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Amazon.co.jp： カスタマーレビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)

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とにかく 5%     あの 11%     この 51%     ぜひ 5%     あまり 11%     まさに 5%     まだ 5%     いわゆる 5%     一気に 9%     たった 7%     次々 5%     はまる 5%     起こる 7%     語る 5%     楽しめる 14%     殺す 9%     呼ぶ 19%     合う 11%     読む 76%     解く 9%     驚く 7%     騙す 12%     無い 7%     よい 9%     素晴らしい 6%     難しい 6%     高い 5%     やすい 9%     良い 14%     すごい 5%     深い 6%     弱い 5%     面白い 24%    

  • Total Integration
    • 0今まで、その存在は知っていた綾辻行人 氏の館シリーズ に興味 を持ちました デビュー 作です 「綾。
      以後」という言葉 が生まれたほど、彼の登場 は衝撃 的でした 彼が失敗していれば、いまの本格ムーブメントがこれほど盛り上がりを見せていたかどうか、 甚だ疑問であの シーンが出てくれると同時に、その先駆者が綾辻行人 であったということに 何か宿命みたいなものを感じずにはいられません さて、この 「十角館の殺人」ですが、数人の人間が孤島 へ行き、 そこでひとりまたひとりと殺され ていきますで、最後 には･･････、 というようにプロットはクリスティ ーの有名 な「そしてだれもいなくなった 」です 読み始めて読んだ けど、ちょっと弱い 気がした頂ので、また次作をすぐに浮かんできた言葉 が「青いな」でした それは、冒頭の登場 人物 が大学 のミステリ としては。
      お勧めなんてものでなく，大お勧めです。
      やられた〜〜とみなさんひっくり返りましょう。
      なんて素敵なデビュー 作なんでしょう。
      。
      大学 サークル 仲間同士である登場 人物 達は、すべて有名 ミステリ 研であるとか、ニックネーム で呼び合う とか、 そういうところが実生活の延長をただ著しているだけのように感じら れて鼻についたのです が･･････ ネタバレになるといけないので深く触れませんが、 私は、「青い」と思った時点で綾辻 さんに負けていたのです 今もはっきりと覚えていますラスト 近くの例の一行を読んだ ときのあの 衝撃 を 頭が真っ白になり、しばらく呆然としてしまいました 大げさではなく、５分間ぐらい動けませんでした この 本を読んで とても面白 く推理 小説にはまってしまいました それからというものの著者 の本を買いあさりました それほどのショックでした そして、「やられた！騙された！」とひとりで叫んでいました 気持ちのいい敗北感でした すべてはここから始まったのだと、いま改めて思いま す

  • 0014   ネタバレ になるといけないので 深 く 触 れませんが 、 私 は 、 「 青 い 」 と 思 った 時点 で 綾辻 さんに 負 けていたのです
    • 001   ネタバレ になるといけないので 深 く 触 れませんが 、 私 は 、 「 青 い 」 と 思 った 時点 で 綾辻 さんに 負 けていたのです
    • 035   「 綾辻 さんってどういう 本 を 書 くのかな 」 なんて まだ 読 んだことない 人 は 、 この 作品 から 読 んでください

  • 001   さて 、 この 「 十角館 の 殺人 」 ですが 、 数人 の 人 ( 私 を 含 め ) が 孤島 へ 行 き 、 そこでひとりまたひとりと 殺 されていき 、 最後 には ･ ･ ･ ･ ･ ･ 、 というように プロット は クリスティ の 「 そして 誰 もいなくなった 」 です
    • 001   さて 、 この 「 十角館 の 殺人 」 ですが 、 数人 の 人間 が 孤島 へ 行 き 、 そこでひとりまたひとりと 殺 されていき 、 最後 には ･ ･ ･ ･ ･ ･ 、 というように プロット は クリスティ の 「 そして 誰 もいなくなった 」 です
    • 035   多 くの 人 ( 私 を 含 め ) が 、 「 十角館 の 殺人 」 で 綾辻 さんの 虜 になっていると 思 います

  • 002   本作 の 第一 の 特徴 は 登場 人物 に 氏 の 敬愛 する ミステリ ー 作家 たちの 名前 が 使 われていることだ

    • 002   。
      。
      お 話自体 はどこかで 昔聞 いたような 話 ではあるけれど 。
      それでも オリジナリティ も 加 えられているし 。
      文章 も 読 みやすい し 、 。
      社会派 ミステリ ー 全盛 の 時代 にこれを 書 いたことはやはり 特筆 もの
      • 002   私 も 全 く 同感 だが 、 書 き 出 しに 出 てくる 日本 の 『 社会派 』 ミステリ ー の リアリズム にはほとほとうんざりである

