- リコー杯女流王座戦&下剤
着替えて健診センターの受付で支払いも済ませました。病院での清算は常に1階の総合受付でしていたわけですが,検診と通院ではシステムが違っているようです。1階ですといくらか待たされることになりますが,ここはすぐに支払い可能ですから,この点でも助かりました。そしてこのときに二錠の下剤を渡されました。これはバリウムを飲んだ場合には必ず処方されるもの。技師の話では帰路の途中に効果が出てしまうとまずいので,飲むのであれば帰宅してからにした方がよいということでしたから,ここでは服用せずに持ち帰りました。ただし,すぐには帰らず,1階の食堂で朝食を摂りました。前日の夕食以降は何も食べていませんでしたから,朝食があまり遅くなって,もしも 副作用 の低血糖が発症してしまってはまずいという心配がありましたので,これは予定通り。ただ,ここの食堂は朝は昼とメニューがまったく違っていたので,その点は驚きました。この時間だとモーニングセットのようなものしかなかったのです。
帰宅したのは10時10分過ぎだったでしょうか。下剤は飲んでいなかったのですが,ほどなくして便意を催したので排便。バリウムを飲んだ場合に特徴的な白色の便が出ました。なので結局のところもらった下剤は服用しませんでした。ただ,実際にはこの時点ですべてのバリウムが排泄されたというわけではなかったようで,翌日にも,このときほどではなかったのですが,白色の混在した便が出ました。
結果は翌週の金曜となる14日に郵送されてきまして, 父 の死因となった大腸癌についてもまた胃癌についても異常なしとのこと。ただし伝達は医師の口から患者の耳へということが決まりになっているようで,後日には電話もありまして,僕が医師から異常なしという話を直接聞くことになりました。検診の前後の話から察すると,この伝達というのはかなり厳格に決められているもののようで,電話であったとしても医師から患者へというのが約束事のよう。したがってたとえば留守番電話に結果を入れておくということも許されないようです。これについては患者のプライバシーはもちろん,医師の守秘義務とも関係しているようです。
- 新人王戦&第一部定理一八
ある人間の精神の本性を構成するとともにほかのものの観念を有する限りで神のうちにある観念が原因となって別の観念が結果として生じる場合,いい換えればある人間の精神の一部を構成している混乱した観念が原因となって別の観念が結果として生じる場合には,これをこの人間の精神の純粋な思。作用であるとはみなし得ないということに注意するならば,マシュレと僕との間にあるであろう 相違点 のうち,第一の場合というのが現実的には生じないであろうということは,今回のテーマでここまで詳しく考察してきたこと,とりわけ 自己原因と原因 との関係をスピノザの哲学においてどのように考えるべきであるのかということに,これもまたスピノザの哲学を独自のものとして特色づける要素のひとつであるといえる内在性の観点を導入することによっても説明することができると僕は考えています。そして考察の継続性ということを考慮に入れるならば,こちらの説明の方が,今回のテーマの中でこのことを説明する方法としてはむしろ相応しいのではないかと思います。
ただし,スピノザの哲学における内在性という観点,これは別のいい方をするなら,一切の超越的な観点の否定ということになろうかと思いますが,このことについてはこれ以前の考察においてもあまり詳しく探求したことがありませんから,まずはそのことの意味を捕えておく必要があるでしょう。ここでは第一部定理一八を援用します。
「神はあらゆるものの内在的原因であって超越的原因ではない」。
ここでいう内在的原因というのは,その結果を自己自身の中に産出するような原因であり,超越的原因というのはそれとは逆にその結果を自己自身の外に産出するような原因のことです。これはスピノザの哲学に特有の術語ではなく,スコラ哲学で用いられている用語で,ここではスピノザもそこで用いられている意味に準じています。ただし,スコラ哲学でこのタームが用いられる場合とスピノザの哲学で使用される場合には大きな相違があります。スコラ哲学では神は超越的原因と規定されていますが,スピノザはここで内在的原因であるといっているからです。この意味において,内在性はスピノザの哲学を特色づけるひとつの要素となっているのです。
- 倉敷藤花戦&配分変更
さらに月が開けて10月4日。みなと赤十字病院の 通院 の日でした。
この日の ヘモグロビンa1c は7.1%。実はこの間は血糖値はわりと良好な状態で保たれているという印象を僕自身は抱いていましたから,少しとはいえ悪くなっていたのは意外でした。ただ,この間には父の死ということがあって,いろいろとストレスを感じることは正直いってありましたから,もしかしたらそのあたりのことが反映されてしまったのかもしれません。
一方,糖定性,尿糖ですがこれは4+ということで,前回と変化はありませんでした。ただ,体重の方は49�でしたので,少し増えました。前回は夏の盛りで,あるいは単に夏やせをしていたというだけのことだったのかもしれません。
そしてこの日も血糖値が非常に高く,308�/ でした。検査詳細票をみますと,。済という文字が印字されていますので,おそらく再検査してみたということではないかと思います。通院の日は1日オフになりますから,起きる時間も遅くなり,したがって朝食も普段よりは遅れがちです。また,病院というのはただそれだけでストレスがかかるような場所であるとはいえるわけで,そういう意味では高くなりがちであることに理由はあるといえるでしょう。ただ,前回のときにも高かったので,м先生は血糖値計測の結果を記入した自己管理ノートを見て,インスリンを注射する量の変更を決定しました。この日まで,朝食前は0.1mlのインスリンを注射していたのを0.12mlに増量し,その代わりに昼食前に0.08mlだった量を0.06mlに減らすことになったのです。つまり,1日に注射するインスリンの総量自体は変更せず,その配分を変えるということになったのです。
ヘモグロビンa1cは高いとはいえ,�型糖尿病としてはまずまずなのでインスリンの総量を変更する必要はない。しかし昼食前は血糖値が高く,対して夕食前は安定しているので,それに対処するというのがこの変更の目的であるということになります。すでにこれを翌5日から実行していますが,確かに効果は出ているようには思います。あとはこれを次の通院の日にм先生がどう判断するかということでしょう。次の通院は12月6日です。
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