- ふるさとはみかんのはなのにほふとき
<日_詩句>-5
わたしの屍体に手を触れるな
おまえたちの手は
「死」に触れることができない
わたしの屍体は
群衆のなかにまじえて
雨にうたせよ
—田村隆一「。棺」より-昭和31年—
- 大楠の枝から枝へ青あらし
<日_詩句>-6
ぼくの漂流は
どこまで漂流していくのであろう
退屈な楽器や家財道具をのせて
いまにも沈みそうではないか
畢竟難破だけが確実な旅程の一つであろう
—村野四郎「春の漂流」より-昭和34年—
- 初夏の坊主頭で歩く
<日_詩句>-7
なんという駅を出発して来たのか
もう誰もおぼえていない
ただいつも右側は真昼で
左側は真夜中なふしぎな国を
汽車は走りつづけている
—石原吉郎「葬式列車」より-昭和37年—
- ほつくりぬけた歯で年とつた
<日_詩句>-32
- 何でこんなにさみしい風ふく
<日_詩句>-31
- 【読書】名文どろぼう
<文面>けつかうなるいもありがたう <意味>結構なる芋ありがとう <誤解>ケツが唸る芋ありがとう
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