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種田山頭火 「思ひ出が」
種田山頭火「思ひ出が」 おもひでが風をおよぐ真鯉緋鯉が おもひでがそれからそれへあんまりバスがゆれて おもひでがそれからそれへ酒のこぼれて 合歓の花おもひでが夢のやうに 水音がねむらせないおもひでがそれからそれへ 麦の穂のおもひでがないでもない
種田山頭火 「いつまでも咲き」
種田山頭火「いつまでも咲き」 落ちては落ちては藪椿いつまでも咲く 住みなれて藪椿いつまでも咲き 寝てゐるほかない茶の花のいつまでも咲いて
種田山頭火 「すなほ」
種田山頭火「すなほ」 けふもいちにちすなほに暮らせた蜩で こゝろすなほに御飯がふいた すなほに咲いて白い花なり 竹となりゆく竹の子のすなほなるかな 竹の葉のすなほにそよぐこゝろを見つめる はこべ花さく旅のある日のすなほにも 松のみどりのすなほな掌をあはす 晴れてすなほに竹はゆれてゐる朝
種田山頭火 「秋風……」
種田山頭火「秋風……」 秋風あるいてもあるいても 秋風、行きたい方へ行けるところまで 秋風けふも乞ひ歩く 秋風こんやも星空のました 秋風の鉄鉢を持つ 秋風、ひろうてタバコいろいろ味ふ 秋風また旅人となつた
種田山頭火 「知らない」
種田山頭火「知らない」 風ふく草の、鳴きつのる虫の、名は知らない しぐれて山をまた山を知らない山 たれも知らない悩みがたえない秋に入る どこまでも咲いてゐる花の名は知らない 何といふ草か知らないつゝましう咲いて 寝ころぶや知らない土地のゆふべの草 春の夜の明日は知らない
種田山頭火 「知らない道」「知らない鳥」
種田山頭火「知らない道」「知らない鳥」 けふも濡れて知らない道を行く 濡れて知らない道を歩く さえづりかはして知らない鳥が知らない木に 春めけば知らない小鳥のきておこす
種田山頭火 「秋草」
種田山頭火「秋草」 からだを投げだして秋草秋雲 米買うてぶらさげてもどる秋草とりどり 誰やら休んだらしい秋草をしいて私も なつかしい足音が秋草ふんでくる 寝ころんで見わたせば秋草だらけ はじめてのをはりのみちで秋草さきみだれ
種田山頭火 「どうにか」
種田山頭火「どうにか」 どうにかならない人間があつい湯のなか どうにかなるだらう雪のふりしきる 波音かすかにどうにかならう 猫柳どうにかかうにか暮らせるけれど
種田山頭火 「思ひ出の」2
種田山頭火「思ひ出の」2 そのかみのおもひでの海は濁りて 月見草もおもひでの花をひらき 野原をよこぎるおもひでの月がかたむいた バスも通うてゐるおもひでの道がでこぼこ 蕗のとう木曽はおもひでの山よ水よ ふとおもひでの水音ばかり 冬夜さめてはおもひでの香煎をすゝります 干しならべておもひでの衣裳が赤く青く _麦、おもひでのうごきやう
種田山頭火 「思ひ出の」1
種田山頭火「思ひ出の」1 あれもこれもおもひでの雨がふりかゝるバスで通る いやなおもひでのこぼれやすいはなだ 梅が香もおもひでのさびしさに おしろい花もおもひでのたんと咲いてゐる おもひでの草のこみちをお墓まで おもひでの葉ざくらのせゝらぐ おもひでのみち尾花墓場まで 夾竹桃、そのおもひでの花びら燃えて 鶏頭赤くおもひでのつくるなく
種田山頭火 「……秋風」
種田山頭火「……秋風」 生きものみんな日向へ出てゐて秋風 法衣(ころも)吹きまくるはまさに秋風 地べたとぶてふてふとなり秋風 軒からぶらりと蓑虫の秋風 覗いてる豚の顔にも秋風 蝿が打つ手のかげが秋風 みごもつていそがしい虫でまさに秋風 道はまつすぐなプラタナスの秋風