    • 002   『 本格派 』 ミステリ ー 作家 たちの 名前 を 登場 人物 に 借用 して 、 本格派 の ミステリ ー を 書 くということを 見事 に 成功 した 素晴 らしき デビュー 作 だ
      • 002   『 本格派 』 ミステリ ー 作家 たちの 名前 を 登場 人物 に 借用 して 、 本格派 の ミステリ ー を 書 くという 氏 の 信条 が 良 く 出 ていておもしろい

    • 003   。 。 作者 の デビュー 作 でもあり 、 以後 「 館 」 シリーズ を 手 がけていくが 、 本書 は 「 そして 誰 もいなくなった 」 への 挑戦 、 比較的 シンプル な 点 、 また カー とか ヴァン とか アガサ とか 、 殺 されていく ミステリ 同好会 の 面々 が 推理 作家 の 名前 で 呼 ばれ 記号化 されているあたり 、 パズル 小説 として 徹底 されている 点 で 、 もっとも 好 きな 作品 だ

      • 003   。
        本書 は 、 孤島 に 集 まった ミステリ 同好会 グループ が 書 は 、 孤島 に 集 まった ミステリ 同好会 グループ が 次々 と 殺 されていくという 、 いわゆる 「 孤島 もの 」 で 、 私 の 知 る 限 り クリスティ ー の 「 そして 誰 もいなくなった 」 に 挑戦 した 作品 の 中 ではもっとも 面白 い
        • 022   《 孤島 》 ものの 嚆矢 である 、 クリスティ 『 そして 誰 もいなくなった 』 の 本歌取 りが 。 目指 された 本作 では 、 当然 オリジナル にはない 新 しい 試 みが 盛 り 込 まれています
        • 025   。 。 なにより 実質的 に 著者 の 学生 時代 に 本作 が 書 かれたことに 感心 します

      • 0053   ７ 人 が 互 いのことを エラリイ や カー 、 ポオ など 、 著名 な ミステリ 作家 の 名前 で 呼 び 合 うという 一風変 わった 設定 、 孤島 と 本土 との 話 が 交互 に 語 られていくという 手法 、 それら 全 てに 綾辻 氏 の 読者 への トリック が 隠 されている
        • 005   ７ 人 が 互 いのことを エラリイ や カー 、 ポオ など 、 著名 な ミステリ 作家 の 名前 で 呼 び 合 うという 一風変 わった 設定 、 孤島 と 本土 との 話 が 交互 に 語 られていくという 手法 、 それら 全 てに 綾辻 氏 の 読者 への トリック が 隠 されている
        • 010   。 クリスティ ー の 「 そして 誰 もいなくなった 」 を 意識 しているのは 確 かだが 、 孤島 での 殺人事件 の 合間 に 、 陸上 での 探偵 劇 をいれて 、 謎 の 奥行 きを 深 くし 、 最後 の トリック の 切 れ 味 を 磨 いている

      • 005   綾辻 氏 の 描写 はいたって 淡々 としたものであり 、 陰惨 な 連続殺人 と 言 う 暗 い 筋立 てが 重 くなり 過 ぎず 、 それが 返 って 、 読者 の 自由 な 想像力 を 掻 き 立 てるのだと 思 う

        • 005   半年前 に 起 こった 殺人事件 の 真相 、 外部 と 遮断 された 閉鎖空間 、 犯人 からの 殺人予告 など 、 非現実 的 な 設定 に 彩 られているが 、 だからこそ 読者 はどっぷりとその 世界 に 入 り 込 めるのではないか

          • 006   綾辻 氏 は 、 ほかの 作家 と 違 って 、 トリック を 「 対読者 」 にむけて 書 いている

            • 007   あまり 書 くと ネタバレ になるので 止 めますが 、 適度 な 長 さ 、 読 み 易 さ 、 トリック の 鮮烈 さ 、 ミステリ ーファン への サービス 精神 ありと 、 本格 ファン なら 読 んでおくべき 作品 の 一 つです
              • 007   その 切 れ 味 の 良 さ ！ この 作品 から 出会 っていたならば 、 もっと 鮮烈 さを 増 していたかもしれません

