- 「天下の春を集める」
さまざまな花前線がさざなみのように通り過ぎ、天下の春を集めて、それを北方に送り出してやる(石川啄木)
「堀口の詩」と「啄木の日記」に通じあうキーワードは、寒村の故郷を思う心、であろう・・・
- ああ、上野駅
「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」
しかし、昭和の啄木と言われた寺山修司の歌は「ふるさとの訛なくせし友といてモカコーヒーはかくまで苦し」というのです
- 人生は融通がきくもの
この頃の啄木は、家族と共に東京の本郷にある「喜。床」という床屋の二階を間借りしていました
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