種田山頭火 「秋風の……」
種田山頭火「秋風の……」 秋風の石を拾ふ 秋風の石を祀つて拝んでゐる 秋風の地べたのてふてふ 秋風の旅人になりきつてゐる 秋風の、腹立ててゐるかまきりで 秋風のふく壁土のおちること 秋風のふるさと近うなつた 秋風の街角の一人となりし 秋風の水音の石をみがく 秋風の水で洗ふ
種田山頭火 「秋風」
種田山頭火「秋風」 朝の秋風をふきぬけさせてをく あるくほどに秋風の水のうまうなり 吹きぬける秋風の吹きぬけるままに めつきり秋風となりうらから吹く もう秋風のお地蔵さまの首だけあたらしい もう秋風のすゝき穂をそろへ わたしがわたしに秋風の小包一つ
種田山頭火 「秋空」
種田山頭火「秋空」 しんじつ秋空の雲はあそぶ しんみり秋空の孤独をゑがく 八十四柱しゆくとして秋空のました
種田山頭火 「……秋空」
種田山頭火「……秋空」 足は波に、舟べりに枕して秋空 岩があれば水があれば秋空 送電塔がずうつと秋空 旅で果てることもほんに秋空 卵を産んだと鳴く鶏の声が秋空 釣糸の張りきつて澄んで秋空 なつめはみんなうれておちて秋空 播いた種が芽生えてくる秋空 水は透きとほる秋空
種田山頭火 「二人で」
種田山頭火「二人で」 青葉につゝまれてふたりで死んでゐる 枯草あたゝかう幸福な二人で ぬれてふたりで大木を挽いてゐる ふたりでふみゆく落葉あたゝかし 夕焼、めをとふたりでどこへゆく をさないふたりで摘みきれない花でなかよく
種田山頭火 「二人で歩く」「二人で食べる」
種田山頭火「二人で歩く」「二人で食べる」 あたたかすぎるふたりであるく 春の雪ふるふたりであるく 星が流れる二人で歩く寒いぬかるみ けさも二人でトマト畑でトマトをたべる 雪から大根ぬいてきてふたりでたべる
種田山頭火 「よい月」「よい月夜」
種田山頭火「よい月」「よい月夜」 雲がいそいでよい月にする 人間がなつかしい空にはよい月 葉ぼたん畑よい月がのぼる ほんによい月のきりぎりす よい月の葉ぼたんのよさ みんな寝てしまつてよい月夜かな よい月夜の誰かを待つ
種田山頭火 「よい雨……」
種田山頭火「よい雨……」 よい雨が音たかくふる、これで十分 よい雨の、草や小供やみんな濡れ よい雨の窓をあけはなつ よい雨のよい水音が草だらけ よい雨ふつた朝の挨拶もすずしく
種田山頭火 「思ひ出は」
種田山頭火「思ひ出は」 おもひでは暑い河原の石をふみ おもひではあまずつぱいなつめの実 おもひではかなしい熟柿が落ちてつぶれた おもひでは汐みちてくるふるさとのわたし場 おもひではそれからそれへ蕗をむぎつつ おもひでは菜の花のなつかしさ供へる おもひでは波音がたかくまたひくく おもひでは山越えてまた山のみどり ふるさとはおもひではこぼれ菜の花も
種田山頭火 「……思ひ出」
種田山頭火「……思ひ出」 あかるくあつくあふれる湯にひたりおもひで ここにもじゆずだまの実のおもひで こぼれ菜の花もをさないおもひで 大根の煮えるにほひもふるさと遠きおもひで やうやく見つけた蕗のとうのおもひで やつぱり出てゐる蕗のとうのおもひで
種田山頭火 「秋空……」
種田山頭火「秋空……」 秋空ただよふ雲の一人となる 秋空遠く運動会のどよめきを 秋空に雲はない。を割つてゐる 秋空のあかるさに処女のうつくしさ 秋空の井戸がふかうなつた 秋空のどこかそこらで何か鳴く 秋空の墓をさがしてあるく 秋空へ屋根葺きあげてゆく
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