            • 007   それは 、 登場 人物 が 大学 の ミステリ 研 であるとか 、 ニックネーム で 呼 び 合 うとか 、 そういうところが 実生活 の 延長 をただ 著 しているだけのように 感 じられて 鼻 についたのです
              • 001   それは 、 登場 人物 が 大学 の ミステリ 研 であるとか 、 ニックネーム で 呼 び 合 うとか 、 そういうところが 実生活 の 延長 をただ 著 しているだけのように 感 じられて 鼻 についたのです

            • 008   あまり の 一文 を 読 んだときの 、 自分 だけ 時間 の 流 れから 取 り 残 されたような 衝撃 は 、 １０ 年近 く 経 った 今 でも 忘 れられません
              • 008   それまで 全 く 免疫 が 無 かった 事 もあると 思 うのですが 、 あまり の 衝撃 に 理解 するのに 相当時間 がかかりました

            • 009   メイントリック も 鮮 やかですが 、 読者 を ミスリード する 仕掛 けも 凝 っていて 、 まず 、 瓶 に 集 められた 手記 、 孤島 とくれば 、 かの 名作 し かありません
              • 009   メイントリック も 鮮 やかですが 、 読者 を ミスリード する 仕掛 けも 凝 っていて 、 まず 、 瓶 に 詰 められた 手記 、 孤島 とくれば 、 かの 名作 し かありません

            • 010   。 おどろおどろしさが 足 りない 、 動機 がいまひとつ 納得 できない 、 人物 模写 にやや 不満 がある … といった 批判 はあるだろうが 、 一行 で 、 すべてを 明 かす 、 トリック の 切 れ 味 が 、 それらを 上回 り 、 この ミステリ ー を 傑作 として 歴史 に 残 していると 思 う

              • 011   ここ 最近 、 映画 などでも 「 映像化不可 能 とされた 作品 がつい 。
                に 映画化 ! ! 」 などと 言 う 売 り 文句 がよく 使 われているので 、 眉唾 に 。
                思 いながらも 購入 しました
                • 011   。 書店 で 平積 みされていたこの 小説 の 帯 には 、 『 映像化不可 能 』 の 。 文字

              • 011   確 かに 、 どこかで 。
                聞 いた 事 があるような トリック でしたが 、 『 読 む 』 面白 さを 十分 に 。
                堪能 できる 作品 に 仕上 がっています
                • 011   確 かに 、 どこかで 。 聞 いた 事 があるような トリック でしたが 、 『 読 む 』 面白 さを 十分 に 。 堪能 できる 作品 に 仕上 がっています

              • 013   ただ 、 ミステリ に 慣 れていないと 場面 がかわるがわるしてしまうので 、 最初 は 小野女史 ・ 宮部女史 などの 作品 でなれておくといいかもしれません

                • 014   見事 に 騙 されました ( 笑 ) しかし 私 には 衝撃 度 が 少 し 物足 りない 気 がしました
                  • 014   今 では 読者 を 騙 そうとする 凝 りに 凝 った 小説 は 、 たくさん 存在 している
                  • 074   見事 に 騙 されました ( 笑 ) しかし 私 には 衝撃 度 が 少 し 物足 りない 気 がしました

                • 014   有名 な 名作 に 倣 った 孤島 ものという 設定 が 、 読者 に 無意識 の 先入観 を 抱 かせる 何 よりの ポイント となっている
                  • 006   クリスティ の 「 そしてだれもいなくなった 」 に 倣 った 作品 ではあるが 、 日本 でしか 読 めない 小説 だと 思 います

                • 014   電話 すら 通 じない 孤島 の 十角館 で ， Ｋ ＊ ＊ 大学 （ 大分県 Ｏ 市 ） ミステリ 研究会 の 学生 ７ 人 が １ 週間 を 過 ごすが ， １ 人 ， １ 人 と 殺 されていく・・・
                  • 014   だが 発表 からすでに 何年 も 経過 している 「 十角館 の 殺人 」 程 に 、 単純 かつ 爽快 などんでん 返 しを 味 わえるものは 、 希少 なのではないか
                  • 047   。 たまたまこの 十角館 の 殺人 を 買 って 読 んでみたら・・・ 。 びっくりでした ！ 一気 に 最後 まで 読 みました

