- 第三回・東京読書会レポート
夢野久作の作品について、これほど語れる機会は、めったにないでしょう
- ドグラ・マグラ
夢野久作は、全人類皆平等に狂っていると言っている
これを書いてる僕も今これを読んでくれてる人も他人事じゃないぞと
- 徳川夢声の小説と漫談これ一冊で
夢声が国民的なマルチタレントとして活動していた頃の事は当然知らないし、
個人的に認識したのは戦前・戦後の探偵小説関連の本を読んでいた時に、
作家でも無いのに良く出て来る、ケッタイな名前のおっさんとしてである
- 根本敬・狂い咲きの刊行ラッシュ
勿論これは例によって何処かで著者が聞いて来た話の小説化なのかも知れないが、
どす黒いユーモアーは夢野久作の「ゐなか、の、じけん」を髣髴とさせる物だし、
ある種、伝統的な日本の「私小説」の濃厚な変奏曲としても読む事が出来る筈だ
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