- 坂道の向こう Ⅸ 九、昌美の皆様への恩返し
そうして俊彦にすればどうしても、昌美の事が気になるのか、 「昌美ちゃん!僕は家の庭で話してた頃はてっきり大人になったら小説家か、新聞社のレポーターか、何かに、と思ってたんだが」
と、言う俊彦の、今でも自分に興味を持ってるような言葉に、 「お兄ちゃんね
- 坂道の向こうⅥ
そうして側にきた弥生は俊彦に 「正田さん!何か?」 「やあママ!すまないけど、先程までピアノを弾いてた娘は何と言う人なの?」と、 俊彦の言葉に弥生は、 「ああ!昌美ちゃんの事、あの娘とは田舎が一緒なの、それに家とは親戚なんだけど」、 しかし、弥生は、昌美の事は内容からして言い辛いのか?それ以上の言葉は出なかった
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そうして、 「お兄ちゃん!」と、 「やあ!昌美ちゃん」 と、言って、俊彦は、両手を大きく広げ、昌。全体を向かえるようにした
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