                • 015   初見 からしばらく 経 って 再 び 読 み 返 してみたが 、 この たった 一言 によってそれまでの 思 い 込 みが 覆 されるという 叙述 的 トリック を 用 いた 小説 で は 、 今 なお 清々 しいほどに 輝 きを 放 っている
                  • 015   「 その １ 行 」 に 仕掛 けられた 叙述 トリック は 「 お 見事 ！ 」 と 言 うほかなく 、 この アイディア を 思 いついた 作者 に 心 からの 賛辞 を 贈 る
                  • 015   こうした 、 作者 が 仕掛 けた 叙述 的 トリック を 用 いた 小説 では 、 ドラマ や 映像化 が 不可 能 な 作品 がいくつもあるが 、 これもそのひとつだろう

                • 020   。 。 本作 が 発表 された 際 、 評者 からは 、 「 動機 が 希薄 」 、 「 犯行 の 実現性 が 乏 しい 」 等 の 批判 があったようだが 、 それは ミステリ の 読者 が 作品 に 何 を 期待 しているのか 分 かっていない 証拠 だと 思 う

                  • 020   。 。 物語 は 、 大学 の ミステリ 研 の メンバ が 孤島 に 集 まるが 、 そこで 連続殺人 事件 が 起 こってしまい . . . 、 という 話

                    • 020   。 。 それが 、 結末近 くで 主要人物 が 答 える 一言 に 驚天動地 の 衝撃 を 受 けたのであった

                      • 021   。
                        恐 らく 日本 の ミステリ ー 史 において 、 変形 ながら 叙述 トリック の 古典 のひとつとして 未来永。
                        語 られていく 作品 ではないでしょうか
                        • 075   。 綾辻 先生 の 著作 は 今作 と 殺人鬼 しか 読 んでいませんが 、 アンフェア な 叙述 トリック しか 使 えないのでしょうか

                      • 022   。 。 しかも 、 本作 の キモ ともいえる メイントリック の 発案者 も 、 じつは 。 小野氏 であったことが 新。改訂版 あとがきで 明 かされています

                        • 022   。 。 。 。 ▼ 付記 。 。 本作 の プロトタイプ である 『 追悼 の 島 』 は 、 著者 の 妻 で 作家 の 。 小野不由美氏 との 共同作業 によって 完成 させられたもの

                          • 022   。 。 。 また 、 作中 において 、 ある 人物 が 事件 を 推理 する 際 に 口 にする 。 〈 バールストン・ギャンビット 〉 という 言葉 もじつに 暗示的

                            • 022   。 。 〈 バールストン・ギャンビット 〉 とは 、 容疑者 の 枠 から 犯人 を 「 死者 」 に 偽装 することで 事前 に 。 締 め 出 しておく 手法 のことなのですが 、 そこでの 推理 は 直接 、 真相 には 繋 がりません

                              • 022   。 。 これは 、 探偵 役 を 事件 の 外部 に 配置 することで 解決 を 担保 し 、 その 上 で 。 「 島 」 における サスペンス を 最後 まで 途切 れさせない 工夫 といえます

                                • 022   。
                                  。
                                  そのひとつは 、 孤島 での 連続殺人 が 描 かれる 「 島 」 の パート と 交互 に 、 。
                                  事件 の 背景 や 真相 を 捜査 ・ 解明 していく 「 本土 」 の パート を 展開 している 点 です
                                  • 022   。 。 そのひとつは 、 孤島 での 連続殺人 が 描 かれる 「 島 」 の パート と 交互 に 、 。 事件 の 背景 や 真相 を 捜査 ・ 解明 していく 「 本土 」 の パート を 展開 している 点 です

                                • 023   たった の １ 行 で 一気 にすべての 謎 を 解 いてみせる 展開 は 少々 の 粗 っぽさはあっても 十分 に 楽 しめる

                                  • 023   見 る 。 今 から ３０ 年近 く 前 、 海外 の 推理 小説 を 読 みあさっていた 頃 よく 読 んだ 、 クリスティ 、 クィーン 、 ダイン ･ ･ ･ etc . 中 でも 「 皇帝 のかぎ 煙草入 れ 」 （ カー ） は 今 でも 大好 きな １ 冊 だが 、 これら メジャー な 作家 の ニックネーム をもった 学生 が 次々 に 殺 されていく

