で 明 かされるかと 期待 していたが 、 いつまでたっても 、 そんなことは 出 てきやしなかった - 061 。 。 ( ここからは ネタバレ になるので 未読 の 方 は 飛 ばしてください ) 。 。 BOOK 2 で 終 わっている 以上 作品 の 続 きは 存在 していくんでしょう
- 020 。 。 しかし 村上 春樹 に 関 しては 、 かなり 否定的 な 意見 を 綿密 に 書 かれてしまう
- 021 しかしよく 考 えたら , 村上 春樹 という 名前 がもはや ブランド 化 していて , 発。何週間 かで 百万部 を 売 り 上 げてしまう 状況 においては , どんな 作品 であっても 賛否両論 は 激 しくなってしまうし , ハード ル の 高 さゆえに 非難 の 声 も 大 きくなってしまう
- 023 。
まあ 単純 な 考 えなんだがこうまで 売 れると 。 人間 は 品切 れなどを 恐 れてまともな 考 えが 。 出来 なくなるからな - 023 。 ただ 、 単純 に 面白 い 世界 にこの 世界 に 引 き 込 んでもらえることに 極上 の 楽 しみがあります
- 026 。
たとえば 、 青豆 と 。 吾 が 小学校 の 教室 で 交 わした 一瞬 の 、 それでいて 揺 るぎない コミュニケーション が 、 物語 の 核 となっているが 、 その 情景 を 描写 した BOOK 2 の P307 辺 りで 、 個人 的 に 自分 の 中 で 眠 っていたわけのわからない 無力感 を 喚起 された 気 がして 、 空洞 から 水 が 滴 り 落 ちるような 不思議 な 涙 が 流 れた - 019 すなわち 、 そのような 描写 を 入 れないと 、 強 い 感情 を 喚起 できないと 感 じてしまっているのだと 思 う
- 038 それから 、 人物 描写 で 何度 も 同 じ 文 が 出 てきて 「 もうわかったから 」 とうんざりしてくる
- 026 。 。 BOOK 1 の レビュー において 、 本作 の 持 つ 独特 の 時間 軸 、 スピー ド 感 について 述 べたが 、 この BOOK 2 では 、 その 時間 軸 が 徐々 に ネジ を 巻 き 始 め 、 うねるように 物語 が ドライブ し 始 める
- 030 アンダーグランド という 傑作 まで 書 き 上 げた 作家 の 実 の 父 でもあり 、 いくら 小説 のこととはいえ 、 これは 看過 できることではないと 思 います
- 030 アンダーグランド という 傑作 まで 書 き 上 げた 作家 が 、 いくら 小説 のこととはいえ 、 これは 看過 できることではないと 思 います
- 032 全編読 み 終 えた 日 の 夜 に 、 リトル ピープル と 緑 の 月 が 夢 に 出 ましたが 、 メタファ ー ( 比喩 ) ・ 社会 風刺 ・ 自分 伝 ・なにものでもないなにか 、 ふかえり 、 リトル ・ピープル 、 二 つの 月 、 猫 の 町 、 30 の 意味 するところ
- 028 リトル ピープル と 1Q84 がさなぎという キーワード で エンターテイ メント な 恋愛 小説 と 理解 しました
- 032 全編読 み 終 えましたが 、 メタファ ー ( 比喩 ) ・ 社会 風刺 ・ 自分 伝 ・なにものでもないなにか 、 ふかえり 、 リトル ピープル 、 二 つの 月 、 猫 の 町 、 30 の 意味 するところ
- 046 読 み 終 えた 日 の 夜 に 、 リトル ピープル と 緑 の 月 が 夢 に 出 ました ( 笑 ) 続編 はないと 思 います
- 034 。
