- 宇野浩二芥川龍之介二十二~(1)
ところが、その㈠だけをやっとの思いで書き上げて、昭和二年の一月二日に、田端の自宅に、帰って来た芥川は、一月早早、思いがけない災難に遭〔あ〕った
- 宇野浩二芥川龍之介二十一~(1)
ところで、この年〔とし〕(つまり、大正十四年)の四月の中頃から五月の初め頃まで、芥川が、修善寺に滞在したのは、病気の養生のためでもあろうが、憂さ晴らしのためでもあったのではないか
- 宇野浩二芥川龍之介二十一~(5)
ところが、『点鬼簿』は、誠に果〔はか〕ない作品である、(「果〔はか〕なくなる」とは、世を去る事である、死ぬ事である、)しかし、実にしみじみした作品である
- 宇野浩二芥川龍之介二十一~(2)
ところで、昭和二年の一月一日まで『小さな家出』をしていた、とすれば、芥川は、一月二日には、田端の家に帰っていた、という事になる
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