- 使命と魂のリミット 東野圭吾
最近なんでも映像化される著者の作品の中で、
映像化されていない珍しい作品なのだが、
映像化されないのもそれなりに理由はあるものだなと思った
- 北村薫についてあれこれ・・・
新人と云うには余りにも老練で洒脱、しかも驚くほどのペダントリー、
しかしそれにしては主人公である「私」の滴る様な瑞々しさはどうだろう?
「北村薫」とは誰なんだ?誰かの変名か、もしくは驚異の新人なのか?
当時刊行され始めたばかりの「このミステリーはすごい!」誌などでも、
「覆面作家」北村薫の正体を推理する様な企画が有ったりした物だ、
まあ内部告発からガセネタまでネットで横行する昨今では考えられない話で、
今なら物の3ヶ月もしない内に正体がネットに曝されてしまう所だろうが、
まだあの頃はそう云う愉快な試みが成立していた最後の時代だったのだ
- 過去の読書 2005
最終的に「うわー、この人がこれをしてたのか」という驚きはあるものの、その驚きが不自然で書
いてあるからそうなんだと思っただけなんですよね
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