。 これだけ 売 れているということは 村上 作品 を 初 めて 読 む 人 もかなりいるはずで 、 。 その 人 たちがどう 思 うか 、 感 じるかが 非常 に 興味 があります - 018 。 。 村上 さんが 試 みたのは 、 〈 翻訳 〉 の 可能 性 だったのかもしれない
- 034 。
。 タマル さんはなんで 、 ほうれん 草 が 好 きな 飼 い 犬 を 。 縄 でつないでいたんでしょうか ? 。 なぜ 鎖 にしなかったのでしょうか ? 。 リトル ピープル なら 、 鎖 だったとしても 犬 を 消 すことは 。 可能 なんじゃないかと 思 う - 034 。 。 この 小説 においても 続編 が 出 たとしても リトル ピープル や 空気 さなぎについて 。 具体的 な 回答 が 示 されるとは 思 えません
- 063 。 ( 。吾 の 母親 の 幻影 、 ふかえりの 形 のよい 胸 、 青豆 の 左右 の 形 が 違 う 胸 ) 。 エルサレム 賞 スピー チ を 基 に 解釈 すれば 、 リトル ピープル は システム 、 。 反 リトル ピープル は 個々 の 存在 ってことでしょうか
- 035 リトル ・ピープル と 人間 たちとの 関係 は 、 ある 均衡 を 保 ちながらけっして 終焉 することはないと 思 えます
- 035 そしてそれを 知 っている 数少 ない 人々 は 「 1984 」 ならぬ 「 1Q84 」 の 、 二 つの 月 が 見 える 世界 ( 想像 力 の 世界 と 言 ってもいいかもしれない ) に 入 り 込 んで 、 その 均衡 を 守 るために 孤独 な 戦 いを 続 ける
- 027 。 自分 の 心 の 中 の 善 と 悪 の 均衡 を 保 たなければ 、 社会 までもがおかしくなってきてしまう
- 040 。 。 主人公 が 袂 を 分 かって 久 しい 年老 いた 父親 と 会話 する 場面 があります
- 040 。 。 主人公 とそれを 取 り 巻 く 人 たちに 共通 するのは 「 孤独 」 「 自己完結 」
- 042 最初 の 方 に 描 かれる 青豆 の 使命感 と 悲壮感 、 すべてを 捨 てて 命 をかけて 困難 に 飛 び 込 むところに 魅入 られました
- 044 。
第一巻 まではいつもの 村上 春樹 の 世界 へ 入 っていく 感覚 を 楽 しむことが 出来 たが 、 。 第 2 巻 では 張 り 巡 らされた 伏線 をまとめる 為 のやや 作業的 な 文章 になってしまい 、 。 文 の 美 しさを 味 わいながら 読 むというよりは 、 ミステリー 小説 の 謎解 きを 読 まされている 感覚 に 陥 った - 044 。 第一巻 まではいつもの 村上 春樹 の 世界 へ 入 っていく 感覚 を 楽 しむことが 出来 たが 、 。 第 2 巻 では 張 り 巡 らされた 伏線 をまとめる 為 のやや 作業的 な 文章 になってしまい 、 。 文 の 美 しさを 味 わいながら 読 むというよりは 、 ミステリー 小説 の 謎解 きを 読 まされている 感覚 に 陥 った
- 068 。 。 小説 の 中 で 何度 と 繰 り 返 される 文章 に 、 。 。 ” 説明 されなければ 分 からないということは 、 つまりそれは 説明 してもわからない ” 。 。 というくだりがあります
- 047 〜 村上 がこの 先作家 としてどんな 活動 を 続 けていくのかは 本人 にしかわからないが 、 僕自身 、 残念 だが 村上 の 今後 の フィクション 純文学 作家 としての 活動 は 厳 しいものになる
- 047 〜 まず 、 作劇 の 基礎中 の 基礎 であるが 、 小説 は テーマ を モチーフ ( メタファ ー 等 ) によって 網羅 して 記 されるものであり 、 「 自分 の 書 きたい 事 を 直接書 く 」 事 は 純文学 の 完成度 からいって 、 あってはならないのが 原理原則 だ
