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- 超訳万葉集(第2巻)[141〜55]
■天智天皇の時代(626-72、在位668-72)
天皇が重い 病気 になられたとき皇后のたてまつられた歌
- 超訳万葉集[76〜84]
■奈良の佐紀の宮で、長皇子(?-715)と志貴皇子(668?-716)が宴を開いたときの歌[天武系と天智系の皇位とは無縁のいとこ同士は風雅の友だった]
[84]
秋になれば
ほら
あそこに見えるでしょ
妻恋しさに
鹿がなくのですよ
あの高野原の上では
- 超訳「万葉集」[1−10]
■斉明天皇(在位655-61)の時代、額田王の歌
[8]
熟田津(にぎたづ)[現在の 松山 あたりか]から
船を出そうと
月の出を待っていると
潮もよい具合
ここともお別れ
さあ、こぎだしましょう
- 超訳万葉集[67〜75]
■太上天皇(持統天皇)が 吉野 の宮におでましになったとき、高市連黒人(たけちのむらじ・くろひと)のつくった歌
[70]
大和のほうに
鳴いていくのだろうか
子を呼ぶ呼子鳥[カッコウ]が
象(きさ)の中山を
鳴きながら越えていく
- 超訳「万葉集」[11−21]
■天皇が滋賀の蒲生(がもう)[近江八幡あたり]の野で狩りをされたときに、額田王がつくった歌
[20]
あかね色に輝く
紫野をゆき
御料地の
標野(しめの)を
戻っていくわたし
野の番人に見られたかしら
あなたが袖をふっているのを
恋のアバンチュールね
- 超訳「万葉集」[34─44]
■持統天皇が 吉野 の宮に行幸されたとき、柿本人麿(660-720ごろ)のつくった歌
[36]
あまねく国を治められる
わが大君の
すべられる
天下に
くには
数々あれど
清らかな
山や川に囲まれた
お気に入り の
吉野のくにの
花の散る
秋津の野辺に
宮柱も太く
ご着座されると
あまたの
大宮人が
船をならべ
朝夕
競うように
川を渡り
集まってきます
この川が
絶えることなく
この山が
いつまでも高いように
水のたぎる
滝の都は
何度見ても
見飽きることがありません
- 超訳万葉集(第2巻)[103〜13]
■持統天皇が 吉野 に出かけられたとき、同行した弓削皇子(ゆげのみこ、673?-99、天武天皇の第9子)が長寿を祈って額田王(ぬかたのおおきみ)に贈った歌[持統天皇の吉野行は693年か]
[111]
昔を懐かしんでいる
鳥でしょうか
ゆずりはの
泉のうえを
鳴き渡っていきます
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