                                    • 024   。 島 で 進 む 連続殺人 と ， 本土 で 進 む 半年前 の 事件 の 解明 とが 並行 して 語 り 進 められ ， やがて ， 驚 きの 事実 が 判明 する

                                      • 025   叙述 式 トリック をさりげなく 散 りばめた 最後 の ドンデン 返 しは 、 冒頭 の 登場 人物 の 「 社会派 ミステリ はもううんざり 」 といったような 台詞 を 思 い 起 こさせ 、 若々 しい 爽快感 に ニンマリ させて 頂 きました

                                        • 025   この 作者 は 「 霧。亭 」 で 驚嘆 させられ 、 「 殺人鬼 」 で 唖然 とさせられ 、 今回 はまた 全然違 う テースト で 、 毎回違 った 味 で 楽 しませてくれます

                                          • 026   。 ただ 、 。多面形 という 形状 ゆえに 、 何度 も 見取 り 図 とにらめっこする 羽目 になる 方 もいるかも

                                            • 027   。 十角館 という 、 簡潔 な 構造 の 屋敷 を 舞台 に 用 いているところが 面白 いと 思 いました

                                              • 027   。
                                                推理 小説 の 場合 、 事。
                                                舞台 の 地理 （ 屋敷 なら 構造 ） とか 、 当事者 の 名前 とか 、 そういう 基本的 な 部分 が 覚 えやすい と 、 謎解 きを 楽 しみ 安 いという メリット があると 思 うので 、 その 辺 が 本格推理 ものとして 非常 に 評価 できるところだと 思 いました
                                                • 063   。 しかし 、 この 二 つの 視点 によって 事件 が 立体的 に 感 じられるし 、 何 よりも 推理 小説 としての 奥行 きが 増 しているので 、 これは 総合的 に プラス に 働 いているだろう

                                              • 029   。
                                                綾辻行人 の 作品 を 初 めて 読 んだのはつい 最近 で … … 。
                                                実 は 、 最新作 の 「 びっくり 館 の 殺人 」 が 初 めてだったのです
                                                • 053   。 。 綾辻行人 の 処女。故 、 荒削 りさは 否 めないながらも 、 それが 逆 に 小説 の 面白 さを 引 き 出 す

                                              • 030   一冊 の 推理 小説 を 読 み 進 めるための 原動力 とは 、 何 と 言 っても ” 解決 への 期待 ” これに 尽 きるでしょう
                                                • 054   ご 当地 グルメ 情報 や 観光情報 に 特化 して 、 トリック はおまけ 的 な 推理 小説 なんかよりは 全然楽 しめる

                                              • 030   。
                                                これは 決 して 無駄 に 長 いと 言 うわけではなく 、 トリック と 流 れ 上 これぐらいの 描写 が 必要 なのは 分 かるんですが 、 。
                                                なんか 一 つ 一 つの 殺人 に 意味 付 けが 足 りないというか 、 読 み 終 わって 少 し 損 した 気分 に
                                                • 062   。 確 かに 他 の 方 が 言 われているとおり 、 人物 描写 が 弱 いところもありましたが 、 その マイナス 点 などどうでも 良 くなるほどの トリック と 驚 きでした

                                              • 031   。
                                                しかし 綾辻 さん 自身 あとがきで 、 この 作品 のあまり の 下手 さに 逃 げ 出 したくなった 、 全面改稿 をすることも 考 えたが 一部 を 直 す 程度 にとどめた 、 と 書 かれています
                                                • 031   。 しかし 綾辻 さん 自身 あとがきで 、 この 作品 のあまり の 下手 さに 逃 げ 出 したくなった 、 全面改稿 をすることも 考 えたが 一部 を 直 す 程度 にとどめた 、 と 書 かれています

                                              • 032   。
                                                。
                                                あまり に 現実 離 れした 設定 、 現実 では 浮気調査 が メイン の 仕事 のはずなのに 。
                                                警察 を 差 し 置 いて 華麗 な 推理 で 事件 を 解 き 明 かす 名探偵 、 それらに リアリズム のなさを 感 じた 時代 もあったけれど 、 純粋 に 謎解 きを 楽 しむための 文学 が 本格 と 聞 いてはなるほどと 納得 するしかない
                                                • 049   しかし 島 からは 出 られない … 、 という 本格推理 。 お 決 まりの 展開 ですが 、 しかしその トリック はそれまでの 常識 を 。 覆 す 、 革命的 なものです

