- 番町にて奇物に逢ふ事
「……何処(いずこ)へ参ったものであろう……」 「……いえ、短い間のこと故、何処(
- 耳嚢 不思議なしとも難極事
「……お恐れ乍ら……この法名……これは、その……拙者の家内(いえうち)の誰か彼れから……何やらん、その名を、お聴き及んで付けられたので御座ろうか?……」
- 耳嚢巻之四館林領にて古き石槨を掘出せし事
「……然らば……寺内(てらうち)のことなれば……勝手に致すがよかろう
- 耳嚢巻之四不時の異變心得あるべき事
「……あの時は、五人組の方へ、失踪した父親の田畑(でんぱた)を差し出し、目ぼしい家財の質入れなども依頼しておいた故、この上は彼らが、うまく塩梅して処理してくれるものと考えていた
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