- 047 それは 「 世界 の 終 りと ハード 〜 」 や 「 ノルウ ェイ の 森 」 を 読 めば 、 その 卓越 した メタファ ー 、 文章 力 、 独自 の 世界 観 らは 当時 の 日本 純文学 作家 群 の 中 でも 群 を 抜 いていた
- 047 天才 ・ 三島由紀夫 であっても 遺作 となった 「 豊饒 の 海 」 の 3.4 巻 は 1.2 巻 とは 明 らかな 枯渇 を 露呈 していた
- 048 ( もちろん カフカ も 踏襲 しているが 、 ストーリー を 体系的 に 見 た 場合 の 話 だ
- 048 だが 、 氏 の 大作 を 通 して 、 さらに 贔屓目 で 見 た 上 での 違 いはこんなものだろう
- 050 。
「 古事記 」 の 世界 を 現実 のものと 喝破 した 本居宣長 ならこれは 「 もののあはれ 」 を 描 いたものだそこに 物語 というものが 持 つ 真実 がある 、 といったかもしれません ( カズオ・イシグロ も 村上 春樹 にもののあわれを 読者 を 引 き 込 み 解 いていますが 、 ここでの 意味 はそれとは 異 なります ) - 013 。 私 は 村上 春樹 の ファン ですが 、 それは 羊 を 巡 る 冒険 以降 の 「 浸 らせてくれる 」 作風 に 起因 しています
- 043 。 それでも 、 私 には 最近 の 村上 春樹 氏 は 文中 で 少々言 いたいことを 言 ってしまい 過 ぎなきらいがある 様 に 思 えるのですが 、 それを 差 し 引 いても 、 小説 でしか 味 わえない 何 ともいえない 感覚 の 世界 に 読者 を 引 き 込 みます
- 052 BOOK2 を 読了 した 直後 は 、 月 が 2 つになり 、 リトル ピープル がざわざわする 、 パラレルワールド ぶりに 、 クラクラ してしまっていたけど 、 BOOK1 を 改 めてみかえすと 要 は 、 ひとりぼっちの 二人 が 、 それぞれいかにひとりぼっちか 、 ということを 丁寧 に 描 いている
- 054 』 。
。 すでに 読 まれた 方 はお 分 かりだと 思 いますが 、 。 この 書評 は 、 登場 人物 のひとりである 17 歳 の 少女 ふかえりが 書 いた 。 小説 ( 正確 には 原案 ) 『 空気 さなぎ 』 に 対 する 文中 の 書評 で 、 。 村上 春樹 は 、 本作 が 世 に 出 る 前 に 、 読者 からの 批判 を 。 あらかじめ 推測 し 、 それを 受 ける 覚悟 で 書 いていたのではないかと 。 思 われます - 054 』 。 。 すでに 読 まれた 方 はお 分 かりだと 思 いますが 、 。 この 書評 は 、 登場 人物 のひとりである 17 歳 の 少女 ふかえりが 書 いた 。 小説 ( 正確 には 原案 ) 『 空気 さなぎ 』 に 対 する 文中 の 書評 で 、 。 村上 春樹 は 、 本作 が 世 に 出 る 前 に 、 読者 からの 批判 を 。 あらかじめ 推測 し 、 それを 受 ける 覚悟 で 書 いていたのではないかと 。 思 われます
- 058 しかし 青豆 と 。吾 、 ふかえりのつながりが 解 き 明 かされ 結末 に 向 かっていく 後半 部 は 緊密 で 圧倒的 です
- 060 村上 氏 が オウム 事件 に 興味 をもち 、 直接取材 をしたことが 、 本作 の 凄味 になっているのではないか
- 061 それを 評 して 「 新 しい 文化的挑戦 」 がないという 人 もいますが 、 僕 はこの 幕 の 内弁当 はとても おいしく 食 べさせてもらいました