                                              • 033   この 作品 自体 の 感想 としては 、 「 たった 一 つの 事例 だけで 帰納的 に 結論付 けてしまったら イケナイ なあ 」 と

                                                • 034   現実 にあるのかなこんな 設定 ？ あだ 名 で 呼 び 合 うのっておたくっぽくてやだなと 思 って 読 み 進 めましたが 、 ま ~ とにかく 面白 かった ！ とにかく トリック が 現実 にできそうなところにとても 好感 が 持 てました
                                                  • 077   。 舞台 が 日本 であるにも 関 わらず 、 ｢ 十角館 ｣ という 異様 な 舞台 、 登場 人物 のあだ 名 である カー や ポウ 、 そして アガサ などの 著名 人 の 名前 によって 、 錯乱 が 起 きそうだ

                                                • 036   「 社会派 」 だとか 「 新本格 」 だとか 、 そういった 事 はよく 解 らないが 、 タイトル のように 「 久 しぶりに ミステリ を 読 んだ 」 読者 である 自分 が 、 あたかもその 物語 の 一登場 人物 となり 、 「 探偵 」 と 競争 するかのように 「 犯人 」 を 探 し 出 す 興奮 … この 頭 の 奥底 に 眠 っていた 感覚 を 久 しぶりに 引 きずり 出 してくれた 作品 である
                                                  • 015   この 物語 を 読 みながら 「 犯人 」 が 本編 に 登場 した 瞬間 に 、 「 こやつが 犯人 だ ！ 」 と 直感 した
                                                  • 015   この たった １ 行 で 私 の 推理 と 自信 は 、 見事 に 打 ち 砕 かれてしまった ！ 私 のつたない 推理 でも 「 犯人 」 は 見事 に 当 たっていたのだが 、 犯行 の 一部始終 はまる で 的 はずれ・・・
                                                  • 033   「 社会派 」 だとか 「 新本格 」 だとか 、 そういった 事 はよく 解 らないが 、 タイトル のように 「 久 しぶりに ミステリ を 読 んだ 」 読者 である 自分 が 、 あたかもその 物語 の 一登場 人物 となり 、 「 探偵 」 と 競争 するかのように 「 犯人 」 を 探 し 出 す 興奮 … この 頭 の 奥底 に 眠 っていた 感覚 を 久 しぶりに 引 きずり 出 してくれた 作品 である
                                                  • 035   というより 、 誰 が 犯人 だ ？ なんて 事 を 考 える 余裕 もなく 面白 くてどんどん 先 に 進 んでしまいます
                                                  • 036   トリック はかなり フェア に 描 かれている 方 なので 、 絶対 に 犯人 をあててやる ！ と 意気込 んで 読 んでみるのも 良 いです し 、 さくさく 読 んで 騙 される 快感 を 味 わうのもまた 良 し です
                                                  • 042   いわゆる 大 どんでん 返 しはすごかったのですが 、 犯人 に 魅力 がないので トリック が 分 かったあとも 「 へえ 〜

                                                • 036   本格推理 小説 として 非常 に 評価 の 高 いこの 作品 ですが 、 人物 描。等 、 文章 に 厚 みや 味 わいが 感 じられないという 欠点 もあります

                                                  • 036   猟。性 やおどろおどろしい 描写 でなく 、 あくまで 推理 に こだわった 作品 を 探 している 人 には 特 に

                                                    • 039   そして 、 登場 人物 は 、 アガサ 、 エラリー 、 カー など 、 往年 の ミステリ の 巨匠 の ニックネーム で 呼 ばれていること

                                                      • 040   最初 の 数 ページ は 、 青春小。調 の 「 くさい 」 せりふ 回 しや 、 ぶっ 飛 んだ ネーミング が 鼻 につくかも 知 れないが 、 我慢 して 読 んで 欲 しい

                                                        • 040   大分県出身 で 、 この 小説 の 舞台 になる 島 を 実際 に 知 っている 僕 としては 、 この ような 惨劇 があの T 島 で 起 きて 欲 しくないのだが … この 話 しを 読 んでしまった 以上二度 とあの 島 で キャンプ はできない

                                                          • 042   でも 叙述 トリック がばらされたときには 、 今 でいう 「 アハ 体験 」 ができて 気持 ちよかったです

                                                            • 043   。
                                                              エラリークイーン 、 ヴァンダイン 、 ・・・ 中学高校時代 にむさぼるように 読 んだ 、 今 では 古典的 と 言 われる ミステリ ー の 巨匠 たち
                                                              • 043   。 エラリークイーン 、 ヴァンダイン 、 ・・・ 中学高校時代 にむさぼるように 読 んだ 、 今 では 古典的 と 言 われる ミステリ ー の 巨匠 たち

