- 見える傷跡、見えない傷跡
能子「あの能装束、継さんが用意してくれたの…」鮮やかな紅白の能装束と…、
- 宿った命、失った心
能子「もうッ!」と肘で小突いて、その瞬間、池田さんの姉上様 美作君(みまさかのきみ)の横顔が思い浮かんだ
- ちょっとぉおぉ〜…!!
能子「そう…保障された私の家族が、ことごとく、死んでいったわ」
松殿「そりゃ気の毒だ
- 神に、好かれそうなタイプ
能子「いえ、私はお見送りです」ブンブン!と大きく右手を振った
- 遡上しマス!
能子「おしゃべりッ!」
冷泉院「あら、一人で美肌の独占は…」と能子の鼻をピン「ダメよ♪」と弾いた
能子「ィタッ」と鼻さすった、その仕草が、
- それぞれの苦痛
能子「すみませんでした」と勝手に出掛けた事に謝罪した
- シテ
能子が生まれた平家は、水と芸能の神 弁財天を崇拝している
- 兄妹の素性
能子「あ…」と不安を感じ、腰を浮かせた能子を制し、忠「俺が…」と、二人の後をこっそり追って厠に向かった
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