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大原御幸 近藤乾之助(国立能楽堂開場記念公演)
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宝生流国立能楽堂2008.9.13 シテ近藤■之助 大納■局小倉伸二郎、阿波内侍金井雄資 後白河法皇田崎隆三 ワキ宝生閑、ワキツレ大臣森常好 ■舁高井松男大日■寛、アイ野村小三郎 大鼓安福建雄、小鼓■駒幸英 笛一■仙幸 大原御幸(オハラゴコウ:喜多流は小原御幸と表記します)は三番目物でたぶん唯一の舞のない曲動きも少ないうえに上演時間も長く、一般受けしない要素を多々持っている曲です 謡を中心に聞かせる曲と言ってもよいでしょうし、江戸時代初期頃には上演されずに素謡用の曲として伝えられていたという話もあります じゃあつまらないのかというと、これは好みの問題でしょうね 私は数年前、金春の本田光洋さんがなさったのを観て、思わず涙がこぼれるほど感動しましたが、さてその会の休憩時間に「なんでこんな能をやるのかねぇ」「動きが無くてなぁ」と話し合っておられる老紳士達の声を聞きまして、確かに人それぞれと思った次第 平家物■灌■巻(カンジョウノマキ)を能化したもので、大原寂光院に隠棲している建礼門院徳子のもとを、後白河法皇が訪れるという話です 後白河法皇はツレとして登場しますが、後で触れるように大変重い役所なので、相応の役者でないと演ずることが難しいところこのため金春流ではほとんど演じられることがないようで、私が観た時のツレは、まだ宗家になられる前でしたが金春安明さんでした さて曲の展開は明日からに *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** このブログの記載方法などについてまとめています( リンク )初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
呉服 小倉健太郎(五雲会)
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宝生流宝生能楽堂2008.10.18 シテ小倉健太郎、ツレ高橋憲正 ワキ大日向寛、アイ石田幸雄 大鼓原岡一之、小鼓古賀裕己 太鼓小寺真佐人、笛小野寺竜一 クレハと読みます「ゴフク」ではないだろうなとは思っても、それなら「クレハトリ」の方がありそうに思えますクレハだったら呉羽の方が思い浮かびますが、この読みは謡の中にあるとおり「呉服の里(クレハのさと)」の地名に基づくようです 呉服の里は現在の大阪府池田市にあり、呉服神社(もちろんクレハジンジャ)が鎮座しています 日本書紀の応神天皇三十七年の記事に、機織りなどの技術者を求めて呉の国に使いを出し「呉■於是与工女■媛、■媛、呉織、穴織、■婦女」と四人の女性が使わされたとありますこのうちの呉織、穴織の二人が住んだ地が呉服の里で、呉服神社は応神天皇と呉織媛を祭神としているそうです さてこの能ですが、脇能として作られています後場で神が来臨し国土を祝福したり、寺社の縁起を物語るという脇能の形に添って作られているのですが、そうは言っても、前場でシテツレが若い女性二人として登場し、後場のシテが中ノ舞を舞うというのは、脇能としては珍しい部類でしょうね 舞台はまず脇能らしく、真ノ次第でワキ、ワキツレが登場してきますいわゆる大臣ワキですので、紺系の狩衣を着けたワキ大日向さんに、赤系の狩衣のワキツレ、梅村さんと高井さんが登場してきます脇能前場のワキの出って、なんだかすっきりした感じがして私は好きですが、大日向さんの雰囲気はこうした曲に合っているように思っています ワキの一行は住吉明神に参詣し、これから浦伝いに西宮に参ると言い、道行きを謡って呉服の里へとやってきます さてこの続きはまた明日に *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** このブログの記載方法などについてまとめています( リンク )初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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