                                                            • 050   べて 見 る 。
                                                              どんでん 返 しにもつまらないものと 面白 いものがありますが 、 本書 は 後者 です
                                                              • 050   べて 見 る 。 どんでん 返 しにもつまらないものと 面白 いものがありますが 、 本書 は 後者 です

                                                            • 052   。
                                                              全 てがわかった 後 、 もう 一度 ( 注意深 く ) 読 んでみると 、 きちんと 犯人 及 び トリック に 結 びつく 布石 が 打 たれているのですが 、 その 巧妙 な 書 き 方 に 私 は 、 知 らず 知 らずのうちに 騙 されて 、 結局真相 にはたどりつけませんでしたら 犯人 わかっちゃう・・・ 。
                                                              本格 ミステリ 好 きには 是非 ！ ！ 読 んでいただきたいと 思 います ( o ^ ∇ ^ o ) ﾉ
                                                              • 052   。 全 てがわかった 後 、 もう 一度 ( 注意深 く ) 読 んでみると 、 きちんと 犯人 及 び トリック に 結 びつく 布石 が 打 たれているのですが 、 その 巧妙 な 書 き 方 に 私 は 、 知 らず 知 らずのうちに 騙 されて 、 結局真相 にはたどりつけませんでした・・・ 。 本格 ミステリ 好 きには 是非 ！ ！ 読 んでいただきたいと 思 います ( o ^ ∇ ^ o ) ﾉ

                                                            • 053   。 一章一章 ごとに 場面 が 入 れ 替 わり 、 互 いの 場面 が リアルタイム で 動 き 出 す

                                                              • 055   孤島 と 本土 、 ２ つの 場面 が 交互 に 進行 するので 、 ダレ ることなく 読 みやすい です

                                                                • 055   どうせ 死 んでゆく 捨 て 駒 キャラ だからなのか 、 孤島 の 登場 人物 たちは 全般的 にやや 人間味 が 薄 いなと 感 じました

                                                                  • 055   映画化不能 な 、 小説 ならではの 叙述 トリック を 満喫 するには 好適 の 一冊 だと 言 えます

                                                                    • 056   たった のたった の 一言 で 、 こんなに 読者 を 驚 かせ 、 唖然 とさせる 言葉 力 ！ ！ 思 わず 、 ページ をめくり 返 してしまう … そんな 一冊

                                                                      • 057   人間 が 描 けてないと 言 う 批評 もあるようですが 、 そんな 茶々 を 吹 き 飛 ばすくらい 面白 いです

                                                                        • 060   次 は 誰 ？ どうやって ？ 犯人 はなんとなく 、 最初 の 方 で 「 こいつだ ！ 」 と 感 じたんですが 、 最後 まで トリック がわからず 、 楽 しみながら 読 みました
                                                                          • 045   ただ 、 犯人 の 動機 に 関 しては 、 ありえるんだけど 、 ちょっと 弱 い 気 がしたので 、 二点減 らしました

                                                                        • 062   あと 、 この 本 を 読 む 方 は 、 有名 な 推理 小説作家 の 名前 、 コナン・ドイル （ ホームズ ） 、 モールス・ルブラン （ ルパン ） などを 知 っていた 方 がいいです
                                                                          • 062   たくさんの 推理 小説作家 の 名前 が 登場 しますので 、 これらの 名前 を 知 らなければ 面白 みが 半減 します

                                                                        • 063   孤島 独特 の 緊迫感 を 期待 する 読者 には 、 この 点 は 多少 マイナス に 働 くのかも 知 れない

                                                                          • 063   ーをすべて 見 る 。 事件自体 は 孤島 で 起 こるのだが 、 視点 が 本土 と 島 とを 行 き 来 するため 、 読者 は 島 や 館 の 雰囲気 にどっぷり 浸 かるという 感 じではない