- 061 どなたかの レビュー にもありましたが 「 村上 作品 なら 安心 だ 」 と 手 にとる 多 くの 人 たちに 幕 の 内的 な 安心感 を 与 えられると 思 います
- 061 パラレルワールド は 「 世界 の 終 わりと ハード ボイルド ワンダーラ ンド 」 だし 、 純愛要素 は 「 ノルウ ェー の 森 」 だし 、 カルト 宗教 は 「 アンダーグラウンド 」 だし
- 047 〜 僕自身 は 「 ねじまき 鳥 〜 」 から 明 らかな 作品 の 劣化 を 感 じてきていたが 、 ここまで 来 ると 、 村上 の 才能 の 枯渇 を 疑 わざるを 得 ない
- 086 『 世界 の 終 りと ハード ボイルド ワンダーラ ンド 』 しかり 、 『 ねじまき 鳥 クロニクル 』 しかり
- 061 何 の 物語 かわからない 作品 を 手 にとらせる 芸当 ができる 作家 が 果 たして 日本 にいや 世界 に 何人 いるでしょう ? この レベル まで 文学 的高 みに 立 ち 得 た 村上 春樹 氏 に 対 し 、 敬意 を 持 たずにはいられません
- 062 その “ 変 わらなさ ” が 、 一進一退 をしつつ 確実 に 膨 らんでいるような 文学 の 領域 の 中 で 、 いつまでも 成長 を 拒 んでいる 思春期 の 子 どものようであるような 印象 を 、 私 は 抱 いてしまいます
- 063 。
青豆 は 1Q84 」 がこれまで 映画 や マンガ で 繰 り 広 げられてきた 世界 の 出口 が 閉 じられていることを 自 ら 確認 することで 、 。 自 ら 決 めた 人生 の 帰結 を 果 たそうとしている - 063 。 青豆 は 1Q84 の 世界 の 出口 が 閉 じられていることを 自 ら 確認 することで 、 。 自 ら 決 めた 人生 の 帰結 を 果 たそうとしている
- 063 。
( 「 引 き 金 にあてた 指 に 力 を 入 れた 」 だけで 、 まだ 果 たされてはいないので 「 ねじまき 鳥 」 のときのように 、 時期 をずらして 「 BOOK3 」 ( 完結 編 ) 。 。 BOOK3 以降 が 出 るのであれば 、 主人公 は 変 わるのかなと 思 います - 037 まあ 、 しかし 、 今回 も 完結 しきっていないので 「 ねじまき 鳥 」 のときのように 、 時期 をずらして 「 BOOK3 」 ( 完結 編 ) を 出 すつもりかも
- 063 。 。 そのほかに 無数 の 暗喩 が 散 りばめられており 、 読 み 終 えた 現在 、 。 色々妄想 して 楽 しんでいる 所 です
- 064 展開 は 、 鈍 いし 、 ある 人物 の 説明 もなければ 、 主人公 のことばかりで 、 うまく 文章 で 、 ごまかしているのに 非常 に 退屈 さを 感 じました
- 093 。 美 しく 、 優 しく 、 おろかしく 、 鈍 く 、 でも 涙 が 出 るような 愛 おしい 世界
- 067 。 。 。吾 の 電話中 に 、 ふかえりが 綿棒 で 耳掃除 をしている シーン が 可愛 かった
- 068 。
そして 、 読者 の 多 くにその 選民的優越感 を 感 じさせる ( 村上 の 嫌悪 はそのような 人達 に 向 けられているというのに ) - 068 それも 核 なる 部分 はわかる 人 だけがわかってくれればいいという 風 で 、 選民的 であります
- 068 。
そして 、 なんとも 洗練 された 文章 と 卓抜 な 比。 力 によって 、 『 言葉 にして 言葉 でないところに 訴 えかける 』 ことに 成功 するのです - 068 。 そして 、 なんとも 洗練 された 文章 と 卓抜 な 比。力 によって 、 『 言葉 にして 言葉 でないところに 訴 えかける 』 ことに 成功 するのです
