- 牛久(うしく)藩用人・山口四兵衛
山口 用人とすれば、 平蔵 が出世が確約されている進物の士であるから、この際、藩のためにいささかなりと恩を売っておくつもりであったが、相手の関心が、宗家から別れた一団にしかないことを察し、落胆をおぼえていた
- 茶寮〔貴志〕のお里貴(りき)
平蔵 は、 里貴 に似たおんなを 田沼 宿老の中屋敷で見たと洩らしそうになったが、
「で、 夏目 うじは、いつからの馴染みで---?」
「室の 菸都 (おと20歳)が、女将と知己とかで---」
「さようでしたか
- 松平賢(よし)丸定信
平蔵 は、14歳のときに得た初体験を話した
- 現代語訳『よしの冊子』(まとめ 5)
平蔵 も、 豊前守 から謙虚さを学んだ
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