                                                                            • 064   。 。 もう 一 ひねりあるかなと 思 って ページ をめくったら 、 そこは 作者 後書 き 。 と 解説 だった

                                                                              • 064   。
                                                                                。
                                                                                アガサ ・クリスティ の 「 そして 誰 もいなくなった 」 以来 、 多 くの 作家 が 。
                                                                                扱 ってきた 、 悪 く 言 えば 使 い 古 された パターン
                                                                                • 008   その 後 はすっかり 中毒 になって シリーズ を 買 いあさり 、 他 の 作家 の 作品 も 物色 したりで 今 に 至 っています

                                                                              • 064   外部 から 隔絶 された 孤島 を 訪 れた ミステリ ーサークル の メンバー 。 が 、 一人 ずつ 殺 されていく

                                                                                • 065   デビュー 作 だけあって 、 文章 力 は 、 「 霧。
                                                                                  邸 ・・・ 」 を 読 んだ 直後 でもあり 、 平易 なものを 感 じますが 、 本格 ミステリ ー としては 、 素晴 らしいです
                                                                                  • 065   「 霧。邸 ・・・ 」 で 、 非日常的 な 設定 が 面白 くて 、 氏 の 館 シリーズ に 興味 を 持 ちました

                                                                                • 067   。 アガサ クリスティ の 「 誰 もいなくなった 」 は 現代 の 我々 がよむと 、 少々違和感 を 覚 えてしまう

                                                                                  • 067   すべて 読 み 終 わったとき 、 トリック がわかったときに 、 また 読 み 直 したくなる 感覚 をもてるのが 素晴 らしいと 思 う
                                                                                    • 031   そのため 読 み 直 す 作業 も 、 ただ トリック を 確認 するだけで 楽 しさはあまり 感 じられませんでした

                                                                                  • 067   実 は 私 は 、 綾。
                                                                                    作品 および ｢ 館 ｣ シリーズ を 読 むのは ｢ 十角館 ~ ｣ が 二 つ 目 だったのですが 、 どんでん 返 しのあの １ 行 に ビックリ しました
                                                                                    • 067   綾辻 氏 の 「 十角館 の 殺人 」 は 、 その 点違和感 を 感 じずに 読 み 進 められる

                                                                                  • 069   。 でもさ 、 20 年前 の バブル 華 やかりしころ 、 美人 で タカビー な 女 が ベージュ の ジャンンパースカート はくとは 思 えないんだよね

                                                                                    • 070   レビュー をすべて 見 る 。
                                                                                      。
                                                                                      女性 の 相性 が アガサ と オルツィ と 姓名表記 が 一致 しない 等 根本的 な 人 の 名前 の 付 け 方 に 問題 はあるし 種種 の ミステリ の 状。
                                                                                      模倣 が 多 いと 欠点 はありますが 叙述 の トリック としたのは 上質 なので 楽 しめるんじゃないですか 今 となっては off 会 の 連中 が。
                                                                                      。
                                                                                      にあっているようなものだけど
                                                                                      • 070   レビュー をすべて 見 る 。 。 女性 の 相性 が アガサ と オルツィ と 姓名表記 が 一致 しない 等 根本的 な 人 の 名前 の 付 け 方 に 問題 はあるし 種種 の ミステリ の 状。模倣 が 多 いと 欠点 はありますが 叙述 の トリック は 上質 なので 楽 しめるんじゃないですか 今 となっては off 会 の 連中 が。。 にあっているようなものだけど

                                                                                    • 071   まず 、 ・クリスティ ー の 「 そして 誰 もいなくなった 原型 である アガクリスティ ー の 有名 な 「 そして 誰 もいなくなった サ 」 だの 「 エラリィ 」 だのと 、 ミステリ にちなんだ ニックネーム で 呼 び 合 うなんざ 、 笑 ってしまいますね
                                                                                      • 035   アガサ クリスティ ー の 有名 な 「 そして 誰 もいなくなった 」 の 、 日本 番 ？ です
                                                                                      • 037   まず 、 原型 である アガサ ・クリスティ の 「 そして 誰 もいなくなった 」 を 読 んでおくのがよい と 思 う

                                                                                    • 072   。 二人称 「 おたく 」 って 使 っているし ･ ･ ･ ･ 。 女子 に 炊事 まかせっきりだし

                                                                                      • 075   。 なんで 大抵 の 場合 は ロジック が 面白 いかどうかで 優劣 が 決 まるのですが … … 。 叙述 トリック というまやかしを 取 り 除 いて 、 ロジック の パズル 性 を 評価 してみると 、 なんというか 平凡 で 面白 味 がありませんでした
                                                                                        研究 開発