- 人生の「競争」などしないこと
そう思うと何がよいのかわからなくなります
- 変わりなき日々Ⅳ 四、谷底を彷徨う家庭
そうして、 「それから数十年して貴女が俊之を連れて来たの、その頃はまだ舅も姑も、 年は取っていても元気だったから何か在った時、私が庇って上げられたかどうか、そんな事を思うと、あの時はあれで良かったのかなと思うの、俊之も性格的にも真面目だし、貴女の事も忘れて居ないようだしこれは時間が過ぎれば解決すると思うわ」 はるは一方的に話しているのですが、博美にすれば、俊之の事もそうですが、大阪に居ている幸三や佳織の事など考えていれば、そのはるの返答にどう答えれば良いのか解らなかったのです
- 変わりなき日々Ⅲ 三、家庭は谷底へ向かって
そうして思わず我に帰った博美は、 「ええ!俊之が、どうしたと言うのです?」 もう今の博美には、幸三の事も、佳織の事も頭に無いのでしょうか、直隣の部屋、それは、隣と言ってもベニヤ板の合板で仕切った簡単な仕切りですから、よほど小さい声で話さない限り、丸聞こえなのですが、そんな事も気にならないのでしょうか、博美はその後の事を問いただしていました
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