- 068 。 。 しかし 、 これはおそらく 公 、 一般大衆 に 対 する 、 村上 春樹 としての 最大限 の 皮肉 であり 批判 であり 軽蔑 であると 想 われます
- 069 。
。 今 、 あなたが 見 ている 『 現実 』 は 本物 か ? 。 目 に 見 えている 、 手 に 触 れることができる 、 実証 することができる 、 。 ただそれだけのことで 、 それが 「 本当 のことだ 」 と 、 「 本当 に 」 言 えるのか ? 。 。 何 かを 感 じるか - 069 。 そこに 、 言葉 にすることの 難 しい 特別 な 何 かを 感 じることができます
- 072 。 。 登場 人物 含 め 要素 的 には 総動員感 ( 既視感 ) があるので 。 ファン には 村上 図書館的 な 楽 しみ 方 ができるかも
- 072 。 。 それにしても 作者 の 嗜好 ( 狙 い ? ) かもしれないが 。 作者 の 性描 写 ・ 性暴力表現 の 多用 は 個人 的 には 違和感 を 感 じ 続 けているが 。 すでに 作風 というべきなのか 、 こちらは ファン の 方々 の 感想 を 聞 きたいところです
- 074 二人 の 物語 の 交錯 、 青豆 と 。吾 の 物語 が 結 びつく 所 は 技巧 を 感 じさせます
- 074 。 。 学生運動 の 影 、 主人公 の 周 りの 人物 の 消失 、 喪失感 、 性 と 暴力 とそれに 対置 する 恋愛
- 078 。
いろいろなことへの 疑問 が 、 すべて 消化 しきれて 。 いないので 、 続編 があるかも 、 と 思 われてしまうのだが 、 。 これ 以上 、 説明 をされても 、 という 気 もしてしまうのだ - 034 。 結局 あれは 何 だったんだ ? と 言 う 疑問 は 読後 多 く 残 る ケース がほとんどです
- 086 思 えば 、 村上 小説 の 主人公 たちは 常 に 下 に 降 りていくことを 繰 り 返 していた
- 086 細 かなことはおいておいて 、 まず パッ と 目 につくのは 、 非常 に 説明 的 に 物語 を 展開 していることである ( 謎 めいた メタファ ー はもちろんあるが 、 ぎりぎりまで 絞 り 込 まれている )
- 021 ブーム に 乗 り 遅 れまいと 読 む 人 , 長年 ハルキスト であり メタファ ー を 解読 しようと 読 む 人 , それぞれだと 思 うが , 純粋 に 楽 しめたら , それが 一番 ではないでしょうか
- 088 。 「 これが 王国 なのだ 」 。 「 僕 は 必 ず 君 を 見 つける 」 。 。 まるで 暗闇 から 光輝 く 大聖堂 が 浮 かび 上 がってくるように 、 孤独 な 二人 の 愛 に 荘厳 ささえ 感 じた
- 089 主人公 の 女性 も 、 。 自己犠牲 によって 、 周辺的 な 、 「 失 われ 」 ていく 立場 に 移行 する
- 089 。 現実 の 世界 と 、 そうではない 世界 の 境界 をさまよい 、 時間 と 空間 を 超 えて 。 邂逅 する 主人公 の 男女
- 089 根底 が 変 わっていないため 、 前編 は 、 新 しい 芽 のような 。
変化 が 見 られて 面白 かったのだが 、 後編 は 、 ストーリー 展開 が 結局 いつも 。 と 同 じ パターン になってしまっている - 089 根底 が 変 わっていないため 、 前編 は 、 新 しい 芽 のような 。 変化 が 見 られて 面白 かったのだが 、 後編 は 、 ストーリー 展開 が 結局 いつも 。 と 同 じ パターン になってしまっている
