- 山頭火と放哉 「霜踏む」
種田山頭火
けふは逢へる霜をふんで
霜のきびしさ霜をふんでまうでる
霜をふんであんたの方へ
霜をふんでくる音のふとそれた
また逢ふまでの霜をふみつゝ
尾崎放哉
。踏むで指す方もなき花。哉
- 山頭火と放哉 「栗」
種田山頭火
雨ふる。負うて来て雑魚に代へて
山寺のしづけさは。栗もおちたまゝ
尾崎放哉
大きな栗を一つたもとから出してくれた
栗が落ちる音を児と聞いて居る夜
栗のいが朝の下駄で踏みわる
栗をむす湯気のなかの。者な顔だ
- 山頭火・・・と言う俳人
種田山頭火・・・・・・時どきブームが来る
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