- 089 結論 を 先 に 言 うと 、 。
。 以前 から 村上 春樹 の 作品 が 好 きな ファン にとっては 、 非常 に 満足 できる 。 意欲作 かもしれないが 、 以前 から 村上 春樹 を 評価 していない 人 、 見切 り 。 をつけている 人 は 、 新 たに 読 む 必要 はないかもしれない - 068 。 誰 もがいろいろな 形 で 楽 しめる エンターテイ メント でありながら 、 その 奥底 にあるに 村上 春樹 の 思 いは ” 自。内省力 、 自己批。力 のない 浅 はかな 人々 に 対 する 批判 ” です
- 089 結論 を 先 に 言 うと 、 。 。 以前 から 村上 春樹 の 作品 が 好 きな ファン にとっては 、 非常 に 満足 できる 。 意欲作 かもしれないが 、 以前 から 村上 春樹 を 評価 していない 人 、 見切 り 。 をつけている 人 は 、 新 たに 読 む 必要 はないかもしれない
- 093 2 巻 は 、 1 巻 で 加速 しつつ 、 精緻 なまでに 磨 き 上 げられた 村上 ワールド が 、 ゆっくりと 「 霧散 」 ・・いや 、 「 展開 」 か 、 「 拡張 」 か・・・ ? 上手 な 言葉 が 見 つからない
- 012 。 今 まで 村上 さんの 作品 を 読 むと 、 どこかしら 「 ひっくりかえる 」 ような 気持 になっていたんですが 、 今回 はどこも 「 ひっくりかえらなかった 」 です
- 094 。
。 とても 村上 春樹 的 な 作品 で 、 大。 浅薄 な 言 い 方 をしてしまえば 、 「 ハード ボイルド ・ワンダーラ ンド 」 での 冒険 活劇 と 「 ノルウ ェイ の 森 」 での 純愛物語 の 最良 の 部分 を 重 ね 合 わせた 印象 を 受 けました - 086 。 。 この 小説 で 表明 されている 村上 春樹 氏 の 考 え ( と 私 が 感 じたもの ) を 2 つあげてみる
- 094 。 。 しかし 、 世界 を 一旦解体 させ 、 もう 一度再構築 するなかで 、 いつの 間 にか 読者 自身 もその 世界 に 「 巻 き 込 まれている 」 という 語 り 口 は 、 相変 わらず 魅力 的 です
- 094 明 らかに オウム 、 ヤマギシズム 、 エホバ の 証人 が モデル ですが 「 約束 された 場所 で 」 から 続 いた 、 氏 の 「 ( 新興 ) 宗教 」 や 「 祈 り 」 に 対 する 一 つの 結論 が 読 みとれると 思 います
- 011 。 。 宗教 のあり 方 とか 、 親 が 子供 にしてあげるべきこととか 、 この 作品 によっていろいろなことは 考 えてしまう
- 095 。
。 語彙 の 豊富 さや 比 ゆの 独創性 、 世界 中 の 文学 からの 引用 、 なにより 個性豊 かな キャラクター 達 、 これらが 多 くの 人 をひきつけ 続 ける 魅力 でしょうか ? 。 。 神秘的 な 雰囲気 をもついくつかの シーン は 、 強 く 、 せつなく 、 胸 に 訴 えかけてきて 、 頭 の 中 に 美 しい イメージ として 残 る 気 がします - 095 。 。 語彙 の 豊富 さや 比 ゆの 独創性 、 世界 中 の 文学 からの 引用 、 なにより 個性豊 かな キャラクター 達 、 これらが 多 くの 人 をひきつけ 続 ける 魅力 でしょうか ? 。 。 神秘的 な 雰囲気 をもついくつかの シーン は 、 強 く 、 せつなく 、 胸 に 訴 えかけてきて 、 頭 の 中 に 美 しい イメージ として 